中山記念2023消去法予想を活用して
人気馬を嫌い穴馬候補を探していきます。
消去法=データが全てと捉える方がいますが
正解は「データから見えてくる問われる適性」を
アナログ的に予想につなぐことです。
馬は数字ではないですからね^^
中山記念2023予想の参考になれば幸いです。
中山記念2023予想で活用できそうな
消去法のデータ=消しデータをまずはご紹介します。
その上で
「なぜ」このような結果になっているのか
どういう適性が問われるのかを解説していきますね。
まずは…
///前年のJRA・GⅠに出走経験があるか・ないか///
ある【9,7,9,39】
ない【1,3,1,54】
※過去10年の結果
※見方:ありは1着9頭、2着7頭、3着9頭、4着以下39頭の意味
この手のデータで気を付けないと行けないこと
想像つきますか?
せっかくなので少しだけ考えてみてください。
……
…
はい、G1出走経験あるとはいえ
安田記念18着の馬は「ある」のカテゴリーに入り
G2毎日王冠1着、G2セントライト記念勝ち馬で
G1に出走していなければ「なし」のカテゴリーに入ります。
「だから」データ=数字遊びはダメなんです。
こういう点は注意しないといけないですね。
その上で中山記念2023消去法予想データで
ない【1,3,1,54】
5頭が好走=馬券になっていますが
どういう馬なのか深堀してみていきましょう。
■2021年
1着ヒシイグアス/1番人気
…前走G3中山金杯1着、3連勝中=前年G1に出るような立ち位置ではなかった。
2着ケイデンスコール/5番人気
…前走G3京都金杯1着、前年は超低迷期のG1勝ち馬
3着ウインイクシード/7番人気
…前走中山金杯3着、2020年中山金杯2着の「小回り先行」タイプ=G1に出るタイプではない
■2017年
2着サクラアンプルール/8番人気
…前走OP特別2着、中山3勝+中山が庭の横山典騎手
■2014年
2着アルキメデス/4番人気
…前走G3チャレンジカップ1着、3連勝中=前年G1に出るような立ち位置ではなかった
「中身」をみればG1出走がなくても
中山記念で好走しても誰も驚かない馬たちですよね。
ちなみにこの消しデータに関しては…
前年のJRA・GⅠに出走経験があるか・ないかで
なしの馬たちの「前走着順」は…
3着以内【1,3,1,14】
4着以下【0,0,0,40】
上記5頭を見ての通り
前年にG1出走経験がない上に近走で凡走しているような馬は全滅です。
ここから適性という括りではありませんが
・能力が高い馬
・好調の上がり馬
ではないと中山記念で好走することは難しいと考えられます。
これは別定戦のG2で
G1を目指す馬たちが出走してくる
=絶対的能力が問われるというレースの立ち位置と一致しますね。
この中山記念2023消去法データ予想を
出走予定馬に当てはめると、、、
・イルーシヴパンサー…G1安田記念8着
シュネルマイスター…G1安田記念2着
ショウナンマグマ…G1出走なし、前走G3東京新聞杯16着→消しデータ該当
スカーフェイス…G1大阪杯6着
スタニングローズ…G1秋華賞1着
ソロフレーズ…G1出走なし、前走地方盛岡5着→消しデータ該当
ソーヴァリアント…G1出走なし、前走G3チャレンジカップ着
ダノンザキッド…G1マイルCS2着
ドーブネ…G1出走なし、前走LS白富士S2着
トーラスジェミニ…G1出走なし、前走G3七夕賞16着→消しデータ該当
ナイママ…G1出走なし、前走OP関門橋S12着→消しデータ該当
ヒシイグアス…G1宝塚記念2着
モズベッロ…G1有馬記念8着
ラーグルフ…G1皐月賞8着
リューベック…G1出走なし、前走3勝クラス1着
先の皐月賞2023消去法データ予想を活用すると…
ショウナンマグマ、ソロフレーズ、トーラスジェミニ、ナイママが消し対象になります。
……人気薄だらけですね、、
別定G2なので仕方ない部分もありますが。
そこで…
消去法として使うより
「問われる適性」を考える上で付け加えたいデータとして。
・前年/当年に
・出走頭数が16頭以上の重賞で
・連対=2着以内に入った経験
これの「ある」「ない」をみてみましょうか。
ある【10,9,8,26】
ない【0,1,2,67】
極端な結果がでていますね。
馬券になった30頭の内27頭が該当しています。
さて、これはどんな適性を示しているでしょうか?
…
…
…
・出走頭数が16頭以上=G1出走していていればほぼクリア
(頭数がそろわないG1もありますが)
・多頭数の重賞で好走=窮屈な競馬になる可能性がある小回り競馬の耐性
中山記念で問われる適性・方向性が見えてきました。
・能力の下支え(G1出走・前走好走)=G2で走る能力と勢い
・小回り中山1800m適性=東京などのマギレ少ない大箱ではない適性
こういったものを有している馬が好走をしていると言えます。
これを裏付ける過去の状況もみていきましょう。
中山記念ではどんな展開の決着が多いのか
また枠の有利不利なども過去10年の結果からみていきましょう。
※人気/枠番ー馬番/4コーナー通過順/上り3ハロン(1,2,3位は①②③表記)
■2022年・良馬場・16頭立て
1着パンサラッサ/2番人気/3-5/1/37.3
2着カラテ/4番人気/6-11/9/36.0①
3着アドマイヤハダル/3番人気/6-12/5/36.3③
どんなレース?
→パンサラッサのついてきた馬をつぶす逃げ。
だから後方から競馬したカラテも届いた。
■2021年・良馬場・14頭立て
1着ヒシイグアス/1番人気/5-8/4/34.2①
2着ケイデンスコール/5番人気/3-4/4/34.2①
3着ウインイクシード/7番人気/8-13/1/35.3
どんなレース?
→前残り
■2020年・良馬場・9頭立て
1着ダノンキングリー/1番人気/1-1/3/34.2③
2着ラッキーライラック/2番人気/3-3/4/34.2③
3着ソウルスターリング/6番人気/6-7/2/35.2
どんなレース?
→前残り
■2019年・良馬場・11頭立て
1着ウインブライト/5番人気/1-1/4/33.7②
2着ラッキーライラック/6番人気/3-3/2/34.9
3着ステルヴィオ/2番人気/6-7/6/33.5①
どんなレース?
→前残り+末脚1番のステルヴィオ
■2018年・良馬場・10頭立て
1着ウインブライト/2番人気/5-5/3/34.9
2着アエロリット/5番人気/8-10/2/36.2
3着マルターズアポジー/6番人気/7-8/1/36.6
どんなレース?
→前残り
■2017年・良馬場・11頭立て
1着ネオリアリズム/3番人気/1-1/3/34.3③
2着サクラアンプルール/8番人気/5-5/7/33.8①
3着ロゴタイプ/7番人気/7-9/2/34.5
どんなレース?
→前残りにサクラアンプルール(横山典騎手)が突っ込んだ
■2016年・良馬場11頭立て
1着ドゥラメンテ/1番人気/7-9/4/34.1③
2着アンビシャス/4番人気/8-10/9/33.6①
3着リアルスティール/2番人気/2-2/5/34.1③
どんなレース?
→シンプルにG1上位組のワンツースリー(先行馬との力差が大きすぎた)
■2015年・稍重・11頭立て
1着ヌーヴォレコルト/3番人気/4-4/4/35.6①
2着ロゴタイプ/2番人気/6-7/1/35.8②
3着ステファノス/4番人気/8-11/7/35.6①
どんなレース?
→前残り+末脚一番のステファノス
■2014年・稍重・15頭立て
1着ジャスタウェイ/2番人気/3-4/3/36.6①
2着アルキメデス/4番人気/5-9/7/36.9③
3着ロゴタイプ/3番人気/3-5/3/37.1
どんなレース?
→「先行したジャスタウェイ(横山典騎手)」の圧勝
■2013年・良馬場・15頭立て
1着ナカヤマナイト/2番人気/8-15/3/35.3③
2着ダイワファルコン/3番人気/6-10/2/35.5
3着シルポート/8番人気/5-9/1/37.3
どんなレース?
→前残り
まず、出走頭数が少ない年もありますが
中山記念においては枠の有利不利はない結果と言えます。
実際に7枠、8枠の馬で
7番人気の馬も2頭馬券になっていますよね。
(言いたいことは外枠でも人気=強いから好走しただけではないということ)
ただし、これは枠の有利不利のあるなしではなく、、、
/
中山記念は先行馬絶対有利
\
これが大前提として考えられます。
みての通り「ほぼ」前残り決着です。
1頭差し馬が突っ込んでくるかどうか。
この理由はいたってシンプルで…
・開幕週
・中山1800m=内回り
・G1の前哨戦(の馬が多い)
これらの理由が重なり合って
淡々としたペースが崩されず逃げ先行馬がそのまま…となりやすいです。
もちろん競馬なので
まくる馬がいる……と考えることもできますが。
G1の前哨戦=目標が先の馬が
スタイルを崩してまでG2で無理をするか?
以上の要素から、
毎年のように先行馬有利の展開、決着になっています。
先ほど書いた
中山記念で問われる適性・方向性である
ーー
・能力の下支え(G1出走・前走好走)=G2で走る能力と勢い
・小回り中山1800m適性=東京などのマギレ少ない大箱ではない適性
ーー
まさに小回り適性=先行力(+しぶとさ)がある馬が
上位にきていると言えます。
中山記念2023予想を結論付ける際
この2点を強く意識してくださいね(`・ω・´)
それでは最後に
中山記念2023の人気が想定される5頭の「アラ」探しをしていきます。
人気馬の凡走の上に
穴馬の好走がありますから。
「悪い顔」して不安要素を見つけるのが競馬予想です。
ソーヴァリアント
2年連続G3チャレンジカップの勝ち馬。
前走は…
チャレンジカップ◎エヒトで◯△◎本線当たったー✨カツハルさんありがとー pic.twitter.com/lZLR7sfZmH
— IKU@人気馬嫌ってナンボ (@bakelabbaken) December 3, 2022
◎エヒトとした信頼の相手〇としてお世話になりました。
ストロングポイントは瞬時に加速できるギアチェンジ。
この意味で直線が短い中山1800mは一気の加速で突き抜けられる可能性は十分にあります。
そのいっぽうで…ロングスパート合戦になったら
=タフな持続力問われるレースとなったら「適性外」となるので危うさも。
目標は先というアラはありますが…
G1未出走ながらポテンシャルは上。
不安点:目標が先(くらい)
ダノンザキッド
昨年のマイルCS2着馬。
ホープフルSで中山2000m勝ちがありますが
しょせんは能力さの大きい2歳戦でのもの。
ソーヴァリアントの逆で加速するのに時間がかかるため
小回りコースは合わない。
軍師(?)気分で「ここで好走する」方法を考えると
ハイペースになった上でいち早くごり押し、加速しつつ外に膨れる進路があるケース。
(コーナーを器用に回るなら加速できない馬)
もちろん能力は高いうまですが
「適性」はないと言えます。
阪神1800mなら…(外回りコースで直線長い)
不安点:内回り1800mは適性外
◆スタニングローズ
去年の秋華賞勝1着。
競馬が上手なの中山1800mも問題はありません。
エリザベス女王杯の大敗から距離
適性は1800m~2000mと考えています。
この馬も目標は先でしょうけれど
普通に先行して、普通に競馬をすれば普通に走ってくる馬です。
真ん中から内枠が欲しいですね。
不安点:前走のダメージがあるようなら
◆ヒシイグアス
一昨年の中山記念1着、昨年の大阪杯4着、宝塚記念2着。
大阪杯、宝塚記念ともにタフなレースでの好走で
今回は十中八九ゆいG2らしいレース。
一昨年中山記念はメンバーレベル低くなんとかなりましたが
ゆるいレースで持久力・タフさ問われない1800mとなると良さがでるかは?
すんなり先行出来ればですが、果たして。
不安点:持久力が活きないレースとなると?
◆シュネルマイスター
昨年の安田記念2着馬。
「差して届かず」が3歳以降多く
このスタイルは上記中山記念の好走フォーマットから外れます。
本命には向かず相手の一頭として活用する程度でしょう。
不安点:差し馬
中山記念2023消去法予想のデータ確認、
また求められる適性など「アナログ面」の確認をしてきました。
最後に穴馬の可能性を探るなら
・ソーヴァリアント
…目標先
・ダノンザキッド
…中山向きではない
・スタニングローズ
…目標先
・ヒシイグアス
…長期休養明け
・シュネルマイスター
…差し馬
これら人気が想定される馬たちは
能力は上ですが凡走しても「ほらね!」と言える要素持ちです。
貪欲に穴馬の好走に期待をしたいところです。
候補としては…やはり一芸を持っている馬。
穴馬に総合力を求めてはダメで
ハマった時に好走する可能性がある馬を探す物です。
(言葉悪く言えばダメ元)
今回は→人気ブログランキング
(クリックして1,2位にいる馬券力labの説明文に書いています)
面白いライン……なので人気してしまうかもしれませんが(`・ω・´)
中山記念2023消去法予想データほか
お役に立てるものであれば幸いです。
ーーあとがきーー
中山記念と言えば
2017年◎ロゴタイプの2,3着付けで3連単31万馬券当たった思い出あるレースです。
出張先の大阪で一人お祭りでした。
今年はどうかな~
↓したのメルマガ画像タップすると
私の万馬券の秘訣など書いたメルマガの詳細みられます(`・ω・´)
競馬力上げたい方いたらどうぞ~
競馬・馬券が当たらない時期にどうするべき?【重要】
厩務員に女性もなれる!でもJRA厩務員はハードルが高い!
本命、対抗、大穴について違いと【勘違い】を正します!
牡馬と牝馬どっちが強い?「時と場合」による理由を知ろう!
競馬をやめる方法とやめた後の明るい未来×続ける方法
コメントフォーム