競馬ファンなら、馬券が一向に当たらない時期に悩まされることがあるでしょう。
中には、「スランプなんて知らない」と豪語する方もいるかもしれませんが、そんな方にはぜひ教えを請いたいものです。
通常通りの予想手法を用いても、どういうわけか思うように結果が出ないことがあります。
そんな時、自分は運がない、不運な人間だと感じる瞬間もあるかもしれません。
この記事では、競馬で予想が外れ続けるスランプの原因を探り、どのように対処すればよいかをお話していきます。
もくじ
馬券の的中率について、皆さんはどれくらい理解しているでしょうか?
馬券が当たらない時期うんぬん以前の話です。
人気馬の馬券を買う人は、その馬の高い成績が期待される一方で、穴を狙う場合は成功率が低下します。競馬の不変の法則ですね。
たとえば、最も信頼される1番人気の馬でも、複勝率はおよそ60%です(ざっくり勝率30%)。
これが高い思うか、低いと思うかはひとそれぞれですが、「リターンが少ない馬」の成績としては低いと考えないとダメです。
これは、1番人気の馬が3回に1回程度は期待に応えないことを意味します。
その60%の確率で2回連続で外れるとなると、計算上は約36%、3回連続では21%、4回連続だと12%の確率になります。
1番人気の馬を選んで2回連続で外れるのは、意外とあり得ることです。
自分が買った時に来ない!と思う方もいると思いますが、人馬の取捨は競馬の大事な事項なのでちょっと勉強不足かも…と思わざるを得ません(キッパリ)。
1番人気に固執すると、「当たっても安い」し「結構凡走する」ので厳しい期間を過ごすことになるかもしれません。
つまり、人気馬に賭けても容易に外れてしまうのが現実です。
単勝・複勝以外の馬券であれば、さらに的中する可能性は低くなるわけで、結局のところ、当たること自体が特別なことかもしれません。
私自身、穴狙いを好むため、数回外れたくらいでは一切気にならない体質になっていますが。
馬券が当たることはまれで、予想が外れるのは一般的なことです。問題は、これが単なるスランプなのか、それとも予想力そのものに問題があるのかです。
「これって、どちらなんだろう?」と思いつつ、判断が難しいものです。
予想力が不足しているとすれば、これはスランプとは異なり、能力の問題ですね。この場合、予想スキルを向上させる努力が必要になります。
しかし、年間通してみた成績が控除率を超える場合は、一時的なスランプと考えられるでしょう。
スランプであれば、確率的な偏りが原因であり、焦らずに持ちこたえることでやがて成績が回復することも期待できます。
そのためには、長期的な視点で成績を分析し、自分の予想を定期的に記録しておくことが大切です。
これがなければ、自分がスランプなのか能力不足なのかを正確に判断するのは困難です。
もしスランプではなく、単純にまだ競馬のレベルが……の場合はどうすれば良いでしょうか。
解決策は学ぶことです。
どの馬にどのように賭けるか、どの種類の馬券を購入するかなど、自分に合った戦略を見つけ出すことがカギを握ります。
参考にすべきは、一貫して良い成績を残している人の方法ですが、彼らはしばしば「映え」を狙って大金を投じているため、その手法をそのまま模倣するのは難しいでしょう。
それでも、どのように軸馬を選び、どのように馬券を組み合わせるかを学べば、回収率を向上させることが可能です。
少なくとも、本命馬の複勝平均回収率が標準の80%を上回るまでは、予想力の向上に努めましょう。
まずはそこからです。
スランプ期間中は馬券がなかなか当たらず、気がつけば資金が減っていくものです。
だからこそ、連敗しても影響が少ないような資金の管理が重要です。資金配分を計画的に行い、スランプ時でも同じ方式で購入を続けることができます。
また、使う金額は資金に応じて柔軟に調整するべきです。
予算が限られていると、当たり前ですが、的中させることも大切になってきます。
実際には以下のような的中率と回収率のバランスが考えられます。
的中率1%、回収率160%
的中率25%、回収率108%
常に同額を投じる戦略だと、数値上では的中率1%の方が収支に優れていますが、競馬を楽しむという観点では、25%の的中率の方が満足感が高いかもしれません。
財布に余裕がある人は高回収率を目指しても良いですが、多くの人にとっては的中する喜びが資金維持や競馬への楽しみに直結しているため、的中率を優先する方が賢明かもしれません。
でも前者はその1%の的中がくるまで耐え続ける精神力と資金力が必要なので、普通の人には耐えられないでしょう。
競馬は基本的にはずれやすいゲームです。少しくらい連敗しても心配する必要はありません。
自信を持って予想していれば、いずれは当たり始めるでしょう。
実はスランプではなく、単に実力が足りないために予想が外れているなら、勉強を一から見直すことが求められます。
自分の予想はそこまで悪くないと感じているなら、本命馬が頑張った時にしっかりと利益を出せるような購入方法に切り替えるのも良い方法です。
競馬は短期間のことだけでなく、長期的に楽しむことが大切です。
長く続けられる戦略を立て、競馬の楽しみを持続させることが重要です。
競馬予想の基本であり、醍醐味は
・穴馬を見つけて
・人気馬を嫌って
高配当(好配当)を当てることです。
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