ウインバリアシオンという名馬を覚えていますか?
・パドックで寝たとか
・シルバーコレクターとか(G1で2着4回)
・1年半休んだとか
いろいろな思い出がありますが…
久しぶりに「ウインバリアシオン」と検索してみたら「かわいそう」と多く検索されていることがわかりました。
なるほどなー
と思いつつも、凄く好きな馬だったのでその理由含めてもろもろ書いておきます。
ウインバリアシオン好きな方に届けば幸いです!
もくじ
ウインバリアシオンは、多くの競馬ファンに愛された名馬です。
2011年にデビューし、その競走馬キャリアの中で多くの名勝負を繰り広げました。特にライバルとの接戦が多く、その度にファンの心を熱くしました。
まず、彼のデビュー戦から振り返りましょうか。
ウインバリアシオンはデビュー戦でその潜在能力を示し、一気に注目を集めました。その後ちょっと足りないレースもアリながらもG2青葉賞を制するなど安定した成績を残し、クラシックレースへの出走権を獲得。
日本ダービーでは、後にライバルとなるオルフェーヴルとの激闘が多くの人々の記憶に残っています。
ウインバリアシオンの競走馬としての特長は、そのキレ味と持久力です。どんなレースでも最後まで諦めずに走り抜く姿は、多くのファンに勇気と感動を与えました。
しかし、その持ち味が発揮されるたびに惜しくも勝利を逃すことが多く、「あと一歩」という言葉が常に付きまといました。
ウインバリアシオンのキャリアの中でも、最初に大きく注目されたレースが2011年の日本ダービーです。このレースは、日本の競馬史に残る名勝負となり、多くのファンの心に深く刻まれました。
ウインバリアシオンは、ダービー前からその実力が高く評価されていましたがG2青葉賞を制していたにもかかわらず穴馬の扱い。
そして、ダービー当日はオルフェーヴルという強力なライバルが立ちはだかりました。オルフェーヴルは、すでに皐月賞を制しており、その勢いは誰もが認めるものでした。
レース当日、東京競馬場には多くのファンが詰めかけました。
スタートからオルフェーヴルとウインバリアシオンは互いに譲らぬ激しい戦いを繰り広げました(ウインバリアシオン目線です)。
最終コーナーを回った時、ウインバリアシオンは一瞬先頭に立ち、観客席から大歓声が上がりました。しかし、直線でオルフェーヴルが猛然と追い上げ、そのままゴールを駆け抜けました。
ウインバリアシオンは2着に終わりましたが、その走りは多くの人々に感動を与えました。
「惜しくも敗れた」と言われるこのレースですが、その頑張りと最後まで諦めない姿勢がファンの心を掴みました。
オルフェーヴルとの激闘は、ウインバリアシオンが「かわいそう」と言われる一因(後の3冠馬でありスーパーホース)でもあります。
何せ、G1日本ダービー、G2神戸新聞杯、G1菊花賞と3戦連続で2着。勝ち馬は全てオルフェーヴルでしたから(苦笑)
日本ダービーでの激闘から2年半、1年半の長期休養も挟みウインバリアシオンは再び大舞台に立ちました。
2013年の有馬記念です。
有馬記念は年末のグランプリレースであり、1年を締めくくる最高の舞台。ここでもウインバリアシオンは、多くのファンの期待を背負って走りました。
この年の有馬記念は、強豪馬が揃い、激戦が予想されていました。
レース中盤、ウインバリアシオンは巧みなペース配分で少しずつ順位を上げていきました。最終コーナーを回った時、その姿は先頭集団にあり、ファンの期待は最高潮に達しました。
しかし、そのはるか前、ファンの期待と感性の「先」には…
オルフェーヴルが居ました。
そう、このレースはオルフェーヴルの引退レース。
結果を御存知の方は覚えていると思いまうが、「オルフェーヴルの圧勝」でした。
ウインバリアシオンは懸命に食い下がりましたが再び2着に終わりました。
この結果に、多くのウインバリアシオンファンが涙しました。彼の長期休養から復帰の努力とその結果が「かわいそう」と感じられる瞬間でしたが、その走りには誰もが敬意を表しました。
まあ…一般的にはオルフェーヴルの引退記念レースになっていますが…
有馬記念での惜敗から数ヶ月後、ウインバリアシオンは再び大きな舞台に挑みました。
2014年の天皇賞(春)です。このレースは長距離戦であり、持久力が試される厳しいレースとして知られています。そして天敵のオルフェーヴルは引退して不在!
ウインバリアシオンにとって、このレースはリベンジを果たす絶好の機会となりました。
レース前、ウインバリアシオンは順調に調整され、その実力を遺憾なく発揮できる状態にありました。多くのファンが彼の勝利を信じ、応援していました。
スタート直後からウインバリアシオンは冷静にレースを進め、序盤は中団で待機していました。彼は持ち前の持久力とキレ味を生かし、最後の直線勝負に備えました。
最終コーナーを回った時、ウインバリアシオンは満を持してスパートをかけました。
その走りは力強く、観客席からは大きな声援が飛び交いました。
しかし、ライバル馬たちも黙ってはいませんでした。特にゴールドシップやフェノーメノなどの強豪馬たちが追い上げ、激しいデッドヒートが繰り広げられました。
ゴール直前、ウインバリアシオンは一瞬先頭に立ちましたが、僅かの差で再び2着に終わりました。
この結果に、多くのファンが落胆しましたが、それでも彼の頑張りに拍手を送りました。
ウインバリアシオンの天皇賞(春)での結果は、G1で4度目の2着。「かわいそう」と言われるには十分な結果ですね。
ウインバリアシオンは、その競走成績だけでなく、ファンに深く愛された馬です。
彼がなぜこれほどまでに多くの人々に愛されたのか、その理由をいくつか挙げてみましょう。
まず第一に、彼の持つ「粘り強さ」と「最後まで諦めない姿勢」です。ウインバリアシオンは常に全力を尽くし、どんなに厳しいレースでも最後まで諦めずに走り続けました。
これがファンの心を強く打ち、多くの支持を集めました。
また、彼の「惜しくも勝利を逃す」というシナリオもファンの心に深く残りました。
日本ダービーや菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)といった大舞台での2着という結果は、ウインバリアシオンがトップレベルの実力を持ちながらも、あと一歩のところで勝利を逃す姿が「かわいそう」と感じられ、同時にその頑張りがより一層輝いて見えました。
4度のG1での2着のうち3回のレースでの勝ち馬が歴史的名馬であるオルフェーヴルなのですから。
さらに、ウインバリアシオンはその性格も愛されました。競走馬としての闘志はもちろん、普段の大人しくて優しい性格もファンに親しまれました。
そしてウインバリアシオンのファンが最後に歓喜したのは…
G1を勝てずに引退後は「乗馬」になると発表されていましたが、一転!
(知らない方が多いであろう:失礼!)青森県十和田市のスプリングファームで種牡馬入りすることが発表されて、私はめちゃくちゃ嬉しかったです。
彼の存在は、これからも多くの競馬ファンの心に残り続けるでしょう!
悲運の(かわいそうな)名馬として。
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