競馬におけるパドックでたまに見かける「二人引き」。
これをどうとらえるかでその馬の評価も変わってきます。
結論を先に言うと…
●その馬次第
です。
以下で詳しくお話していきますね。
二人引きや、パドックで騎手が乗ってからの反応など
予想の仕上げとして参考になる情報となれば幸いです!
もくじ
パドック内では馬が厩務員に従って円を描くように歩かされています。
通常は一人で馬を引いていますが、馬のコンディションに応じて二人で引くこともあります。
これにより、厩務員の対応から馬のコンディションを見極めることが可能です。
また、騎手がパドックから出る前に馬に跨る様子からも馬の状態を判断する手がかりが得られます。
二人で馬を引く際には、一人が馬の左側、もう一人が右側で支えます。
この状況を俗に「二人引き」といいます。
この方法が取られるのは、馬が適度に気合いが乗っている場合は良好な兆候と、馬が扱いにくいほど興奮してイレ込んでいる場合=状態は芳しくない場合です。
これはその日の状況、またその馬の前走、以前の状況との比較が重要です。
そもそもいつも二人引きしている馬と、今回初めて二人引きの馬……同じ土俵で評価したらダメということが分かりますよね。
厩務員が元気よく馬を引いている場合、それは良い兆候とされます。
反対に、厩務員が馬に手を焼いている場合は、馬が過度に興奮している可能性があります。
歩き方の乱れや過度の発汗を観察することで、馬の状態をより詳しく判断できます。
厩務員に引かれながら渋々歩いている馬は、望ましい状態とは言えません。
体調不良や筋肉痛、周囲の環境に気を取られている可能性があり、これらは馬のパフォーマンスに悪影響を与えるかもしれません。
パドック最後に騎手が乗るケースもあります。
これはレースにもよるし、騎手の状況(前のレースに騎乗して勝利していると時間的に余裕がないなど)にもよります。
騎手が乗るからよい、騎手が乗らないから悪いということは有りません。
これを前提に騎手がパドックで馬に乗った場合、その反応の見方をみていきましょう!
本来は活発でなかった馬が、騎手が跨った瞬間に急に気迫を見せることがあります。
騎手の影響で意気込みを示し、自発的にハミを噛んで積極性を表すのは、馬が良いコンディションにある証拠です。
パドックでの周回中にも観察されることがあるこの行動は、一般的に馬が気合を入れている状態を示します。
これは、レースに対する集中力が増したと見ることができる信号です。
騎手が乗った瞬間に馬が脚を強く蹴り上げたり、首を振って抵抗するのは不穏な兆しです。
馬が騎手に乗られるのを嫌がり、協調性を欠いている可能性があります。
パドックで激しく首を振り出す馬は、通常二人で引かれることが多いです。
特に気性が荒い馬は、初めから二人で引かれる傾向にあり、蹴り癖がある馬にはしばしば尻尾に赤いリボンが付けられています。
馬の状態について、気合いが入っていると評価する人もいれば、過剰な興奮と捉える人・馬もいます。
実際にレースが始まると、騎手の技術によって馬の態度が変わることがあり、これが競馬の魅力の一つでもあります。
また、性格にも個体差が大きく、見た目がおとなしい馬でも、競走が始まると急に気合いが盛んになる場合もあります。
パドックは奥が深いですが「パドックは数ある予想のファクターの一つでしかない」事を忘れずにいたいですね!
パドックの詳しい見方については→パドックで気になるよだれ・汗:初心者向けの見方を解説!
こちらの記事をご覧ください。
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