マイルチャンピオンシップ2023消去法データを予想に活かすべく…
「アナログで」
そのデータを言語化し
・問われる適性
・それに合う馬/合わない馬
を見つけて予想に活かしていく記事です。
この記事が本質を突いて…
マイルチャンピオンシップ2023予想のスパイスになれば幸いです。
もくじ
まずは「ベース」にすべき
マイルチャンピオンシップ2023消去法データ予想を見ていきます。
と、いっても非常にシンプルな
マイルチャンピオンシップ2023消去法データなのですが…
今回は…
■前走5着以内(掲示板)かそうではないか
5着以内【9,10,10,81】
6着以下【1,0,0,63】
母数が多いとはいえ
前走5着以内の馬が圧倒的な成績
前走6着以下の馬は絶望的な成績です。
で・す・が!
この手の2023消去法データの「括り」には注意が必要です。
例えば…
・前走G1安田記念6着馬
・前走OP特別5着馬
これは極端な例ですが…
このマイルチャンピオンシップ2023消去法データでは
前者が「なし」
後者は「あり」
となってしまいます。
これは競馬をある程度以上かじった方なら
/
おかしいだろ!
(`・ω・´)
\
っと気づけるものですよね。
あ、ちなみにこのデータは
JRAのホームページに乗っているもの。
ようは「公式」として(コラム的なものですが)出ているモノで。
競馬初心者の方は
惑わされるんじゃなうかな、と。
だから、「自分で考える」ことは競馬の醍醐味でもあるので
しっかりとお伝えしておこうかと。
加えて、2020年~2022年は京都競馬場ではなく
阪神競馬場での開催ですしね。
とはいえ…
/
じゃあなんてこんな
マイルチャンピオンシップ2023消去法データ
紹介しているんだよ(`・ω・´)
\
というツッコミはごもっとも。
この部分を言語化することで
うまく予想に活用していけないものかな、と。
あ、ちなみに
6着以下【1,0,0,63】
↑唯一、1頭馬券になっているというか
1着=マイルチャンピオンシップ優勝している馬は…
2014年のダノンシャーク(8番人気)です。
(私、この時本命でした!)
ダノンシャークを観てみると…
前年のマイルCS3着、当年の安田記念4着と
G1で勝負することが十分できる能力を持っている反面……
この間のG3関屋記念2着
G2富士ステークス7着
(ともに1番人気)
と、格下レースで敗戦していてこともあって
2014年のマイルチャンピオンシップでは8番人気という低評価
&
「前走」G2富士ステークス「7着」なので
「じゃないほう」に括られていたのでした。
結局のところデータ=何かで括るもの
なので「中身」をみるのはアナログ=人間の役目になります。
それではなぜ、先ほどお話をした
マイルチャンピオンシップ2023消去法データが機能しているのか。
括りがちょっと…とはいえ
29/30頭
(過去10年で馬券になった3頭×10頭=30頭)
凄い数字ですよね。
この「なぜ」を考えてみます。
まず当たり前ですが
G1なので能力がある馬が上位にくるもの。
その一つの指標として
前走大きく負けている馬が好走しづらいというのは……理解ができることですよね。
とはいえ、前走大きく負けているといっても…
・「前走」の格
・不利を受けた
・不得意条件
・体調不良
このようなイイワケが立つことは救ってあげる必要があるし
前走好走しているからといって
・格下
・恵まれた好走
などでは、買いづらいという部分もあります。
じゃあなぜ…ですが、、
、
京都外回り(阪神外回りも)は俗にいう「大箱コース」で
マギレが起きにくい。
言い換えると…
「能力がある馬」が
差し遅れやドン詰まりなどで不利を受ける可能性が下がる。
結果……
能力を発揮できる可能性が高い。
その一つの指標としての「前走結果」なのかな、と。
ちなみに先のダノンシャークの「前走7着」は
早めに先頭に立つも伸び切れず
本来の末脚を生かす形ではなく、先行策を取ったのが裏目に出た形。
ようは、本来の競馬が出来ずの敗戦。
で、マイルチャンピオンシップではしっかりと脚を溜めて…
前走結果は能力をみる一つの指標ではありますが
能力以外で負けた馬は拾う必要がある。
ね、先の通り…
イイワケが立つ馬(で、能力がある馬)は
アナログでしっかりと拾ってあげる必要がありますよね!
それでは次に
過去10年の結果をみて…
「どういう馬」が好走しているか
チェックしていきましょう!
※人気/枠ー馬番/通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
※2020年~2022年は阪神競馬場開催
■2022年・17頭立て・良馬場・1:32.5
1着セリフォス/6番人気/5-10/14-13/33.0①
2着ダノンザキッド/8番人気/2-3/7-9/33.5③
3着ソダシ/2番人気/3-6/4-4/33.8
■2021年・16頭立て・良馬場・1:32.6
1着グランアレグリア/1番人気/6-12/12-8/32.7①
2着シュネルマイスター/2番人気/2-3/8-8/32.9②
3着ダノンザキッド/5番人気/7-13/8-8/33.0③
■2020年・17頭立て・良馬場・1:32.0
1着グランアレグリア/1番人気/2-4/5-5/33.2②
2着インディチャンプ/3番人気/4-8/7-5/33.2②
3着アドマイヤマーズ/5番人気/4-7/3-2/33.6
■2019年・17頭立て・良馬場・1:33.0
1着インディチャンプ/3番人気/3-5/4-5/33.9
2着ダノンプレミアム/1番人気/7-14/4-3/34.2
3着ペルシアンナイト/6番人気/4-7/10-12/33.7②
■2018年・18頭立て・良馬場・1:33.3
1着ステルヴィオ/5番人気/1-1/4-5/34.1
2着ペルシアンナイト/3番人気/1-2/7-7/33.9
3着アルアイン/4番人気/2-3/2-2/34.5
■2017年・18頭立て・稍重馬場・1:33.8
1着ペルシアンナイト/4番人気/8-18/15-13/33.9②
2着エアスピネル/2番人気/6-11/7-6/34.6
3着サングレーザー/7番人気/2-4/10-9/34.4③
■2016年・18頭立て・良馬場・1:33.1
1着ミッキーアイル/3番人気/8-16/1-1/35.6
2着イスラボニータ/2番人気/4-8/6-5/35.0③
3着ネオリアリズム/7番人気/7-15/2-2/35.6
■2015年・18頭立て・良馬場・1:32.8
1着モーリス/4番人気/8-16/9-8/33.1②
2着フィエロ/2番人気/5-10/8-8/33.3
3着イスラボニータ/1番人気/3-5/12-13/33.0①
■2014年・17頭立て・良馬場・1:31.5
1着ダノンシャーク/8番人気/6-12/11-10/34.1①
2着フィエロ/3番人気/4-8/7-6/34.4③
3着グランデッツァ/9番人気/2-3/3-3/34.8
■2013年・18頭立て・良馬場・1:32.4
1着トーセンラー/2番人気/3-5/15-14/33.3①
2着ダイワマッジョーレ/3番人気/2-4/3-4/34.1
3着ダノンシャーク/1番人気/7-13/8-6/34.1
京都開催が今年の春から…なので
「京都適性」がある馬という判断が難しい部分はありますが…
さきの「ガチンコ」になりやすい
大箱コースであっても得手不得手があるんですよね。
例えば↑過去10年の
マイルチャンピオンシップデータを見て気づいた方がいるか…ですが
・マイルチャンピオンシップ(京都1600m)ではなんども好走している
が
・安田記念(東京1600m)ではからっしきだったお馬さん
がいるんですね。
ちなみにこんな成績です。
【マイルチャンピオンシップ】
2017年、2018年、2019年でそれぞれ1着、2着、3着
【安田記念】
2018年、2019年、2020年でそれぞれ6着、10着、9着
……ペルシアンナイトです。
分かりやすいですよね(笑)
京都競馬場(外回り)の特徴は
3~4コーナーの下り坂で惰性で加速ができる。
結果、そのまま脚を伸ばせるコース。
東京競馬場は自ら加速して
脚を使う必要がある正真正銘のガチンココース。
同じ「大箱コース」であっても
特徴が違うんですね。
だからハービーンジャー産駒の
ペルシアンナイトには京都コースのアシストがマッチしました。
※ハービンジャー産駒は
総じて純粋なキレ味より長く良い脚を使う競馬が合う。
この部分を少し掘ってみましょうか。
京都競馬場で行われたマイルチャンピオンシップ(7年)
■2019年
1着インディチャンプ/3番人気
→G2毎日王冠(1800m)3着
2着ダノンプレミアム/1番人気
→G1天皇賞秋(2000m)2着、G2金鯱賞(2000m)1着
3着ペルシアンナイト/6番人気
→G1皐月賞(2000m)2着
■2018年
1着ステルヴィオ/5番人気
→G2スプリングS(1800m)1着、G2毎日王冠(1800m)2着
2着ペルシアンナイト/3番人気
→G1皐月賞(2000m)2着
3着アルアイン/4番人気
→G1皐月賞(2000m)1着、他。
■2017年
1着ペルシアンナイト/4番人気
→G1皐月賞(2000m)2着
2着エアスピネル/2番人気
→G1皐月賞・ダービー・菊花賞4,4,3着
3着サングレーザー/7番人気
→未勝利(札幌1800m)1着、G2スワンS(1400m・外)1着
■2016年
1着ミッキーアイル/3番人気
→G1NHKマイルC(1600m)1着
2着イスラボニータ/2番人気
→G1皐月賞(2000m)1着、G1ダービー(2400m)2着
3着ネオリアリズム/7番人気
→G2札幌記念(2000m)1着
■2015年
1着モーリス/4番人気
→G1安田記念(1600m)1着(のち天皇賞秋1着他)
2着フィエロ/2番人気
→G2マイラーズカップ(1600m)2着
3着イスラボニータ/1番人気
→G1皐月賞(2000m)1着、G1ダービー(2400m)2着
■2014年
1着ダノンシャーク/8番人気
→G3エプソムカップ(1800m)2着、前年マイルCS3着
2着フィエロ/3番人気
→G2マイラーズカップ(1600m)2着
3着グランデッツァ/9番人気
→G2スプリングS(1800m)1着
■2013年
1着トーセンラー/2番人気
→G3きさらぎ賞(1800m)1着、G1菊花賞(3000m)3着他。
2着ダイワマッジョーレ/3番人気
→G2金鯱賞(2000m)2着
3着ダノンシャーク/1番人気
→G3エプソムカップ(1800m)2着
(書くの……大変だった)
さて、ある傾向にお気づきでしょうか?
ポイントは…
「総じて純粋なキレ味より長く良い脚を使う競馬が合う。」
サングレーザーは
ややグレーですが…
ほぼ全ての馬に1800m以上の重賞好走歴
or
東京1600mG1で切れ味で差してではなく先行して押し切る体力競馬)
がある。
もしくは、京都外回りコースの重賞好走歴あり
(サングレーザーはこれに当てはまる)
「長く良い脚を使う」
これが問われるのが
京都外回り1600mの上級レース=マイルチャンピオンシップです。
この特徴を持っている穴馬は拾う価値があり
この特徴が?な人気馬は嫌って面白い…
「適性」がパキっとみえましたね!
このようにアナログで予想をして
2023年の高松宮記念では◎ファストフォース1着(12番人気)などを
でお届けしていました!
・穴馬の見つけ方
・人気馬の嫌い方
・魔法の(?)馬券の買い方
などプレゼントしているので
詳細みてみて、ご興味ありましたらご登録してみてください(`・ω・´)
さて、、、
それでは最後に
マイルチャンピオンシップ2023の人気馬アラ探ししておきます。
人気馬の凡走→穴馬の好走枠が生れるので
しっかりとイヤらしくほじっていきましょう!
■セリフォス
昨年のマイルチャンピオンシップ(阪神)1着
今年の安田記念2着馬。
1800m以上のレース経験はなし
京都競馬場の経験もなし
キレ味型なのでミッキーアイルやモーリスとも型が違う。
適性はやってみないと分からないです。
この手のお初要素ある人気馬を
本命にするのはリスクしかなく。
本命にして好走して適性を見切った!
…なんてドヤれるものでもないし
凡走してもほらね、だし
本命ではなく相手の一頭としての活用がベターかと。
不安点:お初要素
■シュネルマイスター
G1NHKマイルC1着、G2毎日王冠(1800m)1着
他G1好走多数。
京都は今年の新装京都マイラーズC1着あり。
適性面ではセリフォスより
「見えている範囲」では勝っています。
年齢を考えると「ここ」を獲りたいという
本気度は高いといえますね。
G1連勝中のルメール騎手も心強いです。
ですが、戦績を観ての通り
差して届かずがフォーマットの馬でリスクも当然あります。
不安点:差し馬リスク。
■ソウルラッシュ
G3京成杯AH(1600m)1着、新馬戦(2000m)1着。
新装京都は今年のマイラーズC3着。
G1ではちょいと足りない
=切れ味不足
昨年のマイルCS4着
今年の安田記念9着ですが…
キレ味不足を補える持久力=長く良い脚を使う
が、あるなら「可」なのが
京都競馬場で行われるマイルCSの特徴です。
モレイラ騎手ということで
人気が上乗せされるという意味では旨みはないです。
キレ味勝負ではなく持続力勝負になるかどうかがカギ
不安点:馬の適性をテン乗りで活かせるか
■ナミュール
G2富士S1着、G1秋華賞(2000m)2着他。
1800m以上実績あり
新装京都はお初。
ムーア騎手で人気を集めますが…
出遅れ率高い
休み明けの方が走る(2戦目G1が多いからですが)
など、ツッコミどころはどうしても目に入ります。
それでもムーア騎手なら…と願いを託すか
ある程度人気なら…とお茶を濁すか、、
競馬に向かうスタンス次第で印は変わりそうです。
不安点:出遅れ、叩いた上積み?
■エルトンバローズ
G3ラジオNIKKEI賞(1800m)1着、G2毎日王冠(1800m)1着。
1800m以上実績あり
新装京都1勝クラス(1600m)1着
ラジオNIKKEI賞はレーベンスティールの差し遅れ
…の印象で力が足りるか?の毎日王冠は
「目標が先」のソングライン・シュネルマイスターらを
先行してしのぎ切って勝ったレース。
最高のレースをしたと言えます。
体力面は問題ないですが
逆に最低限のキレ味はどうか?
力勝負で足りるか?
などの見えない部分はありますが
距離・コースクリアの適性面は考慮しておきたいです。
不安点:実力馬との本気勝負
マイルチャンピオンシップ2023消去法データをみつつ、
・問われる適性
をベースにして
人気馬にツッコミどころを入れてきました。
最後にマイルチャンピオンシップ2023予想で穴馬として面白い馬を考えておきます。
今回は正直、上記5頭とは力差があるメンバーに思えます。
その意味で…適性を能力でカバーしてしまう可能性は十分ありますが、、、
穴馬として魅力があるのは
「一芸」を持っている馬。
平均点では人気馬が勝るに決まっています。
だからハマったら刺さる何かがある馬…
・レッドモンレーヴ
もう一頭は…
(クリックして頂いた先の「馬券力lab」紹介文に書いています。2~4位くらいです。)
※先週、リンク先に馬名の反映が遅れてしまいましたm(__)m
こちらもハマれば。
前走をみると足りない感はありますが距離短縮はプラスで。
外を回さずギャンブル的に内を突いたらどうか?
このへんが馬券に絡んで欲しいところです。
ーーーあとがきーー
途中でしれっとご紹介しましたが
このようにアナログで人気馬を嫌ったり
穴馬を見つけたりして…
春競馬では高松宮記念で
◎ファストフォース1着(12番人気)を
でお流ししていました(`・ω・´)
・人気馬の具体的な嫌い方
・穴馬の狙い方
・魔法の(!)馬券の買い方
などプレゼントしているので
競馬予想が好きな方は読んでみてください!
自分で言うのもアレですが…
予想を楽しめる人には良いコンテンツだと思います^^
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