オークス2023消去法予想でデータをみつつ
「アナログ」で荒れる可能性・穴馬を探っていきます。
ダントツ人気のリバティアイランドをどう扱うかも
馬券組立上とても重要なポイントですね!
以下で解説していきますが
オークスにおいては枠の有利不利はありません。
もっと重要なポイントがあります。
「そこ」をしっかりとおさえていきましょう!
最後に穴馬候補をお伝えするのでお楽しみに(`・ω・´)
もくじ
オークス2023消去法予想としてデータを確認していきます。
いきますが…
私は「数字遊び」には興味がなくって。
データから見えてくる
「問われる適性」「重要なこと」を拾っていきます。
だから消去法予想でよくある数字遊びではない
「本質」が見えてきて穴馬がみつかる…
そこを大事にしています。
今日はせっかくなので(?)
JRAのホームページで紹介されているデータを使いましょうか。
オークスの前哨戦に着目した過去の数字です。
みての通り「好走数」としては桜花賞組が
16/30頭馬券になっています(過去10年の3着以内)。
ただ、「母数」も多い分「率」でみると
特出したものではありません。
…というか、、
そもそも「流れ」として
桜花賞→オークスはクラシック路線として形作られています。
それなのに
/
これっぽちしか
桜花賞組から好走馬がいない!
\
これが本来考えるべきポイントです。
だって牡馬クラシックの
皐月賞→日本ダービーの好走馬は
22/30頭
なんですから(過去10年)。
確かに数の上では桜花賞組が
オークスで好走をしているのは間違いありませんが…
「圧倒的に好走馬が少ない」
こう言い換えることもできます。
これがなぜか……は私がもったいつけていうことではないですよね(笑)
距離です。
(もうすでにオークス2023消去法予想データからアナログに移行していますね(`・ω・´))
1600m→2400mという800mの距離延長
字面の数字…だけではないんです。
桜花賞を使うような馬は
「1600m仕様」に作られていきます。
そうじゃないと桜花賞では勝負にならないから。
1200~1400mベストの馬も
気性的に若い1600mベストの馬もいれば
ペースが流れる1600m仕様になるわけです。
それなのに…
何て言われても調教はともかく
レースで、スタンド前のお客さん多いながのスタートで…
突然上手く適応できる馬が少ないわけです。
1600m→2400mのオークス
2000m→2400mの日本ダービー
字面だけでも距離延長幅が多いのがオークスですが
「中身」を考えても桜花賞組の負担は大きいわけです。
一応、オークス2023消去法予想データとして書き始めましたが
翌週に行われる
同じ東京2400mの日本ダービーも絡めていうと…
■日本ダービー
→距離慣れがありペースが落ち着き立ち回り勝負
こういったレースの質の違いがあります。
……とはいっても。
「同じ3歳牝馬どうし」の戦いなので
どうにもならないくらい適性が無い場合は話が別ですが
本当に強い馬は多少の距離不安があっても
走れてしまうものです。
上記「桜花賞組の不振」といいつつも
桜花賞で凡走していてかつ能力面で?な馬だって含んでのものですから(笑)
今回、このオークス2023消去法予想データを引っ張ってきたのは
桜花賞組に難癖をつけようとしているのではなく…
■「枠有利不利より大切なものがある」か
■「別路線組」からどう穴馬を拾うか
を解説するためです(`・ω・´)
競馬予想をする際「枠順」は非常に大事です。
コース形態によって
馬場状態によって
結果に影響を大いに与えるのが枠です。
2021~2023年で有名だったのは
京都競馬場改修工事によるロングラン阪神競馬場開催でしょう。
長くレースをする=馬場状態を保たないといけない
として、馬場造園さんの努力が凄すぎた結果
阪神競馬場は内枠有利が大前提のレースが多かったです。
でも、ことオークスに関しては
枠の有利・不利はない
あえてこのように言い切りたいと思います。
確かに過去10年などで区切れば
多少の枠の有利を感じる結果もあるかも…しれませんが。
例えば有利に見える枠に人気馬が多かった
凡走が多い枠に人気薄が多かった
↑こんな状態で枠の有利・不利なんて……言えないですよね?
そして「もっと重要な事」を
オークス2023消去法予想データの項目でお話しました。
■オークス
→距離慣れなくペースがゆるみづらくスタミナ勝負のバテ合い
■日本ダービー
→距離慣れがありペースが落ち着き立ち回り勝負
日本ダービーは「ほぼ距離慣れしている馬」たちの戦いなので
立ち回り勝負になりやすい
→枠順の有利が生まれやすい(内枠有利)
いっぽうでオークスに関して言うと
「そんなこと(枠)はどうでも良い」んです。
そんなことより走り切るスタミナ・ポテンシャルの有無の方が大事。
そっちに時間をかけて考えるべきです。
それでは荒れる可能性・穴馬の可能性を探るために
過去の成績・結果をみてみましょう!
※人気/枠ー馬番/通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
■2022年・17頭立て・良馬場・2:23.9
1着スターズオンアース/3番人気/8-18/8-7-8-8/33.7①
2着スタニングローズ/10番人気/1-2/5-5-4-4/34.4③
3着ナミュール/4番人気/4-8/8-9-9-9/34.0②
■2021年・18頭立て・良馬場・2:24.5
1着ユーバーレーベン/3番人気/5-9/12-13-10-8/34.4③
2着アカイトリノムスメ/2番人気/4-7/5-7-10-10/34.4③
3着ハギノピリナ/16番人気/4-8/17-17-15-12/34.3②
■2020年・18頭立て・良馬場・2:24.4
1着デアリングタクト/1番人気/2-4/11-12-12-13/33.1①
2着ウインマリリン/7番人気/2-2-2-4/8-16/34.0
3着ウインマイティー/13番人気/4-7/7-5-5-4/34.1
■2019年・18頭立て・良馬場・2:22.8
1着ラヴズオンリーユー/1番人気/7-13/9-8-10-10/34.5①
2着カレンブーケドール/12番人気/5-10/4-4-4-4/35.1
3着クロノジェネシス/2番人気/1-2/4-4-4-5/35.4
■2018年・17頭立て・良馬場・2:23.8
1着アーモンドアイ/1番人気/7-13/6-6-6-5/33.2①
2着リリーノーブル/4番人気/1-1/3-3-3-3/33.9②
3着ラッキーライラック/2番人気/1-2/4-5-4-5/33.9②
■2017年・18頭立て・良馬場・2:24.1
1着ソウルスターリング/1番人気/1-2/3-4-2-2/34.1②
2着モズカッチャン/6番人気/1-1/6-6-6-5/34.1②
3着アドマイヤミヤビ/2番人気/8-16/3-13-13-12/33.9①
■2016年・18頭立て・良馬場・2:25.0
1着シンハライト/1番人気/2-3/15-14-13-14/33.5①
2着チェッキーノ/2番人気/7-13/12-13-13-14/33.5①
3着ビッシュ/5番人気/7-14/7-8-8-5/34.1
■2015年・17頭立て・良馬場・2:25.0
1着ミッキークイーン/3番人気/5-10/12-12-9-9/34.0①
2着ルージュバック/1番人気/7-14/6-5-5-4/34.5
3着クルミナル/6番人気/8-17/9-8-6-6/34.4③
■2014年・18頭立て・良馬場・2:25.8
1着ヌーヴォレコルト/2番人気/5-9/7-9-9-8/34.2③
2着ハープスター/1番人気/5-10/14-14-16-16/33.6①
3着バウンスシャッセ/3番人気/3-5/5-7-7-8/34.4
■2013年・18頭立て・良馬場・2:25.2
1着メイショウマンボ/9番人気/2-3/9-9-7-7/34.6①
2着エバーブロッサム/5番人気/7-13/7-8-9-9/34.6①
3着デニムアンドルビー/1番人気/3-5/18-17-14-1134.7②
オークスは立ち回り=先行してちょい脚してなだれ込む競馬ではなく
「最後まで走り切る体力」が重要なこと
なんとなく見て取れるでしょうか?
強い逃げ馬がここ最近出走していないということもありますが
逃げて馬券圏内に入った馬は過去10年でゼロ。
2011年2着のピュアブリーゼまで遡らないといません。
※これは逃げ馬はダメという話ではなく
逃げ馬は「恵まれて」好走するのが多いのが競馬であっても「オークスにおいてはそれが効きづらい」ということです。
ピュアブリーゼは結果的にオークスで逃げてしまっただけで
前走フローラSは3,4番手から。
そして「重馬場の」フローラS3着ということでスタミナの裏付けがあったと言えます。
ここまでをまとめると…
■桜花賞路線の馬は1600mまでしか走ったことがない
→2400m走れるかどうかのチェック
■桜花賞以外の馬は1800~2000mの好走歴ありが多い
→距離は何とかなりそうだが能力があるかのチェック
が必要となるということです(`・ω・´)
その上で過去10年のオークスで6番人気以下=穴馬評価だった馬の状況をみてみると…
■2022年
2着スタニングローズ/10番人気/1-2/5-5-4-4/34.4③
→前走G3フラワーカップ(1800m)1着
■2021年
3着ハギノピリナ/16番人気/4-8/17-17-15-12/34.3②
→前走1勝クラス矢車賞(2200m)1着、未勝利勝ちも2200m
■2020年
2着ウインマリリン/7番人気/2-2-2-4/8-16/34.0
→前走G2フローラS(2000m)1着、新馬、1勝クラス勝ちも2000m
3着ウインマイティー/13番人気/4-7/7-5-5-4/34.1
→前走LS忘れな草賞1着(2000m)
■2019年
2着カレンブーケドール/12番人気/5-10/4-4-4-4/35.1
→前走LSスイートピーS(1800m)1着
■2018年
人気馬決着
■2017年
2着モズカッチャン/6番人気/1-1/6-6-6-5/34.1②
→前走G2フローラS(2000m)1着
■2016年
人気馬決着
■2015年
3着クルミナル/6番人気/8-17/9-8-6-6/34.4③
→前走G1桜花賞(1600m)2着、新馬戦1800m1着
■2014年
人気馬決着
■2013年
1着メイショウマンボ/9番人気/2-3/9-9-7-7/34.6①
→前走G1桜花賞(1600m)10着、G2フィリーズレビュー(1400m)1着
どうでしょう?
8/30頭の6番人気以下で馬券になった馬たちで
桜花賞組はたった2頭。
一頭は2着のクルミナルで距離不安から6番人気評価でしたが3着と頑張りました。
もう一頭はメイショウマンボ…正直買いづらいですね。
このあと秋華賞、エリザベス女王杯も勝っているのでスタミナは十分あったと言えますがレース前は見えづらかったです。
その他の桜花賞組以外の6頭は…
しっかりと1800m以上の勝利からのオークス参戦。
16番人気のハギノピリナなんて
新馬戦から阪神2000mを使うような
「桜花賞なんて眼中にない」使われ方=スタミナ特化型でした(笑)
以上より穴馬の可能性を考えるなら
桜花賞組ではなく「それ以外」のスタミナに多少以上の覚えがある馬、となります。
それでは最後に…
人気馬のアラ探しをしていきます。
人気馬の凡走の上に穴馬の好走がなりたつので
ガッツガッツとイヤなヤツになって掘っていきましょう!
リバティアイランド
阪神JF、桜花賞と1600mG1を2勝。
桜花賞は内+前有利の競馬のなか
外からゴボウ抜きしたレースは強い、の一言でした。
もっているポテンシャルなら言うまでもなく一番ですが…
似たような競馬をしていたハープスターの例があります。
「差し損ね」のリスクです。
届かない位置から上り最速に勝ちはない
出していくと脚を消費する
ちょうど先週ヴィクトリアマイルでのスターズオンアースで指摘したことと同じ。
そして経験している4戦全てが1600m
距離延長という課題は等しくリスクとしてあります。
同世代間なので能力でどうにかなる可能性がありますが…
それでも抜けた1番人気で
「1着」の馬券はリスクの割にリターンが少なすぎです。
上手く馬券に活かしていきたいところです。
不安点:1600mまでの経験しかない、差し損ね
コナコースト
桜花賞2着馬。
新馬戦で小倉1800m勝利あり。
桜花賞2着は鮫島駿騎手の積極的な競馬が最大限活きた結果。
オークスはその立ち回りが行きづらいのはマイナスですが
好位からも競馬はできるので気にし過ぎなくてよいか。
どちらかというと桜花賞差して届かずの方がオークスでイメージしやすいですが。
今回レーン騎手騎乗ということで余計な人気を背負い妙味がない。
もちろん「リバティアイランドを倒す」と考える「単」なら妙味ありますが。
買い時は桜花賞だったと思います。
不安点:初めての関東遠征、前走先行したことがどうでるか
ハーパー
桜花賞4着、G3クイーンカップ1着
新馬戦で阪神2000m2着あり。
距離という面では上記2頭よりは期待が持てます。
特別キレる脚はないですが
ジワジワと器用にのび距離も不安少なめという点で買いやすいです。
いっぽうで「爆発力」となるともうワンパンチ欲しいところも。
良くも悪くもルメール騎手頼み。
不安点:爆発力不足。
ペリファーニア
桜花賞3着馬。
エフフォーリアの妹として注目を集める存在です。
まだキャリア3戦で素質だけで走っている印象。
関東馬というメリット(遠征ない)があるものの
東京競馬場は初めて。
兄と違いモーリス産駒ということを考えると
本当に良くなるのはまだ先かな~といった印象です。
また、チューリップ賞、桜花賞ともに先行の展開利があったとするなら
それが行きづらい今回+αが期待しづらく…
先行がいきるレースとなれば…
不安点:展開利がなくどうか、1600mまでの経験
ソーダズリング
フローラS2着。
未勝利1800m勝ち、2000mのフローラS2着と距離の不安は少なめです。
ですが…そのフローラSは
逃げたゴールデンハインドを捕らえられず2着。
内+前にいた馬が上にいくるなか
もっとも恵まれる位置で競馬したにも関わらず
ゴールデンハインドより上り3ハロンはコンマ1秒しか上回れず。
これが距離が伸びてもっと良くなる…とはいえますが
さすがにパンチ不足感は否めず。
母ソーマジックはオークス8着、姉マジックキャッスルはオークス5着。
不安点:先行するにしてもそこから脚がない。
オークス2023消去法予想を(ほんの少し)ベースにしつつ
ほぼアナログでオークスについて解説してきました。
人気上位馬は…
正直リバティアイランドは箱のスミをつっつく感じですが
お初条件である以上リスクがあることは忘れずにいたいですね~
その上で荒れる可能性、穴馬の可能性を考えると…
正直1/4の出走が叶うならイングランドアイズを買いたいです。
クイーンC4着、フローラS4着と一歩足りずですが
共にさして届かずの結果。
安定感はともかく爆発力はリバティアイランド以外の人気馬より上です。
新馬戦でハーパーを下していたりするし
その新馬戦は阪神2000mと距離の面不安少ないです。
とはいえ1/4はなかなか厳しい枠。。
現実的に出走が確定している馬の中でいうと…
→人気ブログランキング
(クリックして1,2位にいる馬券力labの説明文に書いています)
条件違いで2頭、一頭は「先行力」が活きるなら、もう一頭は距離が伸びてこそ(桜花賞ではキレ味不足)。
桜花賞路線から1頭、
別路線から1頭あげています。
この辺が馬券に絡んでくれると面白いですね~
ーーあとがきーー
上記のようなアナログ予想で
高松宮記念◎ファストフォース1着(12番人気)
新潟大賞典◎イクスプロージョン3着(12番人気)
のような穴馬予想をしたり
天皇賞春◎ディープボンドでやりましたー😭夜中に買っておいたメインの馬連ワイド、高め待ちの3連複、昼過ぎにムラムラ来て買った3連単✨メルマガで流したレースなので余計に嬉しいですー
ジャスティンパレスもありがとー!シルヴァーソニックは…ブレークアップの方が良かった( ・∇・) pic.twitter.com/UwsqIjLkV8— IKU@人気馬嫌ってナンボ (@bakelabbaken) April 30, 2023
天皇賞春のような花火を上げるような
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