天皇賞秋2022を消去法で予想の道筋を立てていきます。
穴馬をその過程でみつけて大きく当てたいですね!
また消去法の注意点なども
ちょっと言葉強めにお話するので…
今後の参考にもして頂けると幸いです(`・ω・´)
天皇賞秋2022消去法で使えそうな過去のデータを紹介します。
◆年齢(過去10年)
3歳【1,1,1,9】
4歳【3,6,4,27】
5歳【6,3,4,39】
6歳【0,0,1,29】
7歳以上【0,0,0,26】
天皇賞秋2022に限らず消去法で使われやすい
年齢でフィルターをかけてみると…
過去10年6歳以上で馬券になったのは
たったの1頭です。
2013年のエイシンフラッシュ
ただしエイシンフラッシュは2012年の
天皇賞秋勝馬ということを付け加えると…
(相手関係はありますが)
適性は十分、でも年齢の分着順を落とした
年齢で判断するならこのように考えられます。
ここでこういったデータで消去法を使う方に
注意点を添えておきます!
ただの数字遊びではなく
「意味のあるデータの活用」をするために重要です。
・なぜ若い馬の方が好成績を残しているか
↑これを考えます。
「年齢」の括りはスピードを観る指標の一つです。
均していくと成長しきったた後は
年を重ねるとともにスピード衰えていくもの。
これは人間で考えても一緒ですよね?
またお馬さんで考えても
ダートの方が高齢馬の活躍が多いのはスピードが問われないから。
このことから天皇賞秋においては
年齢が若い馬が好走しているのではなく
「スピードに勝る馬が好走している」と言えます。
そう考えると2009年「8歳で」天皇賞秋を制した
カンパニーは買わないといけない馬だったと言い切れますね!
2009年は中山記念1着、安田記念4着、宝塚記念4着、毎日王冠1着
からの
天皇賞秋でしたが
…なんとこの成績で天皇賞秋5番人気でした。
いかに「数字遊びしかせず馬を観ない」人が多いかが分かりますね。
ここから言いたいことは…
天皇賞秋で高齢馬を買え!
……なんてことでは当然なくて
消去法で使われるデータの中身ちゃんと見ましょうね!
↑これです。
そしてもう一つ天皇賞秋2022消去法として
扱いたいデータがあります。
◆東京競馬場の重賞で3着以内の経験有無
(過去10年)
あり【10,8,9,79】
なし【0,2,1,51】
ここから何が言えるか…
東京競馬場と言えば直線が長い。
末脚・キレ味が問われる傾向があるいっぽうで
ペースが速くなると…
キレ味があったとしても脚が続かない。
バテてしまい最後脚が止まるということもあります。
この場合は「持続力」が問われます。
持続力がどこまで問われるかは
……「その年次第」。
展開・ペース次第です。
今年はパンサラッサという稀代の賑やかし馬がいて
その展開を読むのが面白いし難しいレースです。
少なくてもスローペースからの瞬発力勝負にはならない、
が週中の枠順出る前・馬場状態確認する前の見解でしょう。
ちなみにこのキレ味とバテない持久力について
分かりにくいかも知れないので一つ事例を。
(毎度ファンの方には非常に申し訳ないですが)
それはサートゥルナーリア。
2019年の天皇賞秋はアエロリット(持続力がウリ)が
自分の長所を活かすべくハイペースで逃げました。
アーモンドアイはじめ有力馬が
前々で競馬して上位入線したレースです。
このレースでサートゥルナーリアは
2~3番手でレースをしてバテて後退して6着。
そしてハイペースで逃げたアエロリットは3着に粘り
4コーナー3番手のダノンプレミアムが2着になだれ込みました。
サートゥルナーリアはの特徴は
スローペースのぬるま湯レースでイバりますが
体力・地力が問われるレースになると
ヘタれるお馬さんでした。
ペースが流れて耐性・持続力が問われると
カラッキシ……というお馬さんでした。
(もちろん高いレベルの話!)
そして後方から4着に突っ込んできたのが
ユーキャンスマイル。
3400mのダイヤモンドSを2019年に制している体力ある馬です。
このことからも単純なるキレ味だけではダメ
体力・持続力が問われたといえます。
スピードも体力もあるに越したことはないですけども。
ちなみに東京競馬場の重賞で3着内経験ない馬でも
3頭馬券になっていますが…
名前をみると納得しますよ。
◆2020年フィエールマン/2着
東京は新馬戦1着。
天皇賞春2勝でスタミナタイプでスピードにやや
不安があったものの上り最速で突っ込んで2着。
◆2018年サングレーザー/2着
東京競馬場は安田記念5着。
当然G3で3着よりは価値があると言えますね。
◆2012年ルーラーシップ/3着
東京はプリンシパルS1着、ダービー5着。
シンプルに強い馬。
3頭の共通点
・シンプルに強い
・3頭とも上り最速
はい、ここでも「速い上り」がキーワードになってきます。
消去法で考えるなら
速い上りを使えない東京で重賞実績ない馬は消す、となりますね。
こうなってくると…後述するある人気馬が!
……でも、これもアナログ的に考えると
京王杯2歳Sの勝ち馬で現状しりすぼみの馬と
天皇賞秋4着、安田記念4着馬どっちが上なの?
こういう補正は必要ですが。
上記を踏まえて天皇賞秋2022消去法データを
出走予定馬に当てはめていきます。
天皇賞秋2022出走予定(登録)馬は以下の15頭です。
アブレイズ
イクイノックス
カデナ
カラテ
ジオグリフ
ジャックドール
シャフリヤー
ダノンベルーガ
ノースブリッジ
バビット
パンサラッサ
ポタジェ
マリアエレーナ
ユーバーレーベン
レッドガラン
これらの馬に上記消去法を当てはめていくと
【6歳以上】
・カラテ/6歳
・カデナ/8歳
・レッドガラン/7歳
これらの中にカンパニーやエイシンフラッシュのような
東京適性・スピードがある馬は…いない。
3頭だけですが消去法を使って消せる馬たちですね。
次に
【東京重賞好走経験なし】
・ジャックドール…白富士S(LS)1着まで
・パンサラッサ…オクトーバーS(LS)1着まで
・マリアエレーナ…東京競馬場自体初めて
・バビット…東京競馬場自体初めて
・アブレイズ…メイS(OP)1着まで
・カデナ…毎日王冠4着まで
・レッドガラン…白富士S(LS)3着まで
以上の7頭が消去法の対象になります。
人気どころのジャックドールが
これに当てはまってしまいますね。
展開のカギを握るパンサラッサもどうようです。
これらの中に
・フィエールマン/サングレーザー/ルーラーシップのような強く、上り最速を使いそうな馬は…
さすがにいないですね。
隊列を考えるとジャックドールは好走しそうですが
過去の傾向から強調はし辛い状況です。
以上が天皇賞秋2022消去法を使って
出走予定馬をさばいた形です。
これは一つの参考にしつつ
人気が予想される馬たちのアラを探しみましょう!
穴馬の好走は人気馬の凡走の上になりたっています。
つまり人気馬のアラ探しは
穴馬の好走可能性を探す上で重要ということです。
皐月賞2着、日本ダービー2着馬。
末脚というテーマはピッタリ、東京も走る。
今回休み明けで状態次第で、末脚があるのは良い事ですが…
時計がでる馬場だとしたら位置を落とすと
差し届かずの結果があっても驚かないです。
アラは少ないですが…ゼロではないです。
不安点:休み明け、差し損ね
ジャックドール
札幌記念1着。
右回りより左回りの方が良いとされ
前走札幌記念から条件の好転が望めます。
札幌記念で逃げずに結果を残したことは良いですが
パンサラッサが東京の軽い馬場でスタートから飛ばしたらついて行けるのか?
経験ないタフなレースで
末脚タイプではなく東京重賞好走もない。
縦長2,3番手からのなだれ込みが出来ればよいが。
不安点:東京実績、末脚望めない
シャフリヤール
昨年の日本ダービー馬。
兄はキレずバテずのアルアインからも
持続性の馬だと考えています。
タフなレースになれば良さが活きると言えますが…
日本ダービーはハマった感、ジャパンカップは3着とはいえ力差を感じました。
海外ドサ周りで強くなっているかどうか。
不安点:状態、能力
ダノンベルーガ
皐月賞4着、ダービー4着馬。
溜めればキレるという意味では天皇賞秋の傾向にピッタリですが…
パンサラッサがハイペースで飛ばすであろうレースで
どの位置をとるか。
前々に行けばサートゥルナーリアのように垂れる可能性大。
博打的に末脚に全てをかける位の方が良いかも。
その意味では川田騎手向きではない…
不安点:勝とうとするならリスクある乗り方が必要
ジオグリフ
皐月賞馬の勝ち馬。
皐月賞で本命にしてお世話になる
→ダービー軽視と適性分かりやすいうまです。
ジオグリフは小回りでこそ。
つまり東京2000mはベストの条件ではないです。
ベスト条件でないなかどこまで走れるか。
不安点:東京2000mへの適性不足。
パンサラッサ
やることは1つのパンサラッサ。
札幌記念のような落ち着いた逃げは本来の良さはでず
(1800mベストもありました)
ついてくる馬をつぶすハイペースな逃げが持ち味です。
変にドバイターフを勝ってしまったことで「欲」がでて
「守り」に入って控えるようだと……黄色信号。
良さはでない。
行くなら行ってどこまで粘れるか。
不安点:コース。(コーナ-4回小回りがベスト)
ポタジェ
大阪杯の勝ち馬。
ジオグリフどうようの小回り・内回りのタフなレースでこそ。
東京2000は適性外ですがあえてプラスに考えるなら
パンサラッサが飛ばして上りが問われないバテ合いになった場合。
ばてる馬が多い中キレずバテずの脚を使えば。
不安点:キレ味不足の差し馬
菊花賞2022の穴馬を探す前段階として
人気が想定される順番にアラ探しをしてみました。
穴馬の可能性を探るという意味では
上記消去法でジャックドールが凡走データがあります。
と、は、い、え…
ここまで出てきていない馬たちで
末脚特化で目立った馬はおらず。
穴馬として魅力がある馬が……
こうなってくると無難な予想に落ち着いてしまうのですが
それでも
無理にでも一頭穴っぽい馬を選ぶなら…
みんなが厳しいと思っている
パンサラッサ
正直、現状の差し脚が問われる東京で真逆の脚質です。
でも、みんながそう考える分人気は控えめに。
他の騎手たちも直線勝負を念頭にいれるようなら…
逃げ馬は常に穴の魅力あり。
……といいつつノリさんのバビットの動きが恐いですね。
ここは無難な予想をして無難な馬券を買う。
こういう「スポーツ競馬」を久しぶりに楽しんでもよいかもです。
ーーーあとがきーー
天皇賞秋と言えば2008年
ダイワスカーレットvsウォッカ
が思い出深いです。
そこにダービー馬ディープスカイと上がり最速でカンパニーが突っ込むハイレベル戦!
翌年8歳でカンパニーが天皇賞秋を制したことで
改めてこの年の凄さが分かりました( ・∇・)
このレース現地でみていて震えるほど感動しました!
P.S.
・馬連の面白い買い方
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知らないと損していること多いです。
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