共同通信杯がダートに変更されてレースが行われた!
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まっさか~(`・ω・´)
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って思うかも知れませんが。
事実です。
1998年の共同通信杯は
「降雪の影響で」
芝1800mからダート1800mに変更されてレースが行われました。
この時の思い出…というか
競馬始めたての中学生(!)の私の青い思い出にちょっとお付き合いください^^
私は1997年のクラシック世代から
競馬をフルで観始めました。
だから1998年の共同通信杯は
「競馬2年目」。
そして当時私は中学3年生(`・ω・´)
この年の共同通信杯は特別なレースで。
「エルコンドルパサー」という
超強い「ダート馬」が芝レースに出走する
という大きな意味をもったレースでした。
私もそうですがみんなの注目は
「エルコンドルパサーは芝でも強いのか、スピードあるのか」
これでした。
ちなみにエルコンドルパサーはこれまで
ダートで2戦2勝。
新馬戦は東京ダート1600mで
9頭立て最後方9番手からブッコ抜きで1.1秒差の圧勝。
2戦目は500万下(今の1勝クラス)を
中山ダート1800mで後方からグングンポジションをあげ
1.5秒差の圧勝。
こんなエルコンドルパサーが
芝のレース初出走となれば
競馬ファンなら誰もが注目するレースになりますよね!
ところが!
が!
東京の降雪がひどく。
冒頭の
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まっさか~(`・ω・´)
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が本当に起こったのです。
降雪の影響で芝コースが利用できないため
共同通信杯は芝1800mからダート1600mに変更され開催されたのでした!
(ちなみにG3ではなく「重賞」に変更されました)
ビックリですよ。
ビックリ。
競馬2年目のIKU少年は
驚きつつも競馬でよくあることなのなかーなんて思いましたが…
ない。
ない!
それが「大事な大事な」エルコンドルパサーの初芝レースで。
今だったら状況によりますが
月曜日開催に順延になっているのかな。
レースはエルコンドルパサーが0.3秒差で
なんのサプライズもなく勝利。
そりゃそうです。ダートで強いことは分かっているですから。
1998年の共同通信杯は
このようにしてダートに変更されて開催され
エルコンドルパサーの芝レース出走は自走以降に持ち越されたのでした。
その後の活躍はご存知の方も多いですよね。
・G1NHKマイルC1着
・「伝説の」G2毎日王冠2着※
・G1ジャパンカップ1着
・G1イスパーン賞2着(フランス)
・G1サンクルー大賞1着(フランス)
・G2フォワ賞1着(フランス)
・G1凱旋門賞2着(フランス)
これ書いていて知ったのですが
凱旋門賞は「重馬場」だったんですね。
ただでさえフランスの馬場は日本と比べて
パワーがいる=スタミナ・体力がいる馬場で…
2023年現在も日本馬が苦労しているのに
さらーっと重馬場で
「優勝馬が2頭いた」と言われる接戦。
強いお馬さんでしたね!
そして
共同通信杯がダートに変更された話はそれとして
エルコンドルパサーに関しては
「私的には」続きがあって。
1998年の共同通信杯がダートに変更されたことで
エルコンドルパサーの芝適性確認は先に延びたのですが…
NHKマイルCを制したのち
秋初戦が「あの」伝説の毎日王冠になりました。
快速逃げ馬サイレンススズカ
VS
無敗の4歳グラスワンダー&エルコンドルパサー
それぞれの経歴を書き始めたらキリがないので割愛しますが…
競馬ファンなら誰もが
馬券抜きにしてドキドキするレース…と言えばどういうレースなのか伝わると思います。
快速を飛ばして逃げるサイレンススズカ。
骨折明けで本調子ではないのか
伸びをかくグラスワンダー。
大きく離れたところから
懸命に一歩一歩追いすがるエルコンドルパサー。
至極の直線でした。
さらに!
そのあとジャパンカップで。
エアグルーヴVSダービー馬スペシャルウィークVSエルコンドルパサーが実現!
スペシャルウイークは1998年の日本ダービー馬。
武豊騎手が初めてダービー制覇した相棒です。
当時は外国産馬である
エルコンドルパサーにクラシック出走権はなくて
このジャパンカップで同期のダービー馬と初対戦。
エアグルーヴは現役時代も後に繁殖牝馬になってからも
日本競馬界になお残した名牝。
そんな2頭を「相手にせず」2馬身半突き放し優勝!
ダートでよし
芝でよし
距離を伸ばしてもよし
レースぶりも安定感あり。
本当に強いお馬さんで
名勝負のド真ん中中心にいうお馬さんでした。
日本でその雄姿をみられたのは
このジャパンカップが最後で。
翌年は上述のフランス遠征へ。
・G1イスパーン賞2着(フランス)
・G1サンクルー大賞1着(フランス)
・G2フォワ賞1着(フランス)
・G1凱旋門賞2着(フランス)
崩れず強いレースをする。
凱旋門賞も優勝馬が2頭いたと言われる強いレース。
残念ながら3世代しか子を残せずこの世を去ってしまったため
その血を長く、多く残すことはできませんでしたが
もっていたパワーが色濃く子供に残されたようで…
・ヴァーミリアン
G1ジャパンカップダート、帝王賞、東京大賞典など
・ソングオブウインド
G1菊花賞
・トウカイトリック
G2阪神大賞典、ステイヤーズSなど
ダートや長距離レースで活躍する馬を輩出しました。
エルコンドルパサーの子供で
凱旋門賞を、、、とはならなかったのは残念ですが
エルコンドルパサーの名前が残ることは嬉しいことですね^^
途中から話が共同通信杯がダートに変更された件から
エルコンドルパサーに話が移ってしまいましたね(苦笑)
でもそれくらい濃い思い出をくれたお馬さんでした!
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