競馬は屋外スポーツであり、気候に左右される性質を持っています。
雨天がもたらす影響は大きく、馬券の行方にも影響を及ぼすことがよく言われます。
このため、「雨の日のレースは荒れる」という経験則を知るファンも多いでしょう。
そこで、今回は雨天時の競馬の影響と対策に焦点を当ててみたいと思います。
ちなみに、競馬は雨が理由で中止というのはまずありませんが、台風、雷などを理由に中止になることはあります。
公平と安全、難しいラインでの判断ですね。
ぜひ最後までご確認ください。
もくじ
競馬場の観客席は屋根がありますが、競馬コース自体は屋根がなく、直接天候の影響を受けます。
風、雨、雪、さらには台風のような悪天候がある日も通常通りに開催されることが多いですが、悪天候は競走馬と騎手にとって非常に危険な状況を作り出します。
これにより、「大雨の際はレースを中止すべき」という意見もありますが、現在は雨が降ってもレースが強行されることが一般的です。
先の通り、台風や雷では中止になります。
記憶に新しいところでは2024年8月25日の新潟競馬場12レースは雷のため中止になっています。
雨の日の競馬観戦方法はいくつかありますが、傘を使う場合、他の観客の迷惑にならないように注意が必要です。
傘が他の人の視界を遮ったりぶつかったりすることを避けるために、レインコートや雨具の使用が望ましいとされています。
これにより、他の観客の視界を遮ることなく、快適に観戦ができます。
多くのスタジアムや球場では傘の使用が制限されており、競馬場でも観戦の快適さとスムーズな進行を保つための配慮がされています。
競馬は雨が降っても中止や延期となることはほとんどありません。
雨天時のレースでは、その分通常よりも予測が難しくなることが知られていて、雨によって馬場の状態が変わるため、馬券の結果にも大きな影響が出ます。
雨が競走馬のパフォーマンスに与える影響を考慮し、競馬の予想を立てることが求められます。
雨に強い特定の血統や騎手の知識があれば、意外な高額払い戻しにつながる可能性があります。
悪天候時のレースは、通常よりも予想が外れやすく、大きなリターンを得るチャンスが増えるのです。
一般的に、競馬は雨程度では中止や延期されませんが、台風のような大規模な災害の際には例外です。
台風は強い風と大雨を伴い、交通機関にも影響を及ぼすため、競馬の安全な開催が困難と判断されることがあります。
また、過去には大雪や地震が原因で競馬が中止になった事例もあります。
通常の雪では競馬は開催されますが、大雪が馬場を危険な状態にすると競馬は中止されます。
他にも、東日本大震災のような大きな自然災害が競馬場に直接的な被害をもたらした場合も、競馬の開催が中止または延期されることがあります。
競馬は雨での中止はほぼありませんが、大雪での中止や、順延は数年に一度あります。
また、1998年には芝のレースがダート置き換わってのレースとなりました。
(今ではあり得ないであろうことですが)
G3共同通信杯がダート(重賞扱い)に代わり、後の名馬であるエルコンドルパサーの「初芝」レースの予定がダートに変わった…
こういった記憶をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
このように、競馬は基本的には雨天にも負けずに続けられますが、大規模な自然災害が予測される場合には、その安全性を最優先して適切な対応が取られることが重要です。
観戦を予定しているファンも、天候と競馬場の公式発表を事前にチェックし、安全に楽しむための準備を怠らないようにしましょう。
雨天時、芝コースとダートコースでは反対の効果が見られることが一般的です。
芝コースは濡れると滑りやすくなり、馬は通常よりも多くの力を必要とし、そのため雨が降った際の芝コースでは、馬のパワーと持久力が特に試されることになります。
雨の影響で、通常以上にスタミナの消費が激しいため、この点を考慮した戦略が求められます。
一方で、ダートコースは雨によってコンディションが改善することも。
湿ったダートは、乾いた状態よりも馬が走りやすくなり、一般にタイムが短縮される傾向にあります。
したがって、雨の日のダートコースではスピードがより重要な要素となります。馬にとってスピードを発揮しやすい環境が整うわけです。
また、重馬場での予想をする時に注意したいめちゃくちゃ大事なことを
この記事に書きました。
合わせてご覧頂けると幸いです。
競走馬も他の動物と同様に個性があり、それぞれ異なる性格を持ちます。
パドックでの馬の振る舞いを観察すると、落ち着いて歩く馬、活発に動く馬、不安げに周囲をうかがう馬など、多様な性格が見られます。
これらの性格を理解することは、競馬を楽しむ際の重要な要素となります。
雨に対する反応も馬によって異なります。
雨を全く気にしない馬もいれば、雨粒が触れるのを嫌がる馬もいます。
雨を嫌う馬は、晴れた日に比べて雨の日にパフォーマンスが落ちることが多く、通常の実力を発揮するのが難しい場合があります。
このような馬が雨の日にレースに出ると、予想外の結果につながることもあり、予想が難しくも、面白くもなる、競馬の楽しいポイントです。
雨が競馬の結果に大きな影響を与える主な理由は、馬場のコンディションが変わるからです。
日本の競馬場には、主に芝とダートの二つのコースタイプが存在し、これらのコースは雨により水分を多く含むようになり、競走条件が大きく変化します。
通常、競馬の予想は晴れた日の条件を基にして行われることが多く、多くのファンが晴天時の成績を元に馬券を購入します。
これはオッズが通常の条件を基に設定されているためです。
しかし、雨によってコースが変わると、晴天時には発揮できた競走馬の実力が十分に発揮されないケースが出てきます。
その結果、晴れた日には目立たない中位以下の競走馬が意外な上位に食い込むことが多く、レースが荒れる原因となるのです。
雨の日の競馬では、実際に予想を大きく変える必要はないとよく言われますが、それよりも雨の影響を受け始める時刻や降水量を把握することがより重要です。
レースが短時間で行われるため、実際にレース中に雨が降り始めたとしても、コース状態が劇的に変わることは少ないです。
しかし、レース直前までの雨量が馬場に影響を与えることがあり、例えばレースが始まる前に大雨があった場合、晴れ間が見えても馬場は通常と異なる状態かもしれません。
このような状況では、予想を見直すことが必要です。
雨が降っているかどうかだけでなく、レース前の馬場状態の変化を確認し、その情報を元に賢く馬券を選ぶことが勝利への鍵となります。
競馬は晴れた日も雨の日も基本的には予定通り進行します。
ただし、前日の天候は翌日のレースに大きな影響を及ぼすことがあるため、事前に天気予報を確認し、適切な対策を立てることが必要です。
ここで、雨が降った場合の競馬予想に役立つポイントをご紹介します。
・悪天候では逃げや先行が有利
・4番人気以降は悪条件でも実力を発揮できる馬を狙う
これらのポイントは、雨天時の馬場変化に対応した競馬予想を行う上で重要です。
雨天による馬場の変化は、逃げや先行脚質の馬に有利な条件を生み出すことが多いです。
芝コースでは、濡れた地面がスピードを制限し、差しや追い込み脚質の馬が前に追いつきにくくなります。
一方、ダートコースでは、先頭を走る馬が泥をかぶせるため、後方からの追い上げが困難になります。
雨の日はこのような特性を考慮して、先行脚質の馬に注目することが勝利への鍵となります。
(難しいもので、雨だから前に行くぞ!とハイペースになりバテて差し馬が届くということも…)
次に、4番人気以下の馬への注目が重要です。
雨天時にはこれらの馬が意外な結果を出すことが多く、特に馬場状態が悪化した場合には、これまでの成績に関わらず優れたパフォーマンスを見せることがあります。
例えば、重馬場や不良馬場での実績がある馬は、通常の良馬場時とは異なる結果を出すことが期待されるため、高額配当を狙う上で魅力的な選択肢となります。
ただし、人気が低い馬は基本的に実力が足りないことが多いため、過度な期待は避けるべきです。
ざっくりのイメージとしては…
●人気馬:雨・重馬場でパフォーマンスを落とす馬の評価を下げる
●穴馬:雨・重馬場でパフォーマンスを上げる馬の評価を上げる
これが、雨の日の競馬予想です。
めちゃくちゃ大事なことです。
人気馬を褒めちぎるのは競馬予想ではなく、馬のファンがやれば良い事。
馬券を買う側は「その逆」をすべきです。
雨の日の競馬は一般的に予想が難しくなりがちですが、上記で紹介したポイントを踏まえて予想を行うことで、成功の確率を高めることができます。
天候が悪い日でも競馬は予定通り進行するため、雨特有の変化を理解し、適切な馬券の選択を行うことが重要です。
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