馬券の勝利への道は、まずは馬券を的中させることから始まります。
そのため、比較的当てやすい単勝や複勝に注目する人が多いです。
これらを組み合わせた「単複券」を利用している方が増えています。
しかし、これらの券種は的中しやすい反面、配当金が低めに設定されていることが多いです。「本当にこれが最良の方法なのだろうか?」と考えることもあるでしょう。
そこで、今回は競馬の単複に焦点を当て、基本的な情報からオッズの差、購入方法に至るまでテクニックも含めて詳しく解説します。
単複の買い方、
是非最後までお読みいただき、自分に合うか合わないか考えてくださいね。
もくじ
競馬でいう「単複」とは、単勝と複勝を指す用語です。
・単勝:1位に入る馬を予想する馬券
・複勝:選んだ馬が3位以内に入れば的中する馬券(7頭以下の場合は2着まで※)
これらは通常、別々に購入することも可能ですが、単複では両方を一緒に購入することで、単勝のリスクを複勝が補い、複勝の低配当リスクを単勝が補う馬券の買い方となります。
競馬では様々な種類の馬券が存在し、それぞれに特有の魅力がありますが、単複購入の魅力について深堀りしてみましょう。
●単複購入の4大魅力
・他の馬券よりも的中しやすい
・控除率が低めに設定されている
・購入点数を絞って投資効率を高める
・短時間での予想が可能
これらの点を一つずつ詳しくご説明します。
競馬の馬券の中で、単勝と複勝は比較的当たりやすいとされています。
以下はその的中率のデータです。
複勝 約16.6%
単勝 約5.5%
ワイド 約1.96%
馬連 約0.65%
枠連 約0.65%
馬単 約0.32%
3連複 約0.122%
3連単 約0.02%
WIN5 約0.00005%
多くの馬券の的中率が1%未満である中で、複勝が約16.6%、単勝が約5.5%と高い的中率を示しています。
単複購入ならば、単勝が外れても複勝で当たる確率が高く、リスクヘッジがしやすいです。
たとえば、単勝オッズが5倍、複勝オッズが2倍の馬に対し、単勝に200円、複勝に300円を投資した場合、1着であれば合計1,600円の払い戻し。
もし2着または3着であれば、複勝だけで600円の払い戻しとなり、最終的に100円のプラス収支となります。
これにより、単複購入は的中率を高めつつ、リスクを低減させる魅力があります。
競馬の控除率は、馬券の種類によって異なり、これは売上から差し引かれる運営手数料の割合を指します。
以下はその一覧です。
単勝 20.0%
複勝 20.0%
ワイド 22.5%
馬連 22.5%
枠連 22.5%
馬単 25.0%
3連複 25.0%
3連単 27.5%
WIN5式 30.0%
単勝と複勝は全馬券種中で最も手数料率が低く、これは高い払戻率を意味します。
高額な払戻を期待できる馬券種には魅力がありますが、
・的中率が低く
・手数料率が高い
ため、単複での購入が収支を伸ばすための賢い選択と言えます。
3連単や馬単など、正確な着順を予想する必要がある馬券種では、的中率を高めるために多くの組み合わせを購入することが一般的です。
このため、馬券の購入額が増え、当たったとしても「ムダ馬券」の存在を気にする必要があります。
しかし、単勝や複勝のようなシンプルな馬券は、1点購入が基本で、投資金額を低く抑えられるため、大きな損失につながりにくいです。
単複は無駄な購入を避けつつ、少ないリスクで参加できる点が大きな魅力です。
(私は単勝の多点数買い推奨派ですが)
複雑な馬券種、例えば3連単や3連複を予想する際は、多くの組み合わせや戦略を考慮する必要があり、予想に時間がかかります。
そして、多くの時間を投じても的中する保証はありません。
対照的に、単複購入では1頭の馬に絞って予想するため、時間を大幅に節約できます。
選ぶ馬には注意が必要ですが、時間をかけずに効率的に予想を立てることができるのは、非常に便利な点です。
単複購入と単勝や複勝の単独購入では、マークシートへの記入方法が異なるため、初めて単複での購入を行う方は特に注意が必要です。
ここでは単複購入時のマークシートの正しい記入手順を詳しく解説します。
単複の買い方:単複マークシートの記入手順
① 緑色のマークシートを準備する。
② マークシートに記載されている「表」という面を確認する。
③ 「場名」欄で、購入するレースが行われる競馬場を選ぶ。
④ 「式別」欄にて「単勝」または「複勝」を選択する。
⑤ 「1着・1頭目」欄で、購入したい馬の番号をマークする。
⑥ 購入金額を「金額」と「単位」欄に記入する。
※300百円だったら「3」と「百円」を塗りつぶします。
※単勝と複勝を同時に買いたい場合は表面で単勝を、裏面で複勝をマークして買う必要があります。
※式別で「単+複」を選ぶと単勝1,複勝1の比率で「がんばれ馬券」が買えます。
これらの手順を踏むことで、マークシートの記入が完了し、自動発売機で単勝・複勝馬券の購入が可能となります。
競馬に精通している人たちの中では「単複購入が非常に効果的」という意見が多く、彼らが実践している具体的な買い方にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、その中から特に重要な3つの戦略をご紹介します。
・低オッズの馬を避ける戦略
・投資金額の最適化
これから、これらの戦略について詳しく説明していきます。
単複購入において、特に単勝オッズが2倍以下の馬は避けるべきです。
低オッズの馬に投資することは、リターンが少なくリスクが比較的高いためです。
例えば、単勝オッズが1.4倍、複勝オッズが1.1倍の馬に100円を賭けた場合、1着であれば総額250円の払い戻しで50円の利益となりますが、もし単勝を外れても、複勝で当たった場合のマイナスは90円となり、大きな損失を抑えることができません。
したがって、低オッズの馬は基本的に避け、より高いリターンを期待できる選択肢を選ぶことが重要です。
また、案外単勝1倍台の馬ってころころ負けるんですよ。
出遅れ、不利、どん詰まり、下手乗り、大外ぶん回しがあるのが競馬。買う価値なしです。
競馬で単複賭けを行う際に、単勝と複勝への資金配分をどう決めるかは非常に重要です。
単複の買い方で一番大事な部分といっても過言ではありません。その比率は、投資の目的に応じて異なる最適な配分が存在します。
以下では、目的別に推奨される資金配分について解説します。
●リスクヘッジ目的の場合:1:1の配分
リスクを抑えたい場合は、単勝と複勝に等しく資金を配分する1:1の比率が推奨されます。
一見、利益を出しにくいかもしれませんが、競馬のプロは長期的な戦略を重視します。
仮に単勝4倍、複勝1.6倍だとして複勝のみの的中だと(それぞれ100円かけたとして)回収は160円。マイナスですが「ゼロじゃない」と気楽に考えることができます。
●利益追求目的の場合:1:2/1:3の配分
利益を最大化したい場合は、1:2や1:3の比率で資金を配分することが有効です。
この配分では、選んだ馬が3着以内に入ることを前提にしており、単勝が外れても複勝でカバーできる可能性が高まります。
さらに、複勝が外れた場合でも、1:2や1:3以上の比率で賭けるよりも損失を最小限に抑えることができます。
1:2の場合複勝が150円つけば単勝が外れてもトントン。
1:3の場合複勝が130~140円つけば単勝が外れてもざっくりトントン。
このように、単複賭けの資金配分は、競馬での成功を左右する重要な要素です。
リスク管理と利益追求のバランスを考えながら、自身の目的に合った配分を選択することが鍵となります。
●究極的には…
単複の買い方、比率としての究極系は…
「自分の予想を馬券に反映させること」です。
1着だと思って単複を買うなら(それでもリスクがあると考えて)1:1。
2,3着かなーと思って単複を買うなら、1:2や1:3。
仮にこの馬は勝たないだろうな…でも3着なら…と考える場合でも競馬なので勝っちゃうこともあるため、100円でも良いから単勝を買う事をおすすめしています。
この記事では、競馬における単複の買い方について解説しました。
単複購入は、的中しやすいというメリットがある一方で、高額な払い戻しを得ることは比較的難しいです。
このため、もし単純に馬券を的中させることを目指すならば、単複購入は適しています。
この記事の最後に書いたこと、単複の比率に関して「自分の予想を馬券に反映させる」はすべての馬券に通じることなので覚えておいてくださいね!
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