夏競馬における牝馬のパフォーマンスについての分析と格言の真実

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競馬界には「夏は牝馬」という昔からの言い伝えがありますが、夏のレースにおいて牝馬が注目されるべきかどうか、データに基づいてその真偽を検証してみました。

 

結論からいうと…

 

・牝馬が夏の暑さに強いワケではない
・夏競馬で牝馬の成績は確かに上がる

 

これはなぜか…

 

・牡馬と牝馬の特性が違う

 

これが夏競馬で牝馬にマッチするから夏競馬は牝馬と言われるようになった。

 

最後の部分がちょっとでも?がある方は
ぜひこの記事を最後まで読んでみてくださいね。

 

夏競馬考察:牝馬が暑さに強いというのは本当か?

一般に、牝馬は暑さに強いとされがちですが、この点について明確な証拠は少ないです。

 

人間の場合、男性は暑さに弱く
女性は寒さに敏感と言われることから…

 

馬にも同じような差があるのではないかと考えられます(笑)

 

そこで、過去のJRAでの8月のデータを調査し、特に気温が高いとされる小倉競馬場での性別による成績差を分析しました。

 

また主な舞台となる札幌、新潟、小倉の競馬場でのデータも併せて検証しました。

 

 

意外な結果として、比較的涼しい札幌競馬場で牝馬の勝率が高く、暑い小倉競馬場では牝馬と牡馬の間に大きな差は見られませんでした。

詳細なデータ分析

さらに、過去15年間のデータを基に、8月の牝馬と牡馬の勝率を比較してみました。1番人気の牝馬と牡馬の成績を比べることで、公平な比較が行えると考えました。

 

人気がない馬をみても、一頭の激走で配当が変わってしまうので参考にはしし辛いですからね。

 

この分析からも…

牝馬が特に優位に立っているという結果は見られませんでした。

 

 

さらに詳しく調べるため
7月から9月の期間を対象に拡大し、30年間のデータも調査しましたが…

 

結果に顕著な差はありませんでした。

 

たまに牝馬の1番人気が牡馬の1番人気を上回ることはありますが、牝馬が圧倒的に有利というわけではないようです。

 

そりゃそうです長い期間をみれば
ちょっとして差はでるもの。

 

 

これらの調査結果から、

「夏は牝馬」という格言はあまり根拠がないと言えそうです。

 

夏競馬で牝馬を選ぶ際には、他の要素も考慮することが重要です。

とはいえ夏競馬での牝馬の好走は事実ある

 

夏競馬において牝馬のパフォーマンスが特に重賞レースで有利であるという記事に興味を持ち、独自の調査を行いました。

 

その結果、やはりこのジンクス=ウワサにも
牝馬のパフォーマンスにと夏競馬の関係に強い結びつきはありませんでした。

 

例えば、2010年と2011年の夏季に多く見られた馬の熱中症の影響を調べた際、牡馬が牝馬よりも高い勝率を記録していました。

 

初めは夏に牝馬がどうして優れた成績を収めるのかを解明しようと考えていましたが、調査を進めるにつれてやはり牝馬が特に強いわけではないことが判明しました。

 

(長々とすみません、そろそろ結論に…)

 

「夏は牝馬」という格言の真実

さらなるデータ分析を通じて、興味深い事実が浮かび上がりました。

 

年間通じての牡馬と牝馬の勝率をグラフで比較すると、牡馬の勝率は比較的安定しているのに対し、牝馬は夏になると勝率が顕著に上昇します。

 

これが夏競馬における牝馬の強さを示していると言えるでしょう。

 

ただし、「夏は牝馬」という言葉が意味するのは、夏に牝馬が牡馬を圧倒するということではありません。

 

他の季節で牡馬に劣ることが多い牝馬が、夏になると牡馬と同等に競える力を発揮するということを示しています。

 

これはなぜか?

 

この発見は、夏競馬における牝馬の評価に新たな視点をもたらします。

 

重賞レースに限らず、全体的に夏には牝馬が強いという認識が必要で、牝馬が常に牡馬を上回るわけではないという理解が大切です。

 

これらの事実を踏まえて、夏のレース戦略を立てる際には重要な考慮事項となります。

夏競馬シーズンで牝馬が光り輝く理由

 

夏競馬は、多くの条件が牝馬に有利に働く時期とされています。

 

この背景にはどのような理由があるのでしょうか。ここで、牝馬が夏のレースで良い成績を収める理由について詳しく見ていきます。

 

 

●夏の競馬で牝馬が牡馬と競争できる理由

 

広範なデータ分析を通じて、牝馬が一般的にパワーやスタミナで牡馬に劣ることが確認されました。例えば、2000年以降の長距離G1レースでは、3000m以上の距離で牝馬が勝利を収めた例はありません。

 

(まあそもそもの出走数が少ないのですが、なぜ出走数が少ないか、です。)

 

 

しかし、夏競馬シーズンにはいくつかの要因が重なり、牝馬にとってプラスになる状況が整います。その主な要因は以下の通りです。

 

 

・レース構成の変化

 

夏季にはダートレースが減少し、芝レースが増えます。

芝レースは立ち回りやスピードが求められるため、パワーに劣る牝馬にとって有利な状況となります。

さらに、気温が高くなることで芝のコンディションが良好になり、これが牝馬のパフォーマンス向上につながります。

 

・競走馬の配置

 

夏は高賞金のレースが少なく、トップクラスの馬が休養に入ることが多いため、中間層の馬が主に競争します。

これにより、力の近い馬同士の競争が増え、戦略やタイミングが勝敗のカギを握ることになり、牝馬にとってチャンスが生まれます。

 

・コースの特性

 

夏競馬が開催される札幌、新潟、小倉などのローカル競馬場は急な上り坂が少なく、これがパワー・体力で劣ることが多い牝馬に有利です。

 

また、ダートレースの場合、夏場はレース距離が短縮されることがあり、これがスタミナに劣る牝馬にとってプラスに作用します。

 

これらの条件が揃うことで、夏競馬において牝馬が牡馬と互角に競ることが可能になります。パワーで劣る牝馬がこれらの条件のもとで、夏のレースにおいて注目すべき存在となるのです。

 

これらをまとめると…

 

 

●競馬の基本

 

牡馬=体力・タフさは牝馬より勝るが、スピード・キレ味は牝馬より劣る傾向
牝馬=スピード・キレ味は牡馬より勝るが、体力・タフさは牡馬より劣る傾向

 

ここに行きつきます。

 

夏競馬の「条件」は

牝馬の特性にマッチしやすい。

 

だから夏競馬で活躍する馬が出てくる(牡馬にとって合わない条件となることが多い)。

 

これが「夏競馬は牝馬」の真実です。

 

競馬においてはめちゃくちゃ大事なことで
予想をしていく上で大事な「適性」の話です。

 

もし…

 


 なるほど!
 (´▽`*)

 

と最後まで読んで頂き
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それでは競馬を楽しんでいきましょう!

 

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