天皇賞春のジンクス・オカルト(他、サインや正逆など)について気になる方が一定以上いるようです。
特殊な距離=3200m
(2021年2022年は阪神競馬場、基本は京都競馬場)なので
「通常以外の何か」を
考えたくなる気持ちは分からなくも……ないです。
ないですが、、
私が調べた天皇賞春のジンクスやオカルトは
しっかりと「アナログ的に」説明がつく内容でした。
だからジンクスやオカルトをハッキリと「否定」する記事です。
その前提で「アナログ的に説明」という
【競馬予想の本質】にご興味がある方はこのまま読み進めてください(`・ω・´)笑
【天皇賞春2023参考記事】
もくじ
私が調べた中では2つ
天皇賞春のジンクス・オカルトと呼べる…
「なまあたたかい」
トピックスがありました。
こういったジンクスとかオカルトって
過去〇年の結果からほじくって面白いネタ=エンタメとして持ってくるものが多いです。
天皇賞春のジンクスやオカルト的な話の前に
肩慣らしとして一例あげましょうか(`・ω・´)
以前…
/
「天皇賞秋」は
京都大賞典組は勝てない
\
こういったジンクスを唱える、また新聞などでも書かれていたことがあります。
確かに、そのように言われていた時期
また「その後」も天皇賞秋で京都大賞典組が活躍していません。
/
だったらこのジンクスは正しいのでは!
\
なーんて考える方は
競馬予想をしているというより…
終わってから「やっぱりジンクスの通りだ!」って言いたいだけじゃないですかね(トゲ)?
ちなみにこのジンクスというか
オカルトがアッサリと破ったのは…
ラブリーデイ
です。
天皇賞秋で1番人気だったので
上記「オカルト的ジンクス」を持ち出すアヤシイ人が出てきたのでした。
で、あっさり優勝(`・ω・´)
さて、、、
では
・なぜ京都大賞典組は「事実として」天皇賞秋で不振なのか。
・なぜラブリーデイは勝てたのか。
この疑問に対する答えは1つです。
「天皇賞秋で求められる適性に合う馬が京都大賞典に出走していなかったから」
シンプルですね。
天皇賞秋(東京2000m)は
スピード(と持続力)が問われます。
スピードに関して言うと京都大賞典(京都2400m)ではなく
毎日王冠(東京1800m)組の方が秀でていると…
言い切れます。
京都大賞典に出走する馬は
天皇賞秋で求められるスピードが足りていない馬が多く出走してきていた
(天皇賞秋ではなくジャパンカップ向き)
↓
だから天皇賞秋で好走できない。
シンプルに説明ができました。
そこに2歳時には1400mのG2京王杯2歳Sで2着したり
2000mの重賞で好走続けていたらラブリーデイが出走してきました。
ジンクスが勝つか
「馬そのもの」が勝つか。
そりゃ勝つのは馬=ラブリーデイです。
…
…このように「たいていのジンクスは説明がつきます」
余談が長くなりましたが
「天皇賞春」のジンクス・オカルトを
同じようにアナログ的につぶします。
(実際に今は言われなくなっているモノですが…)
天皇賞春のジンクス・オカルトとして
調べた結果2つ出てきました。
それを一つずつ「潰していきます」。
一時期言われていた天皇賞春のジンクスとして
菊花賞馬は天皇賞春を勝てない
…と言うものがありました。
※今は「バンバン」勝ちまくっています(笑)
不思議ですよね。
同じ長距離=菊花賞:京都3000m、天皇賞春:京都3200mなのに、菊花賞の勝ち馬が天皇賞春を勝てないなんて。
実際…2000年以降の菊花賞勝ち馬の天皇賞春成績を観てみると…
■2021年タイトルホルダー
→2022年天皇賞春1着
■2020年コントレイル
→未出走
■2019年ワールドプレミア
→2021年天皇賞春1着
■2018年フィエールマン
→2019、2020年天皇賞春1着
■2017年キセキ
→2020年6着
■2016年サトノダイヤモンド
→2017年天皇賞春3着
■2015年キタサンブラック
→2016、2017年天皇賞春1着
■2014年トーホウジャッカル
→2016年天皇賞春5着
■2013年エピファネイア
→未出走
■2012年ゴールドシップ
→天皇春2013年5着、2014年7着、2015年1着
■2011年オルフェーヴル
→2012年11着
■2010年ビッフウィーク
→未出走
■2009年スリーロールス
→未出走
■2008年オウケンブルースリ
→2011年天皇賞春10着
■2007年アサクサキングス
→2008年3着、2009年9着
■2006年ソングオブウインド
→未出走
■2005年ディープインパクト
→2006年天皇賞春1着
■2004年デルタブルース
→2006年10着、2007年12着、2009年10着
■2003年ザッツザプレンティ
→2004年天皇賞春16着、2005年10着
■2002年ヒシミラクル
→2003年天皇賞春1着、2005年16着
■2001年マンハッタンカフェ
→2002年天皇賞春1着
■2000年エアシャカール
→2001年天皇賞春8着
あれ、、、本当に菊花賞馬は
天皇賞春を勝てないって言われていたんでしょうか\(゜ロ\)(/ロ゜)/苦笑
確かに天皇賞春を勝てていない菊花賞馬はいます。
オルフェーヴルなんて
能力はいうまでもなく歴史上トップクラスの馬ですら。
ですが、オカルトとかジンクスではなくシンプルに…
①力が足りない馬
②適性が合わない馬
が菊花賞を「勝ってしまった」場合もあるんです。
これは覚えておいて損がないことですが…
菊花賞は「3歳限定」のレースで
3000mが合わない馬も「一生に一度だから」と出走してきます。
結果として3000mに適性がある馬が
多少能力が足りなくても勝ってしまうことはあります。
いっぽうで天皇賞春となると
古馬のレースで4歳以上なら出走可能=適性がある(であろう)馬たちの戦いなので
言葉を濁さず言えば
「適性だけで菊花賞を勝ってしまった」馬は、力が足りず好走できない。
これが①力が足りないに当てはまります。
②に関してはオルフェーヴルやゴールドシップ
(優勝していますが2度の敗戦もあり)などが代表ですね。
2頭とも能力、スタミナは十分ありますが、、、
この時期の京都競馬場は速い脚と「先行力」が問われます。
内+前に行った馬が止まりづらい。
結果として後方で競馬をした
オルフェーヴルは物理的に届かないし
速い脚が問われると厳しいゴールドシップには
合わないレースもあったと言えます。
オカルトやジンクスではなく「しっかりと」アナログで説明がつくことですね。
他にも天皇賞春のジンクスやオカルトとして
「1番人気が勝てない」というものがあります。
確かに1番人気が10連敗したこともありましたが…
こちらも実際に2000年以降の1番人気馬の結果をみてみましょう!
■2022年ディープボンド2着
■2021年ディープボンド2着
■2020年フィエールマン1着
■2019年フィエールマン1着
■2018年シュヴァルグラン2着
■2017年キタサンブラック1着
■2016年ゴールドアクター12着
■2015年キズナ7着
■2014年キズナ4着
■2013年ゴールドシップ5着
■2012年オルフェーヴル11着
■2011年トゥザグローリー13着
■2010年フォゲッタブル6着
■2009年アサクサキングス9着
■2008年アサクサキングス3着
■2007年アイポッパー4着
■2006年ディープインパクト1着
■2005年リンカーン6着
■2004年リンカーン13着
■2003年ダイタクバートラム3着
■2002年ナリタトップロード3着
■2001年テイエムオペラオー1着
■2000年テイエムオペラオー1着
2007年から2017年キタサンブラックが
1番人気で天皇賞春を制するまで10年間たしかに1番人気が勝つことはありませんでした。
ですが、、、大衆がつくった1番人気馬が
必ずしも天皇賞春の適性があるとは限りません。
オルフェーヴルやゴールドシップは先の通りですし
キズナは(ファンの方スミマセン…)話題先行馬で脚質も差し・追い込みで天皇賞春向きではない。
アイポッパー、アサクサキングス、フォゲッタブルは押し出された1番人気。
やはり「ジンクスやオカルトではなく説明がつく」んです。
新聞やネット記事で「映える」から
/
オカルト!
ジンクス!
\
と叫ばれるだけなんですね!
天皇賞春のジンクス・オカルトに関して書いてきました。
ジンクスやサインなどは……
「一部を面白く切り取っただけ」のものです。
中身を紐解いていけば
説明がつく内容だらけということですね!
また競馬は「ある程度は」努力が報われるギャンブルです。
正しい思考、正しい予想、正しい復習…
経験を積んでいけばプラスに働いていくものです。
ただし、「正しく」進めていけば(苦笑)
毎週惰性でなんとなく…
誰かにまる乗っかり…
あっちにフラフラ、こっちにフラフラ…
では勝てるようになりません。
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