オールカマー2023消去法データを予想に活用し
「アナログ」で穴馬を探っていきます。
競馬は数字ではなくお馬さんが走るもの。
使えるデータと使えないデータがあります。
今回は「牝馬」に着目して一記事書いていきます!
この記事がオールカマー2023予想の
スパイスとなれば幸いです!
もくじ
オールカマー2023消去法データを予想に活用する…
単なる数字遊びは嫌いなので
「しっかり」中身まで探っていきましょう(`・ω・´)
/
なぜこの数字=データなのか
\
これを考えると
見えてくるものがあります。
今回は…オールカマー2023消去法データというより
「なぜ」牝馬が
オールカマーで活躍しているのか
これを紐解いていきます。
ちまみにオールカマー2023消去法データ…的に使ってみる数字としては
オールカマーの性別成績(過去10年※2014年新潟開催含む)
※牡馬にセン馬含む
■牡馬【5,6,9,96】
勝率:4.3%、連対率:9.5%、複勝率17.2%
■牝馬【5,4,1,12】
勝率:22.7%、連対率:40.9%、複勝率45.5%
母数が少ないので余計に牝馬のハイアベレージ具合が目だっていますね。
これを見て…
…も単純で良いのですが
「なぜ」牝馬がこんなにオールカマーで好走率高いのか、を考えてみましょうか。
そうすれば牝馬の中でも買える牝馬と買えない牝馬が見えてきて、
そして「それを牡馬に転用すれば」
……そういうことです(`・ω・´)ニヤリ
まずオールカマーがどういう立ち位置のレースなのかを考えてみましょう。
もったいぶっても意味がないので
サクサク書いていくと…
①天皇賞秋へのステップ
②天皇賞秋に出走したい馬(賞金を積みたい)
③G2・G3出走常連
④エリザベス女王杯へのステップ
⑤ジャパンカップ前のステップ
ざっくりこの辺でしょうか。
本来(?)であれば①が多いはずなのですが、
天皇賞秋=東京2000mと
オールカマーの中山2200mでは…
問われるモノが違い過ぎるので
①のタイプの馬はあまりオールカマーに出てこないんです。
直行するかマイルよりのスピードある馬は
毎日王冠を使うか。
で、⑤はそう多くないケースなので…
オールカマーに出走してくる馬は
②天皇賞秋に出走したい馬(賞金を積みたい)
③G2・G3出走常連
④エリザベス女王杯へのステップ
が多いわけです。
この中でシンプルに能力が高い馬
そして中山2200mに適性がある馬は…
④である可能性が高い。
中山2200mもエリザベス女王杯が行われる京都2200mも
非根幹距離と呼ばれる距離でタフなコース設計。
そして中山2200mを使う位の牝馬なら
体力・スタミナがあるのは大前提。
加えて例年オールカマーが行われる時期の中山の馬場は綺麗で
体力だけでなくスピード・キレも一定以上必要。
牝馬は牡馬よりスピード・キレがある。
(相対的に、ですね)
こういった条件を重ねていくと…
ちょっと力が足りない可能性がある
②天皇賞秋に出走したい馬(賞金を積みたい)よりも
ちょっと力が足りない可能性が高い
③G2・G3出走常連よりも
④G1エリザベス女王杯を明確な目標としている
力がある牝馬の方が好走率が高いのは、、、
ごくごく当たり前のことですよね。
実際、後でみていく過去10年の
オールカマー好走の牝馬たちの次走はエリザベス女王杯であることが多く
タフな条件で牡馬と互角以上のレースをした馬が
牝馬同士のタフな条件で走れば…
好走していることが分かります。
つまり。
「逆に牡馬で狙うなら」
・スタミナ/タフさがあるのは大前提
・直線でちょい脚を使うスピード(馬場がキレい)
こういった馬となります。
スタミナだけではダメ。
スピードだけでもダメ。
ちょうど良い塩梅が大事。
長く競馬をしている方は
過去の活躍馬をみて「あ、確かにそうだ」とピンとくる…かも知れませんね!
※このように「アナログで」
問われる適性を考える…
・穴馬の見つけ方
・人気馬の嫌い方
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知っていると知らないとでは
大違いなので読んでみてくださいね(`・ω・´)
それでは…
過去10年のオールカマーのデータ、
好走馬たちをみていきましょう!
以下、オールカマー過去10年の結果です。
文字が並ぶのでスクロールで飛ばしてもOKです。
あとで要約解説します。
※人気/枠ー馬番/通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
※2014年は新潟競馬場で開催
■2022年・13頭立て・良馬場・2:12.7
1着ジェラルディーナ★/5番人気/2-2/5-5-5-6/35.1①
2着ロバートソンキー/6番人気/1-1/11-9-8-8/35.1①
3着ウインキートス★/7番人気/3-3/3-3-3-3/35.7②
ジェラルディーナ
→次走エリザベス女王杯1着
ウインキートス
→次走エリザベス女王杯15着
(牝馬的キレ味が無さすぎた)
■2021年・16頭立て・良馬場・2:11.9
1着ウインマリリン★/2番人気/1-1/2-2-3-3/35.1①
2着ウインキートス★/5番人気/1-2/6-6-8-5/35.1①
3着グリーリーヴェイズ/3番人気/6-11/14-15-4-3/35.2②
ウインマリリン
→次走エリザベス女王杯16着(体調悪かった)
2022年2着
ウインキートス
→次走エリザベス女王杯10着
(牝馬的キレ味が無さすぎた)
■2020年・9頭立て・稍重馬場・2:15.5
1着センテリュオ★/5番人気/4-4/7-7-7-7/34.5①
2着カレンブーケドール★/2番人気/8-8/3-3-2-2/35.1②
3着ステイフーリッシュ/3番人気/7-7/2-2-3-3/35.2③
センテリュオ
→次走エリザベス女王杯5着(前年4着)
カレンブーケドール
→次走ジャパンカップ4着
■2019年・10頭立て・良馬場・2:12.0
1着スティッフェリオ/4番人気/8-9/1-1-1-1/34.0
2着ミッキースワロー/3番人気/1-1/9-9-8-8/33.4①
3着グレイル/6番人気/4-4/7-7-8-5/33.6②
※牝馬出走なし
■2018年・12頭立て・良馬場・2:11.2
1着レイデオロ/1番人気/6-7/8-8-8-8/34.3①
2着アルアイン/3番人気/1-1/2-2-2-2/34.9③
3着ダンビュライト/2番人気/2-2/6-6-6-9/34.9③
※牝馬出走なし
■2017年・17頭立て・良馬場・2:13.8
1着ルージュバック★/5番人気/3-6/4-4-4-3/33.9
2着ステファノス/1番人気/4-8/4-6-5-3/33.9
3着タンタアレグリア/3番人気/5-9/7-7-8-5/33.6③
ルージュバック
→次走エリザベス女王杯9着
(前残り戦で外枠・後方でノーチャンス)
■2016年・12頭立て・良馬場・2:11.9
1着ゴールドアクター/1番人気/5-6/6-6-6-4/34.4②
2着サトノノブレス/3番人気/1-1/5-4-4-3/34.6
3着ツクバアズマオー/6番人気/5-5/9-9-8-7/34.3①
5着マリアライトが唯一出走の牝馬
→前年エリザベス女王杯1着、当年6着
■2015年・15頭立て・良馬場・2:11.9
1着ショウナンパンドラ★/3番人気/2-3/10-10-9-8/34.1①
2着ヌーヴォレコルト★/1番人気/3-4/6-5-7-5/34.5②
3着ミトラ/7番人気/5-9/6-5-5-5/34.9
ショウナンパンドラ
→次走天皇賞秋4着
ヌーヴォレコルト
→次走エリザベス女王杯2着
■2014年・18頭立て・良馬場・2:12.2
※新潟競馬場で開催※
1着マイネルラクリマ/2番人気/6-11/2-2-2-2/3488
2着ラキシス★/7番人気/3-6/3-4-6-5/34.6
3着クリールカイザー/12番人気/3-5/12-12-10-9/34.4
ラキシス
→次走エリザベス女王杯1着
■2013年・16頭立て・良馬場・2:12.0
1着ヴェルデグリーン/9番人気/6-12/14-14-13-9/33.6①
2着メイショウナルト/2番人気/2-4/6-6-6-6/34.6
3着ダノンバラード/1番人気/5-9/4-4-4-3/35.0
※牝馬は6着ハナズゴールが唯一の出走。
→スタミナ・能力足りない馬(G1云々ではない)。
ーースクロールここまでーー
改めてみてみると
本当によく牝馬が好走していることが分かります。
微妙な牡馬より
G1狙う牝馬
↑これがみてとれますね。
(加えてスタミナ前提のスピードもプラスで)
実際、次走エリザベス女王杯で好走している馬
天皇賞秋で好走している馬(後ジャパンカップ勝利)など多数です。
以上の内容を受けて
次の章で人気が予想される馬たちのアラ探しをしていきましょう!
人気馬の凡走の上に
穴馬の好走がある。
とーっても大事なことですから(`・ω・´)
■ジェラルディーナ
昨年のエリザベス女王杯1着&有馬記念3着。
今年は宝塚記念4着がある。
そして昨年オールカマー1着。
適性も申し分なし。
ですが去年と違う点は「立場」。
去年は挑戦者。今年は「G1」を明確に狙う立場。
目標は先になるし高いレベルで言えば
綺麗な馬場よりタフな馬場で能力が発揮されます。
団野騎手には頑張って欲しいところですが
「ここじゃない」感強い人気馬なら…
不安点:目標は先
■タイトルホルダー
菊花賞、天皇賞春、宝塚記念の勝ち馬。
「3つとも」阪神競馬場でのものですが
今年のG2日経賞を制しているように条件が合えば。
今年の天皇賞春は競争中止ですが、、
能力・スタミナはいうまでもなく現役随一。
ただしそれをレースが発揮できるかどうか…
だから単勝オッズなどが美味しく映る可能性があります。
考え方ですが…能力発揮できる/出来ないの2択なら
単勝3倍つけば「美味しい」ワケです。
展開を握る馬なだけに扱いが難しいですね。
不安点:「戻って」来ているか。
■ガイアフォース
2022年のG2セントライト記念1着馬。
今年JACCでダントツ人気で凡走しましたが…
距離短縮で1600mのG2マイラーズC2着
G1安田記念4着と善戦しました。
時計勝負に強いので
時計が出る馬場・展開となれば有力。
いっぽうでタイトルホルダーが
あまりにも厳しいレースをした時に
「追いかけて」しまうと怪しさも。
不安点:タイトルホルダーにどこまで付き合うか
■ローシャムパーク
G3函館記念1着馬。
中山2200mは2022年のセントライト記念3着。
高いレベルでの時計が出る馬場は
どうかという不安点があり…
とはいえ、G3函館記念は
向かないと思われた小回りでもしっかりと走った評価ができます。
ここが試金石のレース。
タイトルホルダーの動き次第ではチャンスも。
不安点:シンプルに相手のレベルが上がる。
■ノースブリッジ
2022年G3エプソムカップ1着、今年AJCC1着。
岩田康誠騎手が手の内に入れている馬で
先行しつつ脚が溜まれば最後ひと伸びできます。
いっぽうパワーがあるので
理想はもっと時計のかかる・体力問われる馬場です。
タイトルホルダーの動き次第で
合うレース・合わないレースになるので…
展開の妄想次第で
印は厚くも・薄くもなります。
不安点:時計の出る馬場でのスピード競馬。
オールカマー2023消去法データから
「中身」をみて
なぜ牝馬が活躍しているのか
どういう馬が望ましいのかを解説してきました。
ジェラルディーナは目標が先&
綺麗な馬場も良さがでにくい。
タイトルホルダーは…自分との戦い。
この2頭のワンツーだったら諦める、がギャンブルとして正しいスタンスではないでしょうか。
その上でオールカマー2023の穴馬候補としては…
旬が過ぎた感はありますが、
・ウインマリリン
・マリアエレーナ
2頭の牝馬を上げておきます。
穴馬なので「総合力ではなく一芸」です。
ウインマリリンは先行力&適性が合えば。
マリアエレーナは時計勝負となれば。
本命にするというより引っかける位のスタンスの方が良いかもしれませんね。
ーーあとがきーー
途中しれっとご案内した
高配当へのハウツープレゼントは
不要なら2クリックで解除できます、さびしいですが…
これから長く競馬を楽しむ上で
知らないと大きな損でしかないので…
上手く活用頂けると幸いです。
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