中京記念2023が荒れる可能性を探って
予想にいかしていく…
普段なら過去のデータから
消去法的に「問われる適性」などを導いていくのですが…
3年前が阪神1600m、ここ2年が小倉1800mで行われているため参考にならず。
また中京競馬場の傾向もさすがに4年ぶりとなれば
参考にしづらい部分もあるので…
この記事が中京記念2023予想のスパイスになれば幸いです(`・ω・´)
中京記念2023の荒れる要素を考えていきます。
中京記念2023は言うまでもなく「ハンデ戦」。
今年は53キロから
59キロでの出走(予定)です。
斤量が一定(あってもプラス1キロ)のレースより
人気がない馬が好走=荒れる可能性が高いのは……言うまでもないですよね。
また、中京1600mというコースは
・直線が長い
・坂がある
・(状況によって)タフな馬場
など、特徴があります。
例えば平坦コースが得意な馬には
体力が問われ厳しく
体力があってもスピード不足の馬には
直線の脚がなく厳しい。
もちろん重賞なので
一定以上の高いレベルの話ですが。
それでも高いレベルだからこそ
似たような能力だったら適性の差で
荒れる可能性=人気薄の穴馬が逆転する可能性があるわけです。
同じローカルコースとはいえ
・新潟/小倉→平坦
・函館/札幌→洋芝
・福島→直線短い
どれとも一致しない適性が問われるわけです。
人気というのは直近の結果が左右させやすいですから
「違った条件で」好走した馬=人気の馬が凡走
「違った条件で」凡走した馬=人気薄の馬が好走
この結果「荒れる」というわけです。
もちろんこの荒れる・荒れないは
その年のメンバーによる部分が大きいので「結果的に」ではあります。
でも、荒れる下地は十分ある、と言えます。
よね?
では実際どうだったのか。
中京1600mで行われた中京記念の結果をみてみましょう!
※人気/枠ー馬番/通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
※中京1600mで行われた2019年~2012年
■2019年・16頭立て・稍重馬場・1:33.6
1着グルーヴィット/3番人気/3-5/4-7-7/34.6
2着クリノガウディー/6番人気/3-6/6-9-9/34.4③
3着プリモシーン/1番人気/4-7/7-5-5/35.0
■2018年・16頭立て・良馬場・1:32.3
1着グレーターロンドン/1番人気/8-16/8-11-11/34.1①
2着ロジクライ/5番人気/6-12/4-4-4/34.9
3着リライアブルエース/4番人気/2-4/13-13-15/34.2②
■2017年・16頭立て・良馬場・1:33.2
1着ウインガニオン/5番人気/2-3/2-2-2/34.8
2着グランシルク/2番人気/3-6/8-8-9/34.4③
3着ブラックムーン/1番人気/8-15/16-15-15/33.9①
■2016年・16頭立て・良馬場・1:33.6
1着ガリバルディ/7番人気/7-13/14-13-13/33.6①
2着ピークトラム/6番人気/4-7/3-3-3/34.4
3着ケントオー/4番人気/6-12/14-16-16/33.6①
■2015年・16頭立て・良馬場・1:33.4
1着スマートオリオン/6番人気/3-6/2-3-3/35.1
2着アルマディヴァン/13番人気/1-1/13-11-11/34.5③
3着ダローネガ/3番人気/5-10/10-9-11/34.6
■2014年・16頭立て・稍重馬場・1:37.1
1着サダムパテック/7番人気/8-15/11-11-13/36.1①
2着ミッキードリーム/11番人気/7-14/9-7-10/36.3②
3着マジェスティハーツ/5番人気/4-8/13-11-10/36.3②
■2013年・16頭立て・良馬場・1:33.5
1着フィラガラッハ/5番人気/8-16/14-10-10/34.2①
2着ミッキードリーム/13番人気/6-12/4-3-2/34.8③
3着リルダヴァル/3番人気/3-5/6-5-6/34.8③
■2012年・1:35.1
1着フラガラッハ/5番人気/1-2/16-16-15/34.7①
2着ショウリュウムーン/6番人気/8-16/6-5-4/35.6
3着トライアンフマーチ/10番人気/5-9/8-9-9/35.5
8年間で馬券になった馬は24頭。
その内6番人気以下の馬は10頭。
二桁人気の大穴馬はうち4頭。
人気馬での決着も当然ありますが
穴馬の好走、荒れるレースもありました。
ひとつの特徴としては
比較的差しが届いているということ。
もちろん競馬なので
1,2頭先行した馬が馬券になるのは当然のことなのですが
二桁の位置取りから
差して馬券になった馬が12頭。
直線が長く坂もある
=力のない先行馬が「恵まれて好走」しにくい条件と言えますね。
※競馬はペース・展開が全てが大前提です!
普段だったら本命にしたい馬が
差しや追い込み馬だったら「踏みとどまれ!」というところですが
中京記念に関しては展開を考えて
差しが十分届くと思うならGOといえます。
先行するなら最後まで脚を使う持続力。
差すにしても一瞬のキレ味ではダメで最後まで脚を使う持続力。
これが中京記念のキーワードになります。
以上のようなことを踏まえて
中京記念2023人気が予想される馬たちの「アラ」を探していきます。
人気馬の凡走の上に穴馬の好走があり
=荒れるレースとなるので積極的にアラ探しをしていきましょう!
■ルージュスティリア
3勝クラス勝利後は重賞2戦良いところなし。
G2阪神牝馬Sは自らタックルを仕掛けるも伸びず
G1ヴィクトリアマイルは相手が強いとはいえ前残り競馬で抵抗もできず。
もともと前がかりな気性で
あたりの柔らかい福永騎手で全4勝の馬。
その意味で川田騎手3度目の騎乗ですが
本質的にゴリゴリが合うかは?
人気で本命にするタイミングではありません。
ただ53キロで出走できるという魅力はありますが…
不安点:能力、気性面
■ディヴィーナ
(抽選待ち)ヴィクトリアマイル4着馬。
中京1600mは1,2,3勝クラスを勝利した舞台。
中京以外のレースは相手関係もありますが
決して目立ったところがないだけに…
適性がどこまで能力を引き出すか。
人気で本命にするにはリスクとリターンのバランスが悪いですが
相手としては入れておきたい、が正直なところ。
不安点:G1・4着の看板で売れする印象も
■ホウオウアマゾン
1400m~1600mのG2・G3で好走ある馬。
先行してなだれ込む競馬しかできず
逃げた方が良さがでると考えていますが…
また、馬場が渋った時に良さがでる
(苦手としていない)
とするとと良馬場で施行想定で時計勝負となると厳しさも
阪急杯では本命にしてお世話になりましたが
今回人気で飛びつく対象にはなりません。
不安点:良馬場、時計勝負
■ダノンスコーピオン
昨年のNHKマイルカップ勝ち馬。
その後はG1や合わない1400mで結果が出ていません。
今回相手が弱くなるとは言え
59キロを背負って良馬場のスピード勝負となったら…
良さが出るとは思えず。
そもそもG1馬が夏のローカルハンデG3に出ている時点で
「そういうこと」かと。
復活を期待するなら今回ではありませんね。
不安点:成長力
■サブライムアンセム
昨年のフィリーズレビュー1着、今年G2阪神牝馬S2着。
阪神牝馬Sは内枠+出遅れず先行が
「恵まれまくり」での2着。
ヴィクトリアマイルで上り3位とはいえ
前残りレースで出遅れて届かない位置で脚を使ったダケ。
内枠を引いて恵まれてどこまで…ですが
ベストは1400mと思われまた出遅れ率も高く飛びつきにくいタイミング
不安点:距離、出遅れグセ
中京記念が荒れる理由や「適性」の話をしてきました。
差しが届きやすいレースとはいえ
結局は展開・ペース次第です。
先行して長く良い脚を使うなら後ろの馬もなかなか届きません。
その意味で上記5頭以外の穴馬候補としては
→人気ブログランキング
(クリックして1~3位にいる馬券力labの説明文に書いています)
前走は厳しいレースのなかよく走ったと言えます。
今回しぶとさを活かすならベストな条件ではないでしょうか?
ちなみにもう一頭大穴馬をあげるなら…
・カイザーミノル
前走は始めからレースに参加しておらずノーカウント。
内が優勢だった京都金杯で外から差してきた脚を使えれば…一発あっても。
今週は重賞が1つなので
まったり楽しんでいきましょう!
ーーあとがきーー
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