エリザベス女王杯2022消去法を使って穴馬の予想をしていきます。
エリザベス女王杯は傾向が色濃く出るレースです。
そして荒れる傾向があるレース。
高配当を狙うネタとして
この記事がお役に立てば幸いです。
堅い馬券が好きな人は……
読まない方が良いかも知れません(`・ω・´)
まず最初に私はそのレースで使えそうな
消去法ネタを書き出していきますが…
最終的に推奨する穴馬は
その消去法で消される馬だったりします。
京成杯AHのミッキーブリランテだったり
スプリンターズステークスのジャンダルムだったり
天皇賞秋のパンサラッサだったり
これらの穴馬たちって
「過去のデータ大好き数字遊びマン」から嫌われて
美味しい配当になっていたりします。
でもただの数字遊びだとこうした穴馬が漏れるんですね。
そのデータから読み取れる
傾向や問われる適性にまでアプローチしないとダメ。
ミッキーブリランテやジャンダルムは
「年齢」ってだけで嫌われて。
持っている適性は無視されました。
パンサラッサは逃げ馬受難の天皇賞秋ってだけで嫌われて。
でもあんな快速逃げ馬は
過去10年にいないでしょう?
だから消去法が好きな人は
そのデータから読み取れる傾向や問われる適性を考えるクセをつけましょう!
その上で「荒れる」と言われる
エリザベス女王の根本について詳しく知りたい方は…
この記事も合わせてお読み頂くと「適性」への理解が深まりますよー
この適性を考えるのに役立ちつつ
バッサリとキレる消去法ネタとしては…
◆前走重賞か重賞じゃないか(過去10年)
重賞〇【10,9,9,99】
重賞 × 【0,1,1,44】
牝馬G1=牝馬の目標レースですから
さすがに重賞意外からの参戦は割引といえます。
「とはいえ」2頭が過去10年で馬券になっています。
ここに問われる適性のヒントがひとつ。
過去、馬券になった2頭とは…
・2012年3着ピクシープリンセス
…1000万下(現2勝クラス)1着からエリザベス女王挑戦
その前走は「2400m」を使う体力派でかつ「不良馬場」だった。
・2013年2着ラキシシス
…1000万下(現2勝クラス)1着からエリザベス女王杯挑戦
「2戦連続2200mで勝利して」体力面では不安なかった。
(ちなみにラキシスは翌年のエリザベス女王杯勝ち馬です。)
前走、重賞ではないばかりか
OP特別でも3勝クラスでもなく
2勝クラスからエリザベス女王杯で馬券になった馬…
確実に好走のヒントがあると思いませんか?
……
…
共通点は「体力」です。
牝馬らしいキレ味ではなく
体力がある馬がエリザベス女王杯で「格下の立場で」好走しています。
そもそも牝馬は均すと牡馬より
体力・タフさではなくキレ味に優れている傾向があります。
そしてエリザベス女王杯は
牝馬限定戦のなかでは「特需な条件」です。
牝馬限定戦はキレ味勝負となることが多く
それに慣れた馬たちが体力勝負となるエリザベス女王杯に出てくると…
「適性ない馬」は人気馬でも惨敗し
「適性ある馬」は穴馬でも好走する
これがエリザベス女王杯というレースです。
※本来京都2200mで行われますが
阪神2200mの方が「スタミナ」が問われるのでなおさら
2歳のサウジアラビアRCはじまり、阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークス、秋華賞・・・ヴィクトリアマイル
秋華賞以外はキレ味ある馬が優勢です。
(オークスは距離そもそも距離が長い)
そして古馬牝馬重賞でエリザベス女王杯を除けば
2000m以上で体力が問われるのは…
・愛知杯(中京2000m)
・マーメイドS(阪神2000m)
たったの2レースだけです。
そして、牡馬混合戦で好走している馬が
エリザベス女王杯で走る傾向がある…
…のは牝馬がキレに特化している逆で
牡馬の方が牝馬より
「体力・タフさが優れている」ためそこで好走する
=エリザベス女王杯の問われる適性があると言えるから。
エリザベス女王杯で問われるのは
「スピードではなくスタミナ」ですね(`・ω・´)
……まさか消去法で使えるネタの一つから
ここまで掘っていけるとは(笑)
ね、データからの消去法は
「ただの数字遊び」じゃダメでしょう?
今度はエリザベス女王杯「好走馬」からみてみましょうか。
・2021年1着アカイイト
→牝馬らしいキレ味皆無
・2020年
・2019年1着ラッキーライラック
→牝馬限定戦でキレ負け牡馬混合で結果
・2018年1着リスグラシュー
→牝馬限定戦でキレ負け
・2017年1着モズカッチャン
→ハービンジャー産駒のキレより体力型
過去5年の勝ち馬だけみても
キレ味がウリの馬なんて一頭もいません。
みんな距離・体力に不安がない馬ばかり。
さらにいうと…
2017年
2018年
2019年
2着のクロコスミア=逃げ馬でしぶとく粘る=キレ味ではなく体力型。
もうわかりますね。
このようにエリザベス女王杯は問われる適性が
ハッキリ
しています。
※もちろん展開次第。
穴馬を見つける際は
この消去法を思い出してくださーい。
仮に前走が重賞意外だったとしても
「適性」がある馬は好走する可能性ありとして検討が必要です。
またせっかくなので
エリザベス女王杯2022の消去法
…ではなく「トレンドの3歳」についても触れておきます。
「秋華賞経由」の馬について。
おそらくデータ派という名の
数字遊びが好きな人は秋華賞経由の馬がねらい目
…と考えるかもしれません。
確かに前走が秋華賞の馬は
【2,3,1,22】と過去10年で6頭が馬券になっています。
が、3歳だから良いわけでもなく
秋華賞好走しているから良いわけでもありません。
「余力の有無」が重要です。
最後の一冠=秋華賞を何が何でも勝ちたい!
……のタイプは余力がないもの。
または「エリザベス女王杯の特需条件」が合わず敗戦しています。
例をみてみましょうか。
・2021年
アカイトリノムスメ
…桜花賞4着、オークス2着で「どうしても勝ちたい」秋華賞1着→エリ女7着
ステラリア
…オークス13着、秋華賞6着→エリ女2着
・2020年
ウインマリリン
…オークス2着、秋華賞15着(先行馬全滅)、エリ女4着
・2019年
ラヴズオンローユー
オークス1着→直行のエリ女3着
クロノジェネシス
…桜花賞3着、オークス3着で「どうしても勝ちたい」秋華賞1着→エリ女5着
・2017年
モズカッチャン
…オークス2着、ローズS7着、秋華賞3着→エリ女1着
秋華賞で「どうしても勝ちたい」悲願のG1制覇」をした馬は凡走
秋華賞ダメでも状態・適性次第で
エリザベス女王杯狙ってきている馬は好走の図が見えます。
今年のエリザベス女王杯は
人気の一頭であるアノ馬がこれに当てはまりますね(`・ω・´)
終わってみたら
「見えない疲れがあったのかなぁ」
の敗者の弁は常に警戒が必要です。
繰り返しになりますが
「3歳馬だから・斤量軽いから有利」じゃあないです。
データ・数字・消去法に関しては
「中身」が大事。
そこから何がみえるか、です。
以上を念頭に入れつつつ
エリザベス女王杯2022予定人気上位馬に
「ケチ」をつけていきます。
人気馬を褒めたたえるのが競馬予想ではありません。
人気馬のアラを探し高配当の使者を探すのが競馬予想です。
ヴィクトリアマイル
→適性外(マイル牝馬キレ味勝負は合わない)
宝塚記念はタフな条件で好走、オールカマーは後方にいた時点で出番なし。
3冠を制した3歳時より成長している感はなく
キレ味がやや影を潜めタフなタイプに移行している感があります。
その意味でエリザベス女王杯の舞台自体は悪くないですが
不器用な馬で瞬時の加速が出来ないタイプ。
コーナーで進路がふさがると怪しさも。
アラ:能力減、不器用
スタニングローズ
「どうしても勝ちたい」秋華賞で悲願のG1制覇。
今回嫌う対象ですね。
大きく崩れない良い馬ですが…
出遅れ・展開に恵まれなかった3着スターズオンアース
荒いレースをした2着ナミュール
いっぽう完璧な競馬で1着だったこの馬はあれ以上恵まれるかは?
(この手のタイプは常に恵まれるものですが)
「タフなレース」で立ち回り経験なし。
それが叶うかはである以上人気で本命にするのは違います。
アラ:全力レース後の余力、体力
ナミュール
桜花賞10着、オークス3着→秋華賞2着。
春は体重維持に苦労し
オークスからぶっつけの秋華賞でプラス20キロ。
悲願叶わずのエリザベス女王杯
…スタニングローズを買うならこちらでしょう。
父ハービンジャーは上記ディアドラと同じ。
ただこの馬も秋華賞はぶっつけって体重増やしてきましたが
そこから中3週でエリザベス女王杯。
またキレ味タイプなだけに
古馬相手の体力レースとなると不安も。
アラ:全力レース後の余力、体力
ジェラルディーナ
牡馬混合のオールカマーをの勝ち馬。
買いやすい人気だし
牡馬相手のG2・2200mで勝利と飛びつきたいですが…
折り合いに難がある馬なので
レースの質によっては不安も。
また54斤量キロまでしか走ったことがなく
エリザベス女王杯では56キロを背負う。
プラス面もあればマイナス面もあり悩ましいところ。
アラ:気性、斤量
ウインマリリン
2500mの日経賞、2200mのオールカマー勝利がある馬。
去年のエリザベス女王杯は3番人気で16着と惨敗。今年の大阪杯も体調整わず惨敗。
宝塚記念は見せ場もあった7着
→札幌記念は◎でお世話に。
牝馬特有のキレ味はなく
前々から立ち回りを活かしな体力でだれ込む競馬しかできない。
展開・馬場から「内」「前」を買うならあり。
アラ:末脚問われるレースになると出番なし
ピンハイ
チューリップ賞/13番人気2着
桜花賞/13番人気5着
オークス/13番人気4着
と春をウラで(?)盛り上げたお馬さん。
応援したい気持ちはありますが
ミッキーアイル産駒でタフな阪神2200mのエリザベス女王杯?
血統が全てではありませんが
父親違うとはいえ兄弟もダート短距離馬。
アラ:条件
アカイイト
昨年のエリザベス女王杯1着アカイイト。
上り最速でも34秒台、35秒台のレースで好走する
キレではなくタフさで勝負する馬。
その意味でここ3戦大阪杯10着→相手強い&後ろには厳しい
ヴィクトリアマイル→1600mのキレ味勝負なんて向くわけがない
府中牝馬S→上り33秒問われるレースじゃあムリ
…と言い訳は可能。
今年も「差し届くタフなレース」と想定するなら
アラ:タフ・差し届くの逆のレースになるとサッパリ
エリザベス女王杯2022の消去法のヒントから
問われる適性に発展させ…
いろいろまとめて書きました。
・タフな条件だよ
・体力ある馬が走るよ
これを前提に
エリザベス女王杯2022穴馬を考えると…
上記に出てきていますが
・アカイイト
…適性充分、再度の好走があるならここ
・ルビーカサブランカ
…最近苦戦が続いていますがそもそも1800mは忙しく。
距離が伸びてタフさが活きるなら一発面白い。
本命にするかどうかは別として
タフなレースになると考えるなら絡めていきたい2頭です。
また競馬においては「前有利」が常ですが
ウインマリリン、ウインマイティー、ウインキートスのウイン3頭は逃げなくても前々で早め競馬しないと良さが出ない。
ローザノワール、シャムロックヒル当たりは逃げたい。
逃げ2頭はともかくウイン3頭は枠の並びから
また陣営のコメントから「行く気」を探りたいところ。
それぞれがキレずバテずなので
良さを活かすなら早め早めの仕掛けに→差し馬の対応
このような絵が考えられます。
当日まで枠順、馬場みてウンウン唸って結論を出したいですね!
エリザベス女王杯2022消去法から
「問われる適性」を導き出しつつ穴馬を予想する記事でした!
最後までお付き合いいただきありがとうございました\(゜ロ\)(/ロ゜)/
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