大阪杯2023消去法予想として
過去のデータを確認しつつ
「数字遊び」ではない「問われるモノ」から穴馬の可能性を探っていきます。
最終的には高松宮記念で◎ファストフォースとした私ですが
これは…
過去の数字ではなく「何が問われるか」を読み取れたから。
大阪杯でもそのようなヒントをお伝えできれば幸いです。
大阪杯2023の消去法予想で
使えそうなデータを解説していきます。
「データはデータ、過去の数字」が
私の基本的な考えですが…
「そこから見えてくる問われる適性」などは
大阪杯2023を予想していく上で大いに役にたちます。
※大阪杯は2016年までG2で施行
2017年以降がG1として施行されています。
G1とG2では出走馬の意識も違うため
ここでは「過去6年」として
大阪杯2023の消去法予想で使えそうなデータを解説します。
まずは大阪杯に限らずデータを扱うなら出てくる「年齢」に関して。
私は年齢は「過去の数字のでしかない」と
年齢に関してはぶった切っています。
実際、先のとおり高松宮記念は
「データ上は」7歳以上は「消し」の過去でしたが…
「問われる適性」&「重馬場」から
7歳馬のファストフォースに本命をうちました。
結果1着。
ここらへんが「問われる適性」を読みとって
アナログに穴馬をみつける予想と
データ派と称しつつ「ただの数字遊び」をする人の違いです。
今回も適性を読み解くために
「とりあえず」年齢を消去法データをして扱います。
4歳【2,2,5,19】
5歳【4,3,1,23】
6歳【0,1,0,15】
7歳~【0,0,0,10】
みての通り「ほぼ」4歳、5歳馬での決着となっています。
これ自体は総じていうなら…
一頭の同じ馬であっても若い時の方がスピードの絶対値が高いので
「当たり前」のデータといえます。
じゃあこれをもって
/
大阪杯2023消去法予想で6歳以上は消しだね!
\
……も良いのですがそれでは
ただの数字遊びの範囲になってしまいます。
この消去法予想っぽく見えるデータから
「何を考えれなよいのか」「大阪杯で問われる適性」を解説していきますね(`・ω・´)
そもそも大阪杯において
「6歳以上で有力馬は出ていたのか」
↑まずはこれを考えてみましょうか。
だって同じ6歳馬以上の馬であっても…
・絶頂期の7歳
・過去の栄光で出走している6歳
これらを「同じ年齢というだけの括り」で観てしまっているのが
先の大阪杯2023消去法予想っぽいデータです。
以下、6歳以上で大阪杯に出走していたお馬さんたちです。
■2022年
4着ヒシイグアス/5番人気/6歳
6着スカーフェイス/15番人気/6歳
7着アフリカンゴールド/11番人気/7歳
11着キングオブコージ/6番人気/6歳
12着ショウナンバルディ/16番人気/6歳
14着マカヒキ/13番人気/9歳
15着ヒュミドール/14番人気/6歳
■2021年
6着カデナ/11番人気/7歳
10着ペルシアンナイト/9番人気/7歳
11着クレッシェンドラヴ/8番人気/7歳
12着ワグネリアン/5番人気/6歳
13着ハッピーグリン/13番人気/6歳
■2020年
4着カデナ/11番人気/6歳
11着マカヒキ/7番人気/7歳
■2019年
4着マカヒキ/10番人気/6歳
■2018年
4着ヤマカツエース/10番人気/6歳
9着スマートレイアー/11番人気/8歳
11着ヤマカツライデン/15番人気/11着
13着シュヴァルグラン/4番人気/6歳
14着マサハヤドリーム/16番人気/6歳
15着サトノノブレス/13番人気/8歳
16着ゴールドアクター/12番人気/7歳
■2017年
2着ステファノス/7番人気/6歳
10着ディサイファ/13番人気/8歳
11着スズカデヴィアス/12番人気//6歳
13着サクラアンプルール/9番人気/6歳
先ほどの大阪杯2023消去法予想っぽいデータの通り
唯一6歳以上で馬券になっているのは…
2016年2着のステファノスです。
それ以外の馬は馬券に絡めて(3着内)いません。
……
…
でも。
・過去の栄光で出走している6歳
がほどんどではないでしょうか?
実際に5番人気以内の
「チャンス」があった馬はわずか3頭です。
その内1頭はステイ―ヤーのシュヴァルグラン=距離が短い=適性外
そして
二桁人気の馬が17頭/27頭ですから、、、
6歳以上だからダメなのではなく
「そももそもダメ」だったお馬さん達が多かったといえます。
ちなみに唯一馬券になったステファノスは
前年「良馬場」の天皇賞秋3着と
スピードが問われる舞台で好走していた馬です。
またそもそも
6歳以上の括りでいうと4着が4回あります。
年齢という数字だけで判断すべきではありません。
※6歳以上の馬を買えという話ではなく
数字ではなく馬をみましょう!という話です。
それでは、「何が問われる」のか。
ここが数字遊びの消去法ではない部分ですね(`・ω・´)
大阪杯2023消去法予想「っぽい」データを観てきたうえで
「アナログ的に」傾向をみていきましょう。
ポイントは脚質と位置取りです。
※人気/枠ー馬番/4コーナー通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
■2022年・16頭立て・良馬場
1着ポタジェ/8番人気/4-8/4/35.3③
2着レイパパレ/3番人気/7-14/3/35.6
3着アリーヴォ/7番人気/5-9/6/35.0①
■2021年・13頭立て・重馬場
1着レイパパレ/4番人気/6-8/1/36.8①
2着モズベッロ/6番人気/1-1/5/36.8①
3着コントレイル/1番人気/5-7/2/37.4③
■2020年・12頭立て・良馬場
1着ラッキーライラック/2番人気/5-5/5/33.9②
2着クロノジェネシス/4番人気/8-12/3/34.0③
3着ダノンキングリー/1番人気/6-8/1/34.3
■2019年・14頭立て・良馬場
1着アルアイン/9番人気/3-3/4/35.2③
2着キセキ/2番人気/4-6/2/35.4
3着ワグネリアン/4番人気/2-2/8/35.1②
■2018年・16頭立て・良馬場
1着スワーヴリチャード/1番人気/8-15/1/34.1③
2着ペルシアンナイト/6番人気/3-5/9/33.7①
3着アルアイン/2番人気/4-8/5/34.0②
■2017年・14頭立て・良馬場
1着キタサンブラック/1番人気/4-5/2/34.3
2着ステファノス/7番人気/3-4/4/34.2
3着ヤマカツエース/4番人気/8-13/7/33.8②
ーー以下G2で開催ーー
■2016年・11頭立て・良馬場
1着アンビシャス/2番人気/7-9/2/33.4②
2着キタサンブラック/5番人気/6-7/1/33.6
3着ショウナンパンドラ/4番人気/7-8/3/33.3①
■2015年・14頭立て・不良馬場
1着ラキシス/4番人気/3-3/11/35.9①
2着キズナ/1番人気/5-7/12/36.0②
3着エアソミュール/6番人気/3-4/4/37.5
■2014年・8頭立て・良馬場
1着キズナ/2番人気/7-7/8/33.9①
2着トウカイパラダイス/6番人気/3-3/2/36.4
3着エピファネイア/1番人気/4-4/5/34.4②
■2013年・11頭立て・良馬場
1着オルフェーヴル/1番人気/4-5/6/33.0②
2着ショウナンマイティ/2番人気/3-3/10/32.9①
3着エイシンフラッシュ/5番人気/5-7/3/33.5③
※2016年まではG2での開催ですが参考として過去10年をあげました。
/
同じコース(阪神2000m)だし別に良くない!?
\
…というご意見もあるかも知れませんが、
それじゃ浅いです。
G1とG2では出走馬のモチベーションと状態が違います。
G2時代の大阪杯は
「天皇賞春」の叩き台として使う馬もいました。
「本番は先」なのでメイチの仕上げということはないでしょう。
また、ステップレースとしての位置づけだと
ゆるい流れになることが多いです。
あくまで結果論ですが…
2012年の大阪杯。
いくらオルフェーヴルといえども上り3ハロン33.0を「内回りで」出すなんて
余程ゆるいレースのヨーイドンじゃないと出せません。
2012年~2016年4年間のうち
良馬場は3回、この3レースすべて勝ち馬は上がり3ハロン33秒台。
2017年~2022年の6年のうち
良馬場は5回、このうち1レースだけ勝ち馬の上り3ハロン33秒台。
もちろん馬場状態は同じ良馬場でも年によって質が違いますが
それ以上にペース・タフさの違いがG2とG1であると言い切れます。
大阪杯の過去の結果から傾向を読み取るなら…
ポイントは「脚質」。
逃げ・先行・差し・追い込みとざっくり脚質は大別されますが
4コーナー通過順をみると…
二桁の位置取りから馬券になった馬はG1になって以降「皆無」。
直線に入った段階で
前々にいないとお話になりません。
じゃあ差し馬はダメか……?
これはイエスでもありノーでもあります。
上記では位置取りを分かりやすく
4コーナー通過順を記載していますが…
■2022年
3着アリーヴォ/12-10-9-6
■2021年
2着モズベッロ/10-10-9-5
■2018年
1着スワーヴリチャード/15-15-1-1
G1になってから過去6年で
スタートからの位置取りをみてみると…
上記3頭に関しては「スタートから前にいたわけではない」です。
スワーヴリチャードは極端な例ですが
馬券になって馬は後方にいたとしても4コーナー時点では好位にいることが分かります。
だから脚質でいう差し・追い込み馬がダメという話ではなく…
動きたい時に動いて位置を取りに行けるかどうかが重要です。
ただしこの行為は「早いタイミングでアクセルを踏む」分けなので
一瞬のキレ味が持ち味の馬にはむかず。
長く良い脚を使う馬
キレずバテずの脚を使える馬
↑先行馬であっても差し馬であっても
こういった特徴の馬が好走する…のがG1大阪杯です。
この特徴を理解していたからこそ
私は2019年◎1着アルアイン/9番人気を本命にできました。
余程のスローペースにならない限り
切れ味ではなくキレずバテずの脚をジワジワ使えるかどうかが大事。
ここまでをまとめると
大阪杯で問われる「適性・特徴」は
・先行立ち回り力
・差し馬なら早めに動けてバテない馬
・キレずバテず
です。
このように消去法予想=データを紐解き
アナログ的に…
・人気馬を嫌う要素
・穴馬を拾う予想を探す
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競馬が好きなかたは詳細みてみてくださいね(`・ω・´)
さて、、
それでは大阪杯2023出走予定馬の
人気馬に対して…
アラ探し=不安要素を探っていきます。
人気馬の凡走の上に穴馬の好走が成り立ちます。
積極的にイジワルになっていきましょう!
スターズオンアース
昨年の桜花賞、オークス1着馬で秋華賞は3着。
桜花賞は川田騎手が120%の騎乗をしての勝利で
その後どうかな…と思いましたが2冠達成!
秋華賞は絶望的な位置から馬群をぬって3着の能力の高さを見せました。
ただし、古馬とは初対戦、牡馬相手も2歳時以来。
内回りレースは秋華賞のみの経験で直線だけの勝負をしたのでタフさは問われていない。
お初要素が多い想定1番人気といえます。
未知の魅力は穴馬にしか適応されない
=人気馬にとっては不安点と考えるのがギャンブルです。
今回の条件で本命にするのはギャンブルではないですね。
不安点:お初要素だらけ
ヒシイグアス
昨年大阪杯4着、宝塚記念2着馬。
G2中山記念を連破して大阪杯に挑みます。
キレ味勝負では分が悪いタイプなので
大阪杯の舞台は合うと言えます。
前走休み明けを使って状態が上向くようであるなら有力馬の一頭。
前走は出遅れたり昨年は位置を落としての4着だったので
位置取りには注意が必要。
松山騎手は内枠から好走させるというより
真ん中から外で馬を御す方が上手いイメージなので内過ぎる枠は避けたい。
不安点:ポジションを取れるかどうか
ジャックドール
昨年G2金鯱賞1着、札幌記念1着馬。
大阪杯5着はタフなレースになり仕方なし、天皇賞秋4着はキレ味勝負を選択した乗り方の問題。
逃げなくても競馬は出来るが
逃げた方が「後ろにプレッシャーをかけられる」馬です。
今回どういった作戦をとるか次第ですが
ノースブリッジあたりがどこまで絡んでくるか次第。
昨年よりは楽な展開になりそうなメンバーですがどうでしょう。
不安点:目標にされやすい立ち位置
ジェラルディーナ
エリザベス女王杯1着、有馬記念3着馬。
ドロドロ馬場のエリザベス女王杯を制し、
タフな差し決着となった有馬記念3着と力を見せています。
オールカマーこそ内枠から好位を進み制していますが
上記2戦は後方から外を回った差しが決まった形。
もともとは気性に難あり福永騎手が御しきれていませんでしたが
「成果」が出たのはオールカマー(馬群)
エリザベス女王杯・有馬記念(外国人騎手)と
「特定条件」でのもの。
後方から競馬すれば届かない
前に出していくと引っ掛かる可能性あり。
タフさという点では勝っておかしくない馬ですが…ハードルは何気に高い。
不安点:乗り替わり、脚質
ヴェルトライゼンデ
ジャパンカップ3着、日経新春杯1着の馬。
ジャパンカップは能力をみせました……とはいえ
内枠インベタが大いにハマったレース。
そもそもメンバーレベルは?でした。
日経新春杯で59キロ背負って
勝ち切ったのはとても偉いですが…
立ち回り戦が可能な点はプラスも
G1を勝つ馬かと言われると?
枠、展開が全てハマってどこまでか…
不安点:総合力あるがパンチ不足
大阪杯2023消去法予想的データの使い方と
「アナログ」で「問われる適性」について解説してきました。
上位人気馬たちは完全軽視までは難しいものの
盤石なのか?と聞かれるとNOな馬たち。
穴馬にも大いに出番があると言えます。
そんな中「問われる適性」
・先行立ち回り力
・差し馬なら早めに動けてバテない馬
・キレずバテず
を持っている穴馬をあげるなら…
一頭はノースブリッジ。
前走AJCCより距離が短くなるのはプラスだし
キレる脚がなく持続力・立ち回りが活きるレースなら。
もう一頭は…
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近走パットしませんが上記「適性」にバッチリあう大穴です。
馬券に上手く入れ込んでいきたいですね!
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ーーあとがきーー
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