大阪杯は関東馬が勝てない!と言われています。
この記事では大阪杯で関東馬不振の真相と
「牝馬」好走の条件を解説していきます。
大阪杯2023予想のスパイスになれば幸いです!
大阪杯は関東馬が勝てない、不審傾向…
こうした過去の結果があります。
実際G1昇格後の2017~2022年の6年間の成績をみてみると…
【0,0,1,21】
※1着0頭、2着0頭、3着1頭、4着以下21頭の意味
と、過去1頭しか馬券になれていません。
こうなってくると…
/
関東馬は大阪杯勝てない!軽視だ!
\
「過去の数字遊び」が好きな自称データ派は
このように考えます(トゲ!)
でも競馬は数字が走るのではなく
馬が走るもの。
これじゃあダメ。
そこで
「大阪杯は関東馬が勝てない」
という過去の結果をどう予想に活かすか。
先々の競馬予想のヒント、考え方を解説します。
まず大阪杯において関東馬は
【0,0,1,21】
と、1頭(2020年ダノンキングリー)しか馬券になっておらず
優勝馬はいないという事実があります。
こういうときは…
「そもそも関東馬は勝てない馬たちだったのでは?」
これを疑っていきます。
当たり前ですがG1に出走しているからって
(正確には出走している以上全頭にチャンスはありますが)
勝てる見込みがある馬たちだらけではありませんから。
実際に関東馬の成績を観てみましょう!
■2022年・16頭立て・良馬場
4着ヒシイグアス/5番人気
9着エフフォーリア/1番人気
15着ヒュミドール/14番人気
16着ウインマリリン/9番人気
■2021年・13頭立て・重馬場
4着グランアレグリア/2番人気
5着サリオス/3番人気
11着クレッシェンドラヴ/8番人気
■2020年・12頭立て・良馬場
3着ダノンキングリー/1人気
6着ジナンボ/ー9番人気
7着ブラストワンピース/3番人気
10着サトノソルタス/10番人気
■2019年・14頭立て・良馬場
6着ブラストワンピース/1番人気
14着ステルヴィオ/6番人気
■2018年・16頭立て・良馬場
5着ミッキースワロー/5番人気
10着メートルダール/14番人気
12着ウインブライト/9番人気
16着ゴールドアクター/12番人気
■2017年・14頭立て・良馬場
6着サトノクラウン/3番人気
8着モンドインテロ/11番人気
10着ディサイファ/13番人気
12着マルターズアポジー/8番人気
13着サクラアンプルール/9番人気
観て頂いたとおり…
二桁人気の馬を含めて人気薄の馬が多かった事実
=勝てない馬
の出走が多かったという事実があります。
いっぽうで…
記憶に新しいところで言うと
2022年ダントツの1番人気で9着と惨敗したエフフォーリアを筆頭に
上位人気でも勝てない馬好走できなかった馬たちもいます。
/
やっぱり関東馬は大阪杯勝てないんだー(`・ω・´)
\
……ちょーっとまってください!
人気馬だからって
勝つ・好走するもんじゃあないですよ競馬は。
強い馬が勝つのが競馬じゃあないです。
競馬は一頭で走るタイムトライアルではなく
複数頭で一斉に走る「競争」です。
そしてレースはそれぞれ「条件」が違います。
つまり「問われる適性」が違うんです。
適性というと分かりやすいのが
・芝適性/ダート適性
・距離適性
・雨/重馬場適性
などがありますが…
実際はもっと細かく、競争能力に直結する適性がたくさんあるんです。
大阪杯で問われる適性は…
・先行立ち回り力
・差し馬なら早めに動けてバテない馬
・キレずバテず
・小回り適性
です。
これらの「内容」に関しては
別記事で解説をしているのでご興味があったら合わせてお読みください(`・ω・´)
さてさて、、
それでは「チャンスがあった(っぽい)馬たち」に
これらの適性はあったのでしょうか?
チャンスがあった…が具体的な線引きは難しいですが
とりあえず5番人気以内として各馬をみてみましょう。
■2022年・16頭立て・良馬場
4着ヒシイグアス/5番人気
→キレずバテずの適性あり。力通りの4着好走
9着エフフォーリア/1番人気
→(この時点では表面化していませんが)大阪杯というより関西遠征に難
■2021年・13頭立て・重馬場
4着グランアレグリア/2番人気
→2000mで体力問われる重馬場は合わない
5着サリオス/3番人気
→2000mで体力問われる重馬場は合わない
■2020年・12頭立て・良馬場
3着ダノンキングリー/1人気
→適性はあるも押し出された逃げの3着
7着ブラストワンピース/3番人気
→どっかどっかと走る小回り不向き
■2019年・14頭立て・良馬場
6着ブラストワンピース/1番人気
→どっかどっかと走る小回り不向き
■2018年・16頭立て・良馬場
5着ミッキースワロー/5番人気
→3200mを走る体力あるが「差し馬」不向き
■2017年・14頭立て・良馬場
6着サトノクラウン/3番人気
→小回り・体力勝負合うが良馬場ではキレ負けする
「後から」なので何とでも言えてしまうと言われたらそれまでですが…
どうでしょう。
・先行立ち回り力
・差し馬なら早めに動けてバテない馬
・キレずバテず
・小回り適性
適性があった馬、、、いました?
あえて言うなら…
■2022年・16頭立て・良馬場
4着ヒシイグアス/5番人気
→キレずバテずの適性あり。力通りの4着好走
9着エフフォーリア/1番人気
→(この時点では表面化していませんが)大阪杯というより関西遠征に難
ヒシイグアスは十分頑張ったと言えます。
(でも2022年では足りなかった)
エフフォーリアはこの時点では
「輸送難」表面化していなかったので
適性があったと考えることはできたかも…知れません。
…これだけ。
だから冒頭の…
「大阪杯で関東馬が勝てない理由」
を正確にいうと
大阪杯で関東馬が勝て「てい」ない理由
→大阪杯適性がある関東馬かつ有力馬が少なかった
これが理由です。
関東馬だからダメ―という事ではないです。
2023年以降の大阪杯予想において
関東馬だから~的な論調があったら…
「適性の有無」をしっかりと見極めてくださいね!
次に大阪杯における牝馬について。
さて。
…
……気がつきました?
ここからも上記「関東馬」の扱いと一緒です(`・ω・´)
先ずは大阪杯における牝馬の結果をみてみましょう。
【2,2,0,5】
■2022年・16頭立て・良馬場
2着レイパパレ/3番人気
8着ステラリア/10番人気
10着アカイイト/4番人気
16着ウインマリリン/9番人気
■2021年・13頭立て・重馬場
1着レイパパレ/4番人気
4着グランアレグリア/2番人気
■2020年・12頭立て・良馬場
1着ラッキーライラック/2番人気
2着クロノジェネシス/4番人気
■2019年・14頭立て・良馬場
※牝馬の出走なし
■2018年・16頭立て・良馬場
9着スマートレイアー/11番人気
■2017年・14頭立て・良馬場
※牝馬の出走なし
/
凄い!連対率(2着内)44%!牝馬買いだーー!
\
……は違うのは
ここまで読み進めて頂いた「ちゃんとした方」ならご理解いただけていると思います。
関東馬だから
関西馬だから
でもなく
牡馬だから
牝馬だから
でもなく大阪杯では…
・先行立ち回り力
・差し馬なら早めに動けてバテない馬
・キレずバテず
・小回り適性
が求めれます。
※もちろん適性だけじゃダメでそもそもの能力が重要ですよ!
・レイパパレ
※2021年の1着は正直説明がつきませんでした
(それまでの戦績から推すだけの材料がなかった)
2022年はシンプルに前年1着馬の適性。
先行脚質。
・ラッキーライラック
前年のエリザベス女王杯(京都2200m)勝ち馬。
前走中山記念(中山1800m=小回り)2着
先行脚質
・クロノジェネシス
前年の秋華賞(京都「内回り」2000m)勝ち馬。
前走「重馬場」の京都記念(2200m)勝ち馬
先行脚質
……と「問われる適性」を満たしている馬たち。
逆に…G1を勝っているし体力があっても
「差し・追い込み」脚質のアカイイトかやはり厳しい。
ステラリアは能力足らず
ウインマリリンは体調面整わず(当時は遠征も?と言われていた)。
以上のように、、、
大阪杯では「牝馬」は買いなどではない。
「大阪杯適性がある牝馬」は買いです。
まとめです。
ここまで書いてきたとおり大阪杯(もちろん大阪杯に限らず)
関東馬が勝てない
牝馬がよい
ではありません。
適性がある馬(能力があること前提で)は
関東馬だろうが、牝馬だろうが勝つ可能性はある。
過去の結果=データに惑わされないでください。
「中身」をしっかりみて
競馬予想を楽しんでいきましょう!
【参考記事】
→大阪杯2023消去法予想データ傾向から穴馬を探る!
ーーあとがきーー
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