天皇賞秋で上り最速馬でしょ!
VS
いやいや競馬は
そもそも先行馬有利でしょ!
この対決(?)について
ひとつの判断になることを解説していきます。
天皇賞秋予想のスパイスになれば幸いです(`・ω・´)
まずは…本当に天皇賞秋で
上り最速馬がおおく好走しているかどうかチェックしていきます。
「事実」を知ってから
それをどう馬券に活かすか考えていきましょう!
以下、2023年天皇賞秋の前次点での
過去10年天皇賞秋の結果です。
※人気/枠ー馬番/通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
■2022年・18頭立て・良馬場・1:57.5
1着イクイノックス/1番人気/4-7/10-10-9/32.7①
2着パンサラッサ/7番人気/2-3/1-1-1/36.8
3着ダノンベルーガ/4番人気/3-5/11-11-11/32.8②
■2021年・16頭立て・良馬場・1:57.9
1着エフフォーリア/3番人気/3-5/6-6-6/33.2③
2着コントレイル/2番人気/1-1/9-8-8/33.0①
3着グランアレグリア/1番人気/5-9/2-2-2/33.8
■2020年・12頭立て・良馬場・1:57.8
1着アーモンドアイ/1番人気/7-9/3-3-4/33.1③
2着フィエールマン/5番人気/5-6/10-9-10/32.7①
3着クロノジェネシス/2番人気/6-7/8-9-9/32.8②
■2019年・16頭立て・良馬場・1:56.2
1着アーモンドアイ/1番人気/1-2/5-6-5/33.8②
2着ダノンプレミアム/3番人気/5-9/5-5-3/34.5
3着アエロリット/6番人気/3-5/1-1-1/34.8
■2018年・12頭立て・良馬場・1:56.8
1着レイデオロ/2番人気/4-4/6-5-5/33.6②
2着サングレーザー/4番人気/6-9/7-7-7/33.4①
3着キセキ/6番人気/7-10/1-1-1/34.7
■2017年・18頭立て・不良馬場・2:08.3
1着キタサンブラック/1番人気/4-7/11-5-2/38.5①
2着サトノクラウン/2番人気/1-2/7-2-2/38.6②
3着レインボーライン/13番人気/4-8/10-12-5/38.7③
■2016年・15頭立て・良馬場・1:59.3
1着モーリス/1番人気/5-8/5-5-4/33.8③
2着リアルスティール/7番人気/7-12/8-10-10/33.5①
3着ステファノス/6番人気/8-14/13-14-14/33.5①
■2015年・18頭立て・良馬場・1:58.4
1着ラブリーデイ/1番人気/4-8/4-4-4/33.7②
2着ステファノス/10番人気/7-14/8-8-12/33.4①
3着イスラボニータ/6番人気/8-16/12-11-10/33.6②
■2014年・18頭立て・良馬場・1:59.7
1着スピルバーグ/5番人気/2-4/13-14-12/33.7①
2着ジェンティルドンナ/2番人気/1-1/3-3-3/34.4
3着イスラボニータ/1番人気/7-15/3-3-3/34.4
■2013年・17頭立て・良馬場・1:57.5
1着ジャスタウェイ/5番人気/4-7/11-10-9/34.6①
2着ジェンティルドンナ/1番人気/5-9/2-2-2/35.8③
3着エイシンフラッシュ/3番人気/3-6/8-9-10/35.5②
天皇賞秋で上り最速となった馬は
一番右の「上り3ハロン」に①がついている馬です。
過去10年で上り3ハロン1位だった馬は
10頭馬券になっている=3着以内に入っています。
10/11頭。
(2016年が2頭同率1位)
ちなみに「もれた1頭」は
2019年4着のユーキャンスマイル33.7です。
ざっくりまとめると…
上り3ハロン最速馬は
・1着4頭
・2着5頭
・3着1頭
・4着1頭
天皇賞秋においては上り最速馬が好走しやすい
↑これは「正」と言えます。
……
…
が。
みなさんアーモンドアイって知っていますか?
(バカにするな!って聞こえてきそうですが…)
アーモンドアイは近年の最強馬の一頭。
歴代でも…の声が強いお馬さん。
直線スーッと加速していく末脚は
観ていてほれぼれとしますよね~
天皇賞秋も2勝しています。
で、そのアーモンドアイなんですが…
■2020年・12頭立て・良馬場・1:57.8
1着アーモンドアイ/1番人気/7-9/3-3-4/33.1③
2着フィエールマン/5番人気/5-6/10-9-10/32.7①
3着クロノジェネシス/2番人気/6-7/8-9-9/32.8②
■2019年・16頭立て・良馬場・1:56.2
1着アーモンドアイ/1番人気/1-2/5-6-5/33.8②
2着ダノンプレミアム/3番人気/5-9/5-5-3/34.5
3着アエロリット/6番人気/3-5/1-1-1/34.8
2連覇している天皇賞秋ですが
末脚凄い!のイメージが強いアーモンドアイですが…
天皇賞秋の2戦は
ともに上り最速じゃあないんですね。
こうなってくると
上り最速自体の価値が高いかどうか。
ちょっと考えてみたくなりませんか?
先の通り、天皇賞秋で上り最速の馬は
・1着4頭
・2着5頭
・3着1頭
・4着1頭
(同率1位がいるため過去10年で11頭)
高いレベルで好走しています。
ですが…
・1着4頭
・2着5頭
「差し損ね」て2着の方が1着より多いんです。
上り最速の馬が差し損ねている
=自身より前で競馬した馬が優勝している
(これが先行馬かどうかは…後述)
このように言い換えることができます。
先のアーモンドアイは優勝していますが
上り最速じゃない、です。
アーモンドアイより後で競馬して
良い脚を使った所で届かなきゃ意味がなかったワケです。
上り最速の馬が2着だったレースをみてみると…
■2021年・16頭立て・良馬場・1:57.9
1着エフフォーリア/3番人気/3-5/6-6-6/33.2③
2着コントレイル/2番人気/1-1/9-8-8/33.0①
→先行したエフフォーリアを捕らえきれず
■2020年・12頭立て・良馬場・1:57.8
1着アーモンドアイ/1番人気/7-9/3-3-4/33.1③
2着フィエールマン/5番人気/5-6/10-9-10/32.7①
→先行したアーモンドアイを捕らえきれず
■2019年・16頭立て・良馬場・1:56.2
1着アーモンドアイ/1番人気/1-2/5-6-5/33.8②
2着ダノンプレミアム/3番人気/5-9/5-5-3/34.5
3着アエロリット/6番人気/3-5/1-1-1/34.8
4着ユーキャンスマイル/7番人気/3-6/13-13-13/33.7①
→逃げ・先行したアエロリット・ダノンプレミアムをアーモンドアイが先行ししっかり捉える
上り最速でユーキャンスマイルがツッコムも先行した3頭を捕らえきれず。
■2018年・12頭立て・良馬場・1:56.8
1着レイデオロ/2番人気/4-4/6-5-5/33.6②
2着サングレーザー/4番人気/6-9/7-7-7/33.4①
→先行したレイデオロを捕らえきれず
■2016年・15頭立て・良馬場・1:59.3
1着モーリス/1番人気/5-8/5-5-4/33.8③
2着リアルスティール/7番人気/7-12/8-10-10/33.5①
3着ステファノス/6番人気/8-14/13-14-14/33.5①
→先行したモーリスを捕らえきれず
■2015年・18頭立て・良馬場・1:58.4
1着ラブリーデイ/1番人気/4-8/4-4-4/33.7②
2着ステファノス/10番人気/7-14/8-8-12/33.4①
→先行したラブリーデイを捕らえきれず
/
み・ご・ご・に!
\
上り最速の馬を先行馬が封じ込んで優勝しています。
すべて上り2,3位の脚をつかって
上り1位の馬を制しての優勝。
結局競馬は…
上り何位だー
↑こんなことに価値なんてなくて
位置取り+上りの速さ、です。
上り最速自体に価値はない。
かといって「前にいるだけ」=「先行しているだけ」ではダメで
勝ち切るなら先行しつつ速い脚を使う必要があります。
他の2,3着にはいった
上り3位以内に入っていない馬も~34秒台でまとめています。
※2022年のパンサラッサは特例
ここまでをまとめると…
ただし
位置取り+速い脚は必須
改めて観るとごく当たり前の事を言っていますが
「それだけ重要」ということです。
さて……ここで2023年の人気馬のアラ探し
マイナス点を探っていきましょうか。
少しでも高配当に繋がるとしたら
より人気馬の凡走が重要となりますから(`・ω・´)
■イクイノックス
昨年の天皇賞秋勝ち馬で他に有馬記念、ドバイシーマC、宝塚記念を制している馬。
正直、負けるとしたら内回りの宝塚記念だと思っていたので
(実際、「あわや」もあった)
大箱の東京競馬場で大きく崩れることは考えづらいです。
あえていうなら上記の通り
「届かない位置から上り最速には価値がない」ので
昨年は計算外に後ろからになったとコメントがありましたが…
相手も強いし、キレる馬が多いため
出遅れ・位置を落とすと(1着という意味では)危うさもでる。
ドバイシーマCでは逃げ切りましたが
ここで目標になるような逃げの選択はない。
不安点:相手もベストの舞台の馬が多い
■ドウデュース
昨年の日本ダービー勝ち馬で
今年はG2京都記念を圧勝(ドバターフは取り消し)。
ダービーでイクイノックスに勝っているとはいえ
積み上げた戦績では差をつけられています。
「普通に競馬をしたら」
イクイノックスより後ろからの競馬の可能性もあり
こちらもまた「位置取り」がポイントになる。
久しぶりのレース自体は問題ないですが
末脚だけでどうこうなる舞台・相手ではないだけに難しさもある。
不安点:末脚勝負だけだと位置取りの差に泣く可能性
■プログノーシス
G2金鯱賞、札幌記念を制しているプログノーシス。
もともと持っている能力
=爆発的な末脚はG1でも…と思わせる馬でした。
が、レースで能力全てを
発揮できるかは別問題で…
乗り難しさは川田騎手も話している通りです。
いっぽうで札幌記念では早めに動くという
これまでのタブーを克服して優勝。
馬場の恩恵があったとはいえ強い競馬でした。
ただし、先の2頭の通り
末脚だけでどうこうなる舞台・相手ではない。
難しい競馬になりそうです。
不安点:同型に強い馬が多数
■スターズオンアース
昨年の桜花賞、オークス勝ち馬で今年はG1大阪杯2着がある馬。
この馬もまた…末脚がストロングポイント。
3着に負けた秋華賞も絶望的な位置から突っ込んできたし
2着の大阪杯も上り最速であと一歩まで。
ただ…このストロングポイントが
他の人気馬と一緒…というのが難しい。
昨年のパンサラッサのような
真逆の一芸があればよいが「同じ」では一芸が目立たない。
言い方をかえると…
前走1600mを使ったことで「無理なく」中段につけられ
かつ、そこから良い脚を使えれば…
上り3位で上り1,2位をしのいで…があってもよい能力はあります。
不安点:ストロングポイントが埋もれる可能性
■ダノンベルーガ
G1で掲示板に入る事5回(出走も5回)もうワンパンチ欲しいが
末脚のキレは十分足りている馬。
ここがベスト条件という意味では
2400mは微妙に長いこの馬にとって当てはまる言葉かな、と。
昨年のジャパンカップは
川田騎手の早仕掛けもありましたが…
最後脚が上がっていましたから。
左回り、良馬場、2000mと条件はそろっていて
「位置を落としすぎなければ」チャンスがあっても。
不安点:ワンパンチ足りない、持久戦になると止まる
天皇賞秋の上り最速馬、先行馬の考え方をまとめてきました。
その上で…
天皇賞2023人気馬のアラ探しをして…
/
差し追い込み馬
ばっかりだな!
\
お気づきになった方も多いでしょう。
ここに完璧な状態のパンサラッサがいたら…
メチャクチャ面白いのですがね(`・ω・´)
これらを踏まえて
天皇賞秋2023穴馬の可能性を考えてみると…
(クリックして頂いた先の「馬券力lab」紹介文に書いています。2~4位くらいです。)
まあこの馬&騎手が強気の競馬をするしかないですよね。
溜めたって良さはでないので。
このようにアナログで人気馬を嫌ったり
穴馬を見つけたりして…
春競馬では高松宮記念で
◎ファストフォース1着(12番人気)を
でお流ししていました(`・ω・´)
・人気馬の具体的な嫌い方
・穴馬の狙い方
・魔法の(!)馬券の買い方
などプレゼントしているので
競馬予想が好きな方は読んでみてください!
自分で言うのもアレですが…
予想を楽しめる人には良いコンテンツだと思います^^
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