天皇賞秋のジンクスについてまとめます。
また予想のポイントなども
解説していくので
最後までお楽しみいただけると幸いです^^
もくじ
とっとと天皇賞秋のジンクスを書けやー!
って声が聞こえてきそうですが
この記事は…
「ジンクスを知った上でどう予想に活かすか」
を解説するので
この「天皇賞秋というレースの大前提」は大事なんですね。
基本のキですが天皇賞秋というレースは…
・(だいたい)10月最終週
・東京競馬場
・芝2,000m
・3歳以上に出走権あり
です。
10月最終週とはいえ
東京競馬場は2か月連続開催のタイミング。
雨にたたられない限り基本的に馬場は綺麗です。
つまり「スピードが活きやすい」レースだと言えます。
(余談ですがドロドロ馬場のキタサンブラックVSサトノフラッグは現地で観ていて見ごたえあるレースでした。)
逆をいうといくら地力がある馬であっても
スタミナ系の馬は「キレ負け」する可能性が高いといえます。
これらの情報は後半の「予想に活かす」で活用するとして…
さっそく「天皇賞秋のジンクス」を紹介します。
かなり古いものですが
天皇賞秋は「1番人気が勝てない」というジンクスがありました。
これが言われていたのは…
40年近く前…ってもはや
ジンクスがあった事すら知らない方も多いですね。
1984年にミスターシービーが1番人気で天皇賞秋を勝つまで
19年間1番人気の勝利がありませんでした。
また、この翌年「絶対王者」の
シンボリルドルフが2着に負けたことで
この天皇賞秋は1番人気が勝てないというジンクスがさらに強くなったように感じます。
1番人気の勝率は均すと30%程度です。
確かにこれは天皇賞秋のジンクスと言われてしまうのも納得ですよね。
ちなみにこのジンクスが破られて以降…
1987年ニッポーテイオー
2000年テイエムオペラオー
2003年シンボリクリスエス
2004年ゼンノロプロイ
2007年メイショウサムソン
2008年ウオッカ
2010年ブエナビスタ
2015年ラブリーデイ
2016年モーリス
2017年キタサンブラック
2019年アーモンドアイ
2020年アーモンドアイ
2022年イクイノックス
と普通に1番人気の馬が天皇賞秋を制しています。
天の賞秋で1番人気は勝てないというジンクスは
昔のもの、となっています。
ただ「定期的に蒸し返される」ジンクスです。
先の通りシンボリルドルフはまさかの2着。
アイドルホースのオグリキャップは2年連続2着。
メジロマックイーンは1着入線も「斜行降着」。
ビワハヤヒデはレース中に屈腱炎発症。
サイレンススズカは……
こういう事があると
「天皇賞秋は1番人気が勝てない」
と、メディアも昔を知っているファンもこのジンクスを言い始めます。
それが脈々と受け継がれ…
でも、先の通り「今は」普通に1番人気が勝っています。
そもそもなぜ1番人気が勝てない(時期があった)のか。
天皇賞秋は1番人気が勝てないという
ジンクスがなぜ生まれたのか。
それは
「東京2000mのコース形態」
が理由の一つとしてあります。
外枠がコース形態上不利になりやすいため
人気馬が外枠に入ると力を発揮しきれない可能性が高いです。
(これは人気馬も人気薄も同じ条件ですが)
また、「秋の古馬3冠」と言われているように
天皇賞秋・ジャパンカップ・有馬記念と
3つ勝つためには…
(どこかで勝ちたいという欲含む)
天皇賞秋は余力を持って臨みたいところ。
出がらしでは残り2戦戦えないですからね。
こう考えると天皇賞秋は多少ゆるい状態
=体調面のマイナスも可能性としてあげられます。
特に昔は「古馬3冠ステータス」が今より大きかったです。
しかし現在は陣営が各馬の「適性」を考えるようになり
無理に3つ使わず使い分けをするようになってきています。
2021年で言うとコントレイルは天皇賞秋の前から
有馬記念の中山2500mに適性があるとは思えないとして
天皇賞秋ジャパンカップで引退と宣言。
昔だったらそれでも3つ使ってきていたと思います。
このような時代の流れが
「普通に」1番人気が勝つ要素になってきているように感じます。
このようにして天皇賞秋のジンクスは
昔のものになっています……が。
きっとダントツの1番人気が負けると
「また」
蒸し返されることでしょう(笑)
ちなみに1番人気ほどではないですが
・牝馬は勝てない
・3歳馬は勝てない
といったジンクスっぽいものがありました。
しかし、牝馬に関しては
「そもそも昔はあまり出走していない」です。
中一週挟んでエリザベス女王杯があるので
そちらに有力馬は出走していました。
1997年にエアグルーヴが天皇賞秋を勝利して以降…
2005年ヘヴンリーロマンス
2008年ウォッカ
2010年ブエナビスタ
2019年アーモンドアイ
2020年アーモンドアイ
とポツポツと勝利馬が出ています。
これらの馬はエリザベス女王杯には出走していないので
天皇賞秋の方に適性・魅力があると考えてのこと。
牝馬が勝てないというジンクスというより
有力馬がエリザベス女王杯と分散していたと言えます。
(もちろん地力あることが前提ですが)
また3歳馬が勝てない…というのも
「そもそも当たり前」と言えます。
3歳馬は古馬から斤量2キロ貰っているとは
「まだまだひ弱」です。
短距離レースでは3歳馬のスピードが通用したりしますが
スタミナ・体力に関してはまだ完成していません。
ここから2か月後の有馬記念では
3歳馬の勝ち馬が多くみられるように2か月での成長は大きいです。
もちろん3歳馬は秋華賞や菊花賞などに出るため
天皇賞秋に出走する有力馬がそもそも少ないというのも要因の一つです。
だからジンクスって程ではないんですね。
むしろただ当たり前の事実でしかありません。
天皇賞秋のジンクスを観たところで
天皇賞秋の予想のポイントを解説していきます。
ここ数年の傾向として
綺麗な馬場だと速い時計がでます。
スローペースだと
究極のキレ味勝負となって
体力を活かしたい馬にとっては持ち味が出ないレースに。
先行した馬に脚が残っていたら
物理的に届かないレースになったりも。
逆にハイペースだと
差し馬…と言いたい所ですが
切れ味だけではダメで「耐性」が必要です。
最後まで脚を使う体力。
分かりやすい馬がサートゥルナーリアでしょうか。
(ファンの方申し訳ありません)
この馬はスローペースのぬるま湯レースでイバりますが
体力・地力が問われるレースになるとヘタれるお馬さんでした。
アエロリット(体力ある馬)が逃げて
アーモンドアイ他有力馬が前々で競馬して上位入線していますが…
サートゥルナーリアは2~3番手でレースをして
バテて6着。
逃げたアエロリットは3着
4コーナー3番手のダノンプレミアムが2着。
前を捕らえることができずバタっと止まりました。
ペースが流れて耐性が問われると
スローペースの切れ味勝負が得意な馬は勝負になりません。
ちなみに後方から4着に突っ込んできたのは
3400mのダイヤモンドSを同年制していたユーキャンスマイル。
体力が問われたことは明白です。
このように「どのような質のレースになるか」を
考えることが天皇賞秋予想の根本として大事です。
その上で年によりますが…
・馬場状況(内の傷み具合/ノビ具合)
・枠順
・展開
これらから
人気馬が能力を発揮できる条件なのか
そうでないなら穴馬が隙をつける条件なのか
を考えて予想を組み立てていきます。
ちなみに、
・人気馬の嫌い方
・穴馬の見つけ方
などは無料メルマガでプレゼントしているので
(解除は簡単にできるので)
私の知識を盗んでいってください(`・ω・´)
天皇賞秋のジンクスについて
また予想の基本に関して書いてきました。
ジンクスは「時代」もありました。
その上で定期的に人気馬が負けると
「蒸し返される」のでジンクス・ジンクス言われています。
また天皇賞秋の予想の基本に関しては
ペースがどうなるかを予想することで
狙うべき馬の判断が非常にしやすくなります。
ただ何となく強そうな馬を探すのが
競馬予想ではありません。
そのレースがどんな質のレースなのかを考えて
・人気馬のアラ探し
・穴馬の好走ポイント探し
をするのが競馬予想です。
ぜひ楽しんでいってくださいね!
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