桜花賞2023消去法予想として
過去のデータを確認しつつ
「数字遊び」ではない「問われるモノ」から穴馬の可能性を探っていきます。
最終的には高松宮記念で
◎ファストフォースとできた私ですが
過去の数字ではなく
「何が問われるか」を読み取れたから。
桜花賞でもそのようなヒントをお伝えできれば幸いです。
もくじ
桜花賞2023の消去法予想で
使えそうなデータを解説していきます。
「データはデータ、過去の数字」が
私の基本的な考えですが…
「そこから見えてくる問われる適性」などは
桜花賞2023を予想していく上で大いに役にたちます。
今回は2つのポイントから探っていきます!
※ただし、「いつも通り」データ=ただの数字とぶった切ります(`・ω・´)
まずは「単勝人気」で過去の結果をみてみると…
8番人気以内【10,10,8,52】
9番人気以下【0,0,2,96】
桜花賞2023消去法データをして
ひとつ解説したいのが「人気」で括った結果。
実はこの桜花賞2023の消去法データ予想として
「一見」使えそうなこれは、、
JRAのホームページで公開されているものです。
ものですが。
これをみて何かツッコミどころ感じますか?
せっかくなので少し考えてみてください。
……
…
はい、「8番人気以内」という不自然すぎる括りです。
馬券圏内の3番人気でも
掲示板圏内の5番人気でも
二桁人気の区切りとなる9番人気でもなく
8番人気が基準。
なぜだと思いますか?
シンプルに「映え」でしょう。
上記、桜花賞2023消去法っぽいデータは
馬券になった30頭の内28頭が当てはまる凄い括りです。
でもなんで5着でも6着でも7着でもなく
8着なのかは…8着が一番インパクトある28/30頭が導けるから。
後付けなんです、後付け。
こういう後付けデータ派のライターさんは
付き合っちゃあダメですよ(トゲ!)。
でも……
この区分けの位置はともかく
「そこから読み取れるもの」もあります。
それは
人気馬が普通に好走している
ということです。
まあ7番人気、8番人気は穴馬と呼びますが
人気上位馬から馬券になっているという事実。
これがどういうことか…これこそが大事です。
この真相は……後述します(`・ω・´)
桜花賞2023消去法データの②つめとしては
「前走が重賞か重賞じゃないか」
重賞レース【9,10,10,112】
重賞以外【1,0,0,36】
なんと29頭/30頭が当てはまる
桜花賞2023消去法予想データ!
……ですがこれで終わっては意味がありません。
アナログ的に「中身」を観ないとただの数字遊びデータです。
この重賞以外で好走した
唯一の1頭=1着馬は、、、
2020年のデアリングタクト(前走OPエルフィンS)
さあ、どうでしょう?笑
後の3冠牝馬ですよー
こういった馬を消去法データで消しだから、、、
数字遊びに当てはめて予想しますか?
……しないですよね?
ちなみにデアリングタクトは2番人気でしたので
上記①の桜花賞2023消去法予想っぽいデータでは「あり」になるわけです。
……ね?
データを数字としてしかとらえられないと
このような事になるんですよ。
じゃあこの前走重賞か重賞じゃないかの消去法データを
どのように予想にいかすのか…
は、①②関連していることなのでまとめて以下で解説します(`・ω・´)
まずは以下の桜花賞の過去10年結果をご覧ください。
※人気/枠ー馬番/4コーナー通過順/上り3ハロン(1~3位は①②③)
■2022年・良馬場・18頭立て
1着スターズオンアース/7番人気/4-8/9/33.5③
2着ウォーターナビレラ/3番人気/3-6/2/34.0
3着ナムラクレア/6番人気/1-1/4/33.9
■2021年・良馬場・18頭立て
1着ソダシ/2番人気/2-4/3/33.8
2着サトノレイナス/1番人気/8-18/16/32.9②
3着ファインルージュ/8番人気/1-2/6/33.7③
■2020年・重馬場・18頭立て
1着デアリングタクト/2番人気/5-9/12/36.6①
2着レシステンシア/1番人気/8-17/2/38.2
3着スマイルカナ/9番人気/2-3/1/38.6
■2019年・良馬場・18頭立て
1着グランアレグリア/2番人気/4-8/1/33.3
2着シゲルピンクダイヤ/7番人気/8-16/12/32.7①
3着クロノジェネシス/3番人気/2-4/9/32.9②
■2018年・良馬場・17頭立て
1着アーモンドアイ/2番人気/7-13/16/33.2①
2着ラッキーライラック/1番人気/1-1/3/34.5
3着リリーノーブル/3番人気/5-9/6/34.3③
■2017年・稍重馬場・17頭立て
1着レーヌミノル/8番人気/5-10/4/35.4
2着リスグラシュー/3番人気/3-6/8/35.3③
3着ソウルスターリング/1番人気/7-14/5/35.4
■2016年・良馬場・18頭立て
1着ジュエラー/7-13/17/33.0①
2着シンハライト/6-12/8/33.7③
3着アットザシーサード/5-10/11/33.9
■2015年・良馬場・18頭立て
1着レッツゴードンキ/5番人気/3-6/1/33.5③
2着クルミナル/7番人気/4-7/13/33.4②
3着コンテッサトゥーレ/8番人気/1-1/11/33.6
■2014年・良馬場・18頭立て
1着ハープスター/1番人気/8-18/32.9①
2着レッドリヴェール/2番人気/6-12/33.4②
3着ヌーヴォレコルト/5番人気/5-10/33.8③
■2013年・良馬場・18頭立て
1着アユサン/7番人気/4-7/10/35.5②
2着レッドオーヴァル/2番人気/7-14/14/35.1①
3着プリンセスジャック/14番人気/5-9/14/35.6③
まず「そもそも」ですが
桜花賞が行われる阪神1600m外回りコースは…
3歳牝馬にとって「かなりタフ」なコースです。
直線がながく、最後に坂があります。
これが大前提の大前提。
加えて一生に一度のクラシック。
1200m~1400mがベストのスタートからスピードがある馬も出てきます。
そして気性が若く前に前に行きたがる馬もいます。
結果、締まった(速い)ペースになりやすく
それがタフなコースと組み合わさると…
走り切れる馬と走り切れない馬(スタミナ切れ)が分かれます。
これはスタミナがあることは大前提ですが
スタミナがあるだけではなく速いペースについて行けるだけの追走力も必要。
その上で直線勝負できる速い脚も必要。
さらにスピードとスタミナ(体力)の両立が重要。
「だから」
桜花賞2023消去法予想①②で扱ったデータの
・人気
・前走の格
これは「シンプルに強い可能性がある馬」をあぶり出す指標となっているわけです。
強い馬であればスピードとスタミナ(体力)の
両立ができている「可能性がある」。
そこにアナログ的にその馬の特徴をみて
・スピードはあるがスタミナ不足(1200~1400mベスト)
・スタミナはあるがスピード不足(1800m以上ベスト)
こういった馬たちを軽視して
逆に、本来評価できる穴馬をピックアップしていくわけです。
競馬はデータ=数字遊びじゃあないですよね!
そして人気馬が強い(可能性がある)理由として…
ヒントは阪神ジュベナイルフィリーズにあります。
阪神ジュベナイルフィリーズは
2歳のG1として桜花賞と同じ阪神1600mで行われます。
当然ながら2歳牝馬にとっても
阪神1600mはタフな舞台です。
そして2歳女王を決めるレースなので
その次点で能力が高い馬たちは出走してきます。
レースの質は…
締まったペースになり最後まで走れる=脚を使える馬が上位にくる
=差し馬が上位にきやすい(逃げ先行は短距離志向で飛ばして失速しがち)
桜花賞と似たレースの質になります。
いっぽうで、桜花賞のトライアルレースとして行われるチューリップ賞。
こちらも同じ阪神1600mで行われますが
「スローペース」になりやすく先行馬が残りやすいです。
そして本番の桜花賞はタフなレース。
一連の阪神JF~チューリップ賞~桜花賞の流れは
タフ~ゆるい~タフ
↑この流れになります。
「だから」阪神ジュベナイルフィリーズで好成績を残した馬
=総じて人気馬は桜花賞でも好走しやすい
同じ質のレースで好走した経験
しかもG1で相手もそろっている…そりゃ好走しやすいですよね。
これが桜花賞に至るまでの牝馬路線基本構造です。
ここに、フィリーズレビュー、クイーンCなど
別路線から桜花賞に出走してくる馬で
・能力
・適性
両方ある馬をどう馬券に組み込んでいくか。
これが桜花賞を予想する時に
考えていく思考の流れとなります。
ちなみに…
/
桜花賞と言えば枠順=外枠が有利
\
このように言われていた時期もありました。
しかし「実際は…」
■2022年・良馬場・18頭立て
1着スターズオンアース/7番人気/4-8/9/33.5③
2着ウォーターナビレラ/3番人気/3-6/2/34.0
3着ナムラクレア/6番人気/1-1/4/33.9
→内枠・内を通った馬がまとめて好走
■2021年・良馬場・18頭立て
1着ソダシ/2番人気/2-4/3/33.8
2着サトノレイナス/1番人気/8-18/16/32.9②
3着ファインルージュ/8番人気/1-2/6/33.7③
→内枠・内を通った馬+シンプルに強いサトノレイナス
■2020年・重馬場・18頭立て
1着デアリングタクト/2番人気/5-9/12/36.6①
2着レシステンシア/1番人気/8-17/2/38.2
3着スマイルカナ/9番人気/2-3/1/38.6
→外枠から好走したレシステンシアは阪神JF勝ち馬=シンプルに強い
■2019年・良馬場・18頭立て
1着グランアレグリア/2番人気/4-8/1/33.3
2着シゲルピンクダイヤ/7番人気/8-16/12/32.7①
3着クロノジェネシス/3番人気/2-4/9/32.9②
→外枠から好走したシゲルピンクダイヤは
「スローペースの」チューリップ賞を後方から上り最速で2位=強い
■2018年・良馬場・17頭立て
1着アーモンドアイ/2番人気/7-13/16/33.2①
2着ラッキーライラック/1番人気/1-1/3/34.5
3着リリーノーブル/3番人気/5-9/6/34.3③
→アーモンドアイ:シンプルに強い
■2017年・稍重馬場・17頭立て
1着レーヌミノル/8番人気/5-10/4/35.4
2着リスグラシュー/3番人気/3-6/8/35.3③
3着ソウルスターリング/1番人気/7-14/5/35.4
→ソウルスターリング:阪神JF勝ち馬
■2016年・良馬場・18頭立て
1着ジュエラー/7-13/17/33.0①
2着シンハライト/6-12/8/33.7③
3着アットザシーサード/5-10/11/33.9
→差し決着
■2015年・良馬場・18頭立て
1着レッツゴードンキ/5番人気/3-6/1/33.5③
2着クルミナル/7番人気/4-7/13/33.4②
3着コンテッサトゥーレ/8番人気/1-1/11/33.6
→超スローペースの逃げ切り
■2014年・良馬場・18頭立て
1着ハープスター/1番人気/8-18/18/32.9①
2着レッドリヴェール/2番人気/6-12/15/33.4②
3着ヌーヴォレコルト/5番人気/5-10/12/33.8③
→差し決着、ハープスターは例外的な極端なレース
■2013年・良馬場・18頭立て
1着アユサン/7番人気/4-7/10/35.5②
2着レッドオーヴァル/2番人気/7-14/14/35.1①
3着プリンセスジャック/14番人気/5-9/14/35.6③
→レッドオーヴァルは2番人気
どうでしょう?
外枠が有利というより
外枠に入った人気馬が「ごちゃつかず」レースができて
持っている能力を発揮しただけ。
シンプルにこれです。
内の馬場が極端に悪くない限り
桜花賞で外枠有利を考えるのはナンセンスです。
(馬の個性によるが前提ですが)
実際ソダシの2着に負けたサトノレイナス(ルメール騎手)は
「外枠の分負けた」とコメントを残しています。
※これに関しては内枠だったら
距離ロスがないいっぽうで
ごちゃつくリスクが上がるのであくまで「結果として」の敗因です。
むしろ「今年まで」は逆で…
京都競馬場改修のために
阪神競馬場の馬場を良い状態に保とうと努力した結果。
内枠の恩恵が多い。
だから昨年私は内枠+先行をまとめて上位にして
桜花賞で3連複万馬券を獲ることができました!
このように消去法予想=データを紐解きアナログ的に…
・人気馬を嫌う要素
・穴馬を拾う予想を探す
ハウツーを無料メルマガでプレゼントしています。
競馬が好きなかたは詳細みてみてくださいね(`・ω・´)
それでは最後に。
以下で桜花賞2023出走予定馬たちの
「不安点」を探っていきます。
人気馬の凡走の上に穴馬の好走がある。
だから、イヤラシく人気馬のアラ探しをするのが……ギャンブル競馬です。
リバティアイランド
阪神ジュベナイルフィリーズ1着馬。
上記の通りタフなレースで阪神1600mなら
「普通に」強さを見せられると言えます。
もちろん競馬は一頭で走るタイムトライアルではないで
アスクビクターモアのように出遅れたり、不利を受けたりのリスクはあります。
またレアなケースですが「仮に」ゆるいレースになると
アルテミスSのように差し遅れるリスクはあります。
極端に嫌う必要はないですが
競馬である以上リスクがあることは忘れずにいたいです。
不安点:ゆるいレースになった場合、出遅れ・不利・極端な枠、久しぶりのレースで気性面は?
ライトクオンタム
G3シンザン記念の勝ち馬。
新馬→逃げ、シンザン記念出遅れ→後方差し切り
ディープインパクトの最後世代として注目も。
小柄な馬ですが運動神経は良さそうで
水準以上の能力はあります。
が、前走の差し切りは少頭数&外が伸びる馬場もあり。
これまで11頭、9頭立てしか経験なく
フルゲート18頭でごちゃつく可能性は大。
ノーストレスでの競馬ができるか
体力勝負となったときに耐えることができるか。
人気を考えると不安の方が強く見えます。
不安点:競合と未対決、少頭数しか経験していない、タフなレース
ハーパー
G3クイーンカップの勝ち馬。
阪神2000mでデビューし、阪神1600mで未勝利勝ち
東京1600mのクイーンC1着で桜花賞に臨みます。
距離・コースとタフな条件を経験し
キレ味というよりジワジワと伸びるイメージです。
スローペースのキレ味勝負となると分が悪そう。
(キレがウリの馬が阪神2000mでデビューしないでしょう)
一点気になるのが前走東京への輸送で馬体を大きく減らしたこと。
「そこ」がベストの体重なら良いですが
回復を待ちながらの調整だとしたら?
爆発力は現状ありませんんがしぶとい脚を活かせれば。
不安点:キレ味不足。
ドゥアイズ
G3札幌2歳S2着、G1阪神JF3着、G3クイーンC2着。
全く異なる条件で崩れず走るのはエライの一言!
いっぽうで牝馬らしいキレ味とは無縁で
牝馬3冠の中では桜花賞が鬼門となりそう。
(距離は伸びてもよいでしょう)
キレ味不足をどう補うか。
阪神JFのように流れてタフなレース
=キレ味問われないレースとなれば。
勝ち切るというより2,3着のイメージですが。
不安点:キレ味不足。
ラヴェル
G3アルテミスS1着でリバティアイランドに勝利。
阪神JFは大外枠もあったが3戦連続出遅れはネックに。
アルテミスSのようにハマった時の末脚は良いものがありますが
予想段階では「どうせ」出遅れるを前提にしないといけません。
タフなレースは惨敗した阪神JFで経験しているとはいえ
今回どうかは?
一か八かという意味で重い印を打てなくはないですが
安定感は求め辛い。
不安点:ピンかパーか感、久しぶりのレースで気性面は?
桜花賞2023消去法予想(っぽい)データと
アナログ的見解の流れの解説をしてきました。
また、人気馬の不安点をあぶり出しましたが…
自爆しない限りリバティアイランドは強そうですよねぇ(苦笑)
かといってダントツ一番人気馬を本命にするより
上手く付き合いつつ飛んでくれても良いよ(`・ω・´)
↑このスタンスの方が長く競馬を楽しめます。
土曜日の競馬をみたり
枠順をみてからの結論となりますが…
穴馬(上記5頭以外)で面白そうな2頭は…
・シングザットソング
…フィリーズレビュー組ということで人気落ちるでしょうけれどレース自体は快勝!
溜めればキレる脚も使えるので面白い穴馬です。
もう一頭は…
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(クリックして1,2位にいる馬券力labの説明文に書いています)
上記「トライアル」の流れでいうと前走恵まれないなかの好走は魅力あります。
以上の2頭を上手く馬券に絡めたいなーと週中時点では考えています。
【桜花賞関連記事】
・桜花賞のデータ馬体重の傾向と「真実」×アネモネ組、フィリーズレビュー組の扱い
ーーあとがきーー
文中でしれっとかいたメルマガは
下記メルマガ画像タップで詳細みられます(`・ω・´)
高配当を当てたい方だけ
読んでみてください!
それにしても◎ファストフォースは反響大きかったです(`・ω・´)
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