桜花賞のデータとして馬体重の傾向と
「なぜ」そうなのかの本質を解説していきます。
また、桜花賞におけるアネモネS組とフィリーズレビュー組の扱いについて。
桜花賞を予想していく上で
これらはかなり重要な本質をついていきます。
あなたの予想のスパイスになれば幸いです(`・ω・´)
桜花賞を予想していく上で
「馬体重」はひとつの大きな参考になります。
なぜ馬体重が…?は後述しますが
まずは以下のデータをご覧ください。
400~419キロ【0,1,1,15】
420~439キロ【0,3,3,32】
440~459キロ【0,1,1,45】
460~479キロ【8,2,3,39】
480~499キロ【2,3,2,11】
500キロ以上【0,0,0,6】
※過去10年の桜花賞出走馬のデータ、馬体重です。
観て頂いたとおり桜花賞「1着馬」に関しては
馬体重が460~499キロに集中しているというデータです。
もちろん460キロ未満の馬でも
2着5頭、3着5頭と
馬券になっている30頭の内10頭います。
無視をすることはできませんが…
この「馬体重」からも
桜花賞というレースがどういう適性を求めているかが分かります。
・阪神1600m/外回りコース
=直線長い、坂がある
・1200m~1400mベストのスピードに勝った馬でてくる
・気性が若い馬が出てくる
このようなポイントから
桜花賞=阪神1600mは3歳牝馬にとっては過酷な、タフなコース。
そしてペースが上がる要因があるから
前掛かりのレースとなりバテる馬が出てくる
結果、最後まで走るスタミナがある馬。
そしてその中でも
最後まで速い脚を使えるスピードもある馬が上位にくる。
これが桜花賞の基本です。
このスタミナ・体力という面は
「馬格=馬体重」が一つの指標となります。
だから馬体が軽い馬より
言って以上の馬体重がある馬の方が上位に来る傾向があるといえます。
いっぽうで500キロ以上となると
スピードが不足してしまい馬券になれていません。
(過去10年で母数が6頭ではありますが)
※牝馬らしいキレ味が不足していると言えます。
スピードがあることは大前提。
その上でスタミナ・体力がある馬が望ましいと言えます。
桜花賞の予想において
「馬体重」ありきで予想をするというのはナンセンスですが…
/
この馬どうかな~(`・ω・´)
\
と思ったときに馬体重に目をやってみる。
仮に馬体重が軽いとしたら
上記桜花賞のデータから勝つまでは難しい可能性があります。
その上で…
馬体重は軽いけど体力があるタイプなのかどうかの確認です。
馬体重は馬体重でしかなく
あくまで「体力=スタミナの有無」を図る指標の一つでしかありませんから。
馬体重が桜花賞を走るわけじゃないです(`・ω・´)笑
「問われる適性」に関しては詳しく…
こちらの記事で書いているので合わせてお読みください。
(この記事の最後にも記載しています)
それでは次に…
桜花賞のステップレースはいくつかありますが
例年チューリップ賞ばかりが注目されます。
でも、関東ではアネモネステークス2着以上の馬に
桜花賞の優先出走権が与えられているし
関西ではフィリーズレビューにも
上位3着まで桜花賞の優先出走権が与えられています。
この2レース組はどう考えたらよいでしょうか?
桜花賞においてアネモネ組は軽視されがちです。
G1である阪神JFで活躍した馬は
わざわざアネモネステークスを使わないですし
阪神JFから桜花賞に直行したり
クイーンカップやチューリップ賞を使ったりします。
強いであろう馬は
わざわざアネモネSに出走しないんです。
ちなみに
過去10年でアネモネステークス組は…
「一頭も」馬券になれていません。
一頭も1~3着以内に入っていないんです。
/
なんでー(`・ω・´)
\
という疑問をもつことは大事ですね!
分かりやすく解説をします。
そもそも
世代トップクラスの能力がある馬は…
・阪神JF上位馬
であることは間違いがありません。
賞金面で桜花賞出走が確定している
阪神JFの1,2着馬は…
・直行
・桜花賞までスケジュールに余裕が持てる&桜花賞と同じコースのチューリップ賞を使う
これは当然と言えば当然で
アネモネステークス(中山1600m)をわざわざ使う理由はありません。
じゃあどういった馬が
アネモネステークスに出走してくるのか?
阪神JFの上位馬ではなくても
重賞で1,2着経験があれば賞金で桜花賞に出走できる馬が多い。
つまりこの層もアネモネ組にはなりません。
チューリップ賞やクイーンカップ、フィリーズレビューなどを使います。
じゃあどういった馬か……
・これまで重賞で上位に入れなかった馬
・デビューが遅くなんとかアネモネステークスに出られた馬
強い(であろう)馬たちから漏れた
ちょっと足りない馬たち
+
なんとか桜花賞に間に合うかも?のワンチャン狙い
こういった馬たちがアネモネ組として桜花賞に臨むわけです。
アネモネステークスから桜花賞まで
わずか一か月……急激に他の馬をごぼう抜きするくらい成長するには、、
時間がないですよね。
また
上記の通り阪神1600mで行われる桜花賞は…
・阪神1600m/外回りコース
=直線長い、坂がある
・1200m~1400mベストのスピードに勝った馬でてくる
・気性が若い馬が出てくる
超タフなレースになりやすいです。
アネモネ組はこういったレースを
経験していない可能性が極めて高い。
言葉を選ばず言うなら…
アネモネステークスに出走している時点で
足りない可能性が極めて高い
そしてその通り桜花賞でアネモネ組は馬券になれていません。
とはいえ…
アーモンドアイのようなめちゃくちゃ強い馬が
故障などで出世がおくれ
なんとかアネモネステークスに間に合った!
……なんてケースならアネモネ組から
桜花賞勝ち馬が出る可能性はありますが、、、
そんな歴史的名馬になり得るなら
無理せずNHKマイルカップやオークスに照準を合わせるのでは?
以上が桜花賞でアネモネ組が好走できない理由です。
桜花賞のトライアルレースとしては
G2フィリーズレビュー(阪神1400m・内回り)があります。
チューリップ賞の翌週に行われるレースです。
チューリップ賞が桜花賞と同じ
阪神1600m・外回りで行われるいっぽうで
・距離が短い
・桜花賞まで1週間間隔が狭い
フィリーズレビューを使う理由は何でしょうか?
ちなみにフィリーズレビュー組は
2013年から2022年10年間の桜花賞で…
■2022年
3着ナムラクレア
■2017年
1着レーヌミノル
■2016年
3着アットザシーサイド
3頭がフィリーズレビュー組として馬券になっています。
ナムラクレアが出世頭で
最もわかりゃすい例ですが…
1600mは本質的に距離が長い馬が
/
でも何とかならんもんか!
\
という馬がフィリーズレビューに出走してきます。
だからチューリップ賞組よりも
距離に壁があるスピードに偏った馬たちですね。
表現が非常に難しいのですが
1600mは「やや」距離は長いタイプの馬に関しては
展開次第で桜花賞で好走する可能性があります。
というのも…
1200mはスタートからダッシュして
最後まで一気に駆け抜けるレースがある
1600mは一度息を入れて脚を溜め
直線の末脚を伸ばすレースが基本。
「この中間」の1400mという距離は
息を入れる間もないけれど一気に駆け抜けるには距離が長い
↑難儀な距離なんです。
だから「耐えきる」スタミナも最低限問われます。
余談ですが1400mは
ダート→芝の馬が好走しやすい距離です。
これは今説明した通りスタミナ・馬力が問われるから。
……話を戻します。
こうした事情からフィリーズレビュー組は
・スピードはある
・その上でなんとか阪神1600m走れる
こういった馬なら展開次第で馬券には十分なれるといえます。
「個」の判断が必要になりますが
重要なポイントなので覚えておいて損はないですよ(`・ω・´)
桜花賞においてはフィリーズレビュー組>アネモネ賞組が基本です。
まあそんなこと分かっていますかね(笑)
ーーまとめーー
桜花賞のデータとして馬体重の考え方
・体力も問われるから馬体重=場格あった方がよい
・でも重すぎてもスピード不足では意味がない
これを大前提として
馬体重が軽い馬であっても
阪神1600m×タフなレースを最後まで走る体力がある馬は買える。
馬体重はあくまで体力の指標の一つにしか過ぎない。
また桜花賞におけるアネモネ組、
フィリーズレビュー組の考え方は…
・アネモネ賞に出ている時点で察しろ!
・フィリーズレビュー組は距離延長耐えられるか個をみろ!
です。
【参考記事】
・桜花賞2023消去法予想・データ傾向から穴馬を探る!
こちらで詳しく桜花賞を解説しています。
合わせてご活用いただけると幸いです。
ーーあとがきーー
・人気馬の嫌い方→高配当に繋がる
・穴馬の拾い方→高配当に繋がる
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ちなみに予想も不定期で配信して
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