競馬 予想

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競馬におけるトラックバイアスは当日の予想をする上でも役つし、「後の予想」にも役立てることができます。

 

その一例として良いサンプルがあるのでご紹介します。

芝の馬場トラックバイアスを活かす

競馬予想において、

 

「内の馬場が良いから、内を通るであろう馬を重視する」

 

これは予想の流れでテッパンのひとつです。

 

 

この状況でワザワザ外らかの差しをするであろう馬を選ぶことは「ドＭ」にしかできません（笑）

 

だって、外れる可能性高い馬なんだから。（気づいていないだけの場合はドＭとは言えないですね）

 

 

このように、

 

「目の前の予想にトラックバイアス活かす」

 

ことで良い的中に繋がったりします。

 

 

いっぽうで、

 

「のちのちのレースに活かしている人はほぼいない」

 

というオイシイ事実があります。今日の本題はココです。

記憶力？いやメモを残して後日に活かす

競馬は記憶のゲームです。

 

知っている・知らない・覚えている・覚えていない

 

で、当たる馬券／外れる馬券変わってきます。

 

 

今回、トラックバイアスが分かりやすい例として、2022年高松宮記念のレース後騎手のコメントをとりあげます。

 

これをみたら、「後日の予想に活かす」の意味が分かると思いますよ^^

 

それでは以下、3頭に騎乗していたコメントをご覧ください。

 

 

2022年高松宮記念

4着トゥラヴェスーラ／鮫島克騎手

「中京の今のトラックバイアスを考えて、インに潜り込むことを最初から考えていました。スタートを上手く出て、インに入って1200mピッタリの距離を走ることができました。勝ち馬にマークされるような形になりましたが、最後までしっかり走ってくれました」

 

 

5着メイケイエール／池添騎手

「内が有利の馬場で、今日の結果はしょうがない感じです。あれ以上内には行けません。直線ではこの馬だけ外から伸びています。馬は落ち着いてレースに臨めるようになり、我慢できるようになっています。力負けはしていません。悔しいです」

 

 

12着グレナディアガーズ／福永騎手

「内を回ってきた馬が勝ったレースです。外枠からあれ以上内には行けません。スタートから馬の雰囲気は良く、直線で一瞬伸びたのですが、止まってしまいました」

 

人気薄で好走してトゥラヴェスーラ、人気で凡走したメイケイエール、グレナディアーズの騎手コメントです。

 

 

これらをみて、この日の中京競馬場の馬場は

 

「内有利」

 

であったことは日本語が読めれば分かると思います。

 

 

前日も同じ状況だったのでこれを高松宮記念の予想に活かした方もいたと思いますが、「そこまで」の人が多いです。

 

 

需要なのはここから。

 

つまり、この日（前の日もそうですが）

 

・内を通って好走した馬はどんなに強い競馬をしたとしても「向いた」面がある
・外を通手凡走した馬は見どころが無かったとしても「情状酌量の余地」がある

 

これを次の馬券に活かす、ということです。

 

前者は勝ち方が見事だったら次走人気を背負うことになるでしょう。

 

後者は人気を落とす可能性が高いです。

馬券をギャンブルとして買う以上、どちらに魅力を感じますか？

注意点

ただし、トラックバイアスを考える上で注意点もあります。

 

それは「展開次第」も確実にあるという事です。

 

たとえば、外を通った馬が上位を占めたレースがあったとします。

 

「よし、外が伸びる馬場ダー！」

 

…と安易に考えると怪我をする可能性があります。

 

 

例えばそのレースが超ハイペースで内を通った馬が逃げ馬の集団だったらどうでしょう？

 

外から差してきたのは馬場が良いからではなく「内の馬が勝手に潰れただけ」と言えるのではないでしょうか？

 

 

また、内を通った馬が上位に来たから

 

「よし！内が伸びる！」

 

…も危険です。内を通った馬が人気馬たちで外を通った馬が人気薄のそもそもノーチャンスの馬だったら？

 

 

基本的には、

 

・人気馬が凡走した理由
・穴馬が好走した理由

 

あたりを探っていく中で見つける事、また1レースではなく何レースも同じような結果が続くことで見えてくるものがトラックバイアスです。

 

 

気を付けないとケガをしますからね！

 

 

ちなみに先に例として挙げた高松宮記念は、

 

穴馬で好走したトゥラヴェスーラは内を通り、人気馬で凡走した2頭は外を通りました（勝ち馬ナランフレグも内を通りました）。

 

これはトラックバイアスがあったというには十分。

 

少なくてもこの土日の芝レースで内を通って好走した馬は自走過剰評価に注意、外を通って負けた馬は情状酌量の余地あり、です。

 

 

逆をいうとトラックバイアスが効いている中で、外を通って豪快に差し切った馬は、端的に強い馬である可能性があります。

 

 

こうやって、妙味ある馬を見つけ、怪しい人気馬を嫌い、力がある馬を探していく材料にトラックバイアスは使えるのです。

 

参考になれば幸いです！

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