差し馬の内枠は有利だと思いますか?
不利だと思いますか?
結論を先に言うと
「状況次第」「その馬次第」です。
この記事でしっかりと解説するので参考にしてください!
姉妹記事:逃げ馬の外枠は不利か有利か
差し馬が内枠に入った場合の有利なケースをご紹介します。
そもそも内枠なので、
・距離ロスが少ない
これは差し馬に関係なく内枠が有利、内枠のメリットです。
競馬は陸上トラック競技のように、スタート位置が斜めに(外枠が前に)設定されず、横並びのゲートです。
外枠の馬は脚質にもよりますが、外外を通ります。
直線の競馬でないくコーナーがある以上、
内側を通ったほうが距離ロスがなく最短距離を走れる。
これは内枠のメリットですね。
そのため、開幕したてで馬場が綺麗な状態の競馬場では、内枠ばかり(内を通った馬ばかり)が上位にくることがあります。
また、似たような理由で、
・スローペース
の場合、距離ロス=余計に多くの距離を走ると前を捕らえきれないことがあります。
その為、内枠であることがメリット・有利となると言えます。
(そもそもスローペースで差し馬の時点で厳しい面もあるので、外枠よりは内枠の方が良いという相対評価です)
これらは冒頭でお話した、差し馬の内枠が有利か不利かの「状況次第」ですね。
では逆に、差し馬の内枠が不利なケースについて解説していきます。
・馬ごみが苦手な馬
馬にはそれぞれに個性があって、周りの馬にはまったく動じない馬もいれば、
/
ひー!なんだこいつら!俺のこと囲んでくるイヤダイヤダ(; ・`д・´)
\
というタイプもいます。
こういった、差し馬の場合は「包まれた時点で終わり」です(逃げ馬ならそのまま逃げてしまえば包まれるリスクは低いです)。
どういった馬かを覚えておく必要がありますね!まさに「その馬次第」です。
・ダートレースの内枠差し馬
これも上記の不利なケースとにていますが、ダートレースの場合は…
前の馬が蹴った砂を被る(かかってしまう)というイベント(?)が生じます。
/
ぐおっ!ペッペッ!砂かけんじゃねーよ(; ・`д・´)
\
と戦意喪失する馬も「普通に」います。
これもその馬の特性を知らないと分からない事ですね。
・小回りコースの内枠差し馬
これは「特に芝小回りコース」で起こる事です。
小回りコース、さらに開幕したてだと内の馬場がピッカピカ、綺麗な馬場状態です。
つまり、多くの馬が距離ロスなく走れる内ラチに近いところを走ろうと、外→内と入ってきます。
結果、内に押し込められ動きがとれなくなる、不利を被る、となります。
有名なのは2016年スプリンターズSのビッグアーサーでしょうか。
1番人気で1枠1番、リスクしかない状況です。
実際、直線多くの馬が「出してなるものか」と内に押し込め12着惨敗。
当時騎乗していた福永騎手をたたく頭の悪い人がいましたが、はっきり言えばあんなリスクある状況で「買ったソイツが悪い」だけです。
・内の馬場が悪い時
芝レースで開催が進むと、内の馬場が悪くなっていきます。
こういうときに内枠の差し馬は外に出さない限りずっと悪い馬場=走りにくい、体力を消耗する馬場を走らされます。
当然、これは「不利」にあたりますね!
ちなみに、
内枠の差し馬がとる行動としては、
1,運よくぽっかり前or横が開くことを祈る
2,一度下げて外を回す
この2択です。
1番は本当に運任せ。
穴馬なら「開かなくてもしゃーない」と割り切れますが、それで詰まって動けないと……さきの福永騎手のように叩かれます。
しかし、2番の選択をすると、
一度下げる
外をまわす
という2つのリスクを背負うことになります。
まさに内枠の差し馬で人気馬の場合は「詰んでいる」局面です。
「どうせ」2番の選択を福永騎手がしたら「大外まわしてんじゃねーよ!」と言っていた方々です(笑)
ほんと、程度の低い方々ですねぇ…
(この記事をお読みの方は絶対にやらないでくださいね)
差し馬の内枠が有利か不利か、ビシッと言いきれないことは上記の通りまさに「状況次第」「その馬次第」です。
あえて言うなら、私は「不利」派です。
上記の通り、不利な要素が多いからという単純な理由です。
ただし、結局は、
「状況次第」「その馬次第」
です。
結局はこれが全てです(苦笑)
姉妹記事:逃げ馬の外枠は不利か有利か
ただ、上記ご紹介したことを当てはめて考えていけば分かる事なので参考にしてくださいね^^
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