フェブラリーステークス特徴
荒れる要素について解説していきます。
その年によってメンバーは違いますが
「フェブラリーステークスの予想基本」として
恒久的に当てはまるものなので
フェブラリーステークス予想のお役に立てれば幸いです。
もくじ
フェブラリーステークスの特徴として事実としての情報と
予想をする上で気を付けるポイントをまとめていきます。
まずは当たり前(過ぎる…)ですが
フェブラリーステークスが行われるのは
ダート東京1600mです。
これが……特殊条件という特徴があるって知っていますか?
せっかくなので
ちょっと考えてみてください!
………
……
…
はい。
そもそもJRAの競馬場は10場ありますが
ダートで1600mの設定があるのは東京競馬場だけです。
だけ。
他の競馬場は1200m、1400m、1700m、1800m~などがありますが
東京競馬場は1400m、1600m、2100m…
「距離」に関してオンリーワンの特徴があります。
これは単純に1400mより200m長く
1800mより200m短いという数字だけではないです。
これに加えて…
東京競馬場のダート=砂は
比較的スピードが出やすい馬場なんです。
オンリーワンの1600m×スピードが出やすい
この特徴に当てはまる馬と
適性がなく好走するのが厳しい馬に分かれます。
たとえばJRAのダートG1は
・フェブラリーS
・チャンピオンズカップ
と2つあります。
チャンピオンズカップが中京1800mで
フェブラリーSが行われる東京1600mと200mしか距離短縮なくあんまり変わらないじゃーーん!
ってことで安易に予想をすると
痛い目をみるということです。
チャンピオンズカップが行われる
12月のダート中京1800mは「タフで体力が問われます」。
ここで好走をしているからって
東京1600mの特徴とまったく違うコースなので…
フェブラリーステークスで好走できるとは限りません。
もちろん適性がフェブラリーSよりで
チャンピオンズカップは何とか好走しているという馬もいます。
コパノリッキーなどが分かりやすいでしょうか。
■フェブラリーステークス
2014年1着
2015年1着
2016年7着
2017年14着
と2勝しているいっぽうで…
■チャンピオンズカップ
2014年14着
2015年7着
2016年13着
2017年3着
見ての通り。
もちろん競馬なので相手関係もあるし
コパノリッキーは逃げ馬だからマークの厳しさにもよりますが。
逆に本来中距離タイプの馬で
チャンピオンズカップや1800m~がベストの舞台。
でもワンチャンG1だしなんとかならんか!
……で出走してくると、、、
「スピード不足でお話になりません」
人気薄ですが…
■2022年
サンライズホープ、スワーヴアラミスは
「何をどう考えても」中距離ベストでスピード不足→惨敗
■2021年
オーヴェルニュも
「何をどう考えても」中距離ベストでスピード不足→惨敗
オーヴェルニュは
前走でG2東海ステークス(中京1800m)を制していたので
6番人気と買いやすい馬でしたが
…フェブラリーステークスで買う理由はどこにもありませんでした。
(若いころの1200mなどは参考にはなりません)
単純だけど重要な
フェブラリーステークスの「舞台」的特徴です。
もちろん距離短縮組でも
1800mはちょっと長い(1700mベスト)馬も
その体力が活かせる展開になれば
チャンスは生まれます。
(ただしスピードは一定以上ないと厳しいですが)
いっぽうで…
フェブラリーステークスで距離延長となる馬。
有力どころはダート東京1400mの根岸ステークスから
フェブラリーステークスに出走してくる馬たち。
そもそも根岸ステークスは
数少ないJRAのダート短距離重賞です。
1200m~1400mは…
・1月根岸S/1400m
・7月プロキオンS/1400m 2022年、2021年年は小倉1700m
・12月カペラS/1200m
これだけ。
その割に1200mのレースは
数多く行われているので…
根岸ステークスには
1200mがベストの快速馬も「もしかして」として出走してきます。
その結果ペースが締まったものになり
差し馬が上位に来やすい…
「こういった」レースを経験した馬が
1400m→1600mでフェブラリーステークスに出走してきます。
この距離延長組の特徴は…
・1400mはギリギリの1200mベスト
・1400m専用機
・1400mベストだが1600mもなんとか走れる
・1600mベストだが1400mもなんとか走れる
こういったタイプに分けられます。
優先的に検討をしたいのが
下2つのタイプですね。
フェブラリーステークスでペースが流れる
=タフなレースになると想定するなら
・1600mベストだが1400mもなんとか走れる
このタイプじゃないと最後まで脚が持たないですし。
(この場合距離短縮組の体力が活きる可能性高い)
ある程度落ち着いた流れになるなら
・1400mベストだが1600mもなんとか走れる
このタイプにもチャンスが生まれます。
このように「前走距離」だけをとってみても
距離短縮・距離延長で特徴が大きく分かれます。
そして当然ながら…
東京1600mは最後の直線の距離が長いので
最後まで脚を使う持続性も問われます。
スピードと持続性……
あい反する言葉のように感じるかもしれませんが
小回りコースのような
先行力が活きるような特徴ではなく。
オンリーワンの1600m×スピードが出やすい条件
かつ直線が長いとなれば…
「スピードと持続性」が問われるのも
納得がいくのではないでしょうか。
シンプルにいうと元も子もないですが
スピードがある強い馬…が勝ち切るレース。
逆をいうと2,3着なら??
フェブラリーステークス荒れる要素を解説していきます。
先ずはフェブラリーステークスが
荒れる傾向があるのかどうかみてみましょう。
■2022年
1着カフェファラオ/2番人気
2着テイエムサウスダン/5番人気
3着ソダシ/4番人気
■2021年
1着カフェファラオ/1番人気
2着エアスピネル/9番人気
3着ワンダーリーデル/8番人気
■2020年
1着モズアスコット/1番人気
2着ケイティブレイヴ/16番人気
3着サンライズノヴァ/3番人気
■2019年
1着インティ/1番人気
2着ゴールドドリーム/2番人気
3着ユラノト/8番人気
■2018年
1着ノンコノユメ/4番人気
2着ゴールドドリーム/1番人気
3着インカンテーション/6番人気
■2017年
1着ゴールドドリーム/2番人気
2着ベストウォーリア/5番人気
3着カフジテイク/1番人気
■2016年
1着モーニン/2番人気
2着ノンコノユメ/1番人気
3着アスカノロマン/7番人気
■2015年
1着コパノリッキー/1番人気
2着インカンテーション/5番人気
3着ベストウォーリア/3番人気
■2014年
1着コパノリッキー/16番人気
2着ホッコータルマエ/2番人気
3着ベルシャザール/1番人気
■2013年
1着グレープブランデー/3番人気
2着エスポワールシチー/9番人気
3着ワンダーアキュート/7番人気
フェブラリーステークスは「大荒れ」とまでは行きませんが
年によっては荒れる年もあります。
ですが2014年から2021年までは
1番人気が8年連続で馬券になるなど…
適性があって能力が高い(と思われている)馬なら
普通に好走してくるといえます。
また1~3番人気の馬が
一頭も馬券になれていない年は過去10年でありません。
(2023年時点では25年さかのぼってやっとです。)
とはいえ…「荒れる」の基準を
3連複100倍以上、馬連50以上としてみてみると…
■2022年
1着カフェファラオ/2番人気
2着テイエムサウスダン/5番人気
3着ソダシ/4番人気
3連複16,200円
■2021年
1着カフェファラオ/1番人気
2着エアスピネル/9番人気
3着ワンダーリーデル/8番人気
馬連6,620円、3連複24,940円
■2020年
1着モズアスコット/1番人気
2着ケイティブレイヴ/16番人気
3着サンライズノヴァ/3番人気
馬連36,320円、3連複95,310円
■2014年
1着コパノリッキー/16番人気
2着ホッコータルマエ/2番人気
3着ベルシャザール/1番人気
馬連84,380円、3連複55,360円
■2013年
1着グレープブランデー/3番人気
2着エスポワールシチー/9番人気
3着ワンダーアキュート/7番人気
馬連10,330円、3連複16,150円
過去2023年時点では過去10年で
5回「フェブラリーステークスは荒れる」結果となっています。
うち2回は16番人気の大穴が馬券になっているので
やや特殊ケース…かも知れませんが「事実」の結果ですから無視はできません。
荒れる年の「形」としては
・1番人気の凡走
→2022年、2013年
・穴馬2頭の好走
→2021年、2013年
・大穴馬の好走
→2020年、2014年
と、一般的な荒れる条件と同じですね。
フェブラリーステークスが荒れることを期待するなら…
上記の3パターンの条件に
当てはまるかどうかを考えることが重要です。
2023フェブラリーステークスの出走馬に関しては
→フェブラリーステークス2023消去法予想で穴馬をアナログで探る
こちらの記事で今回の内容をおさらいしつつ書いています。
合わせてご参考にしてください。
フェブラリーステークスが荒れるかどうかを考えるポイントとしては…
・人気馬の凡走
・穴馬の好走
を考える必要があります。
/
何を当たり前のことを!(`・ω・´)
\
ではありますが、、
人気馬の凡走の上に
穴馬の好走が成り立つわけですから…大事じゃあないですか?
先ずは1~3番人気馬が怪しいかどうか。
怪しいのは1頭か2頭か。はたまた3頭か。
脚質に偏りはないか。
東京1600m適性はあるのか。
「人気馬はなんとなく強そうに見える」かもしれませんが…
よーくみてください。
1番人気、2番人気、3番人気の
ワンツースリーは過去10年で一度もありません。
(1,2,5番人気などはありますが)
だからあなたが強そうと考える
1番人気、2番人気、3番人気は誰かしら凡走しているわけです。
ちなみにフェブラリーステークスに限らず
「均すと7%程度しか」1番人気、2番人気、3番人気のワンツースリーはないんですよ。
だから、気合をいれて
凡走する人気馬を探すことが大事。
そしてその凡走しそうな人気馬と
逆の適性を持つ穴馬を引っ張り上げる。
・差し遅れそうな差し馬
→先行馬から穴馬を探す
・適性が微妙(スピード不足)
→東京1600m適性ある穴馬を探す
などですね。
こうやって競馬予想をしていきます。
強い馬誰かなー
じゃ荒れるレース・高配当は獲れません。
その強いが負ける状況を探す。
その状況を活かす穴馬を探す。
そうすることで荒れるレース=高配当を当てられるようになるんです。
……めんどくさいですね(笑)
でもそれが競馬の面白さでもあるんです(・ω・)ノ
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・人気馬の嫌い方
・穴馬の見つけ方
など、高配当をとるハウツーをお届けしています。
ご興味があったらご覧ください^^
それでは…
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