馬単ボックスが最強とは口が裂けてもいえない理由

  • twitterへのtweet
  • はてなブックマーク
  • 人気ブログランキング

馬単ボックスが最強!とは口が裂けても言えません。

 

「馬券は正しく使わないと損」

 

もちろん「結果的に」馬単ボックスが正解ということもあるでしょう。

 

でもほどんどの場合は損をしている。

最強どころではないですね(`・ω・´)

その理由を解説していきます!

 

馬単ボックスとは?

まずは馬単ボックスとはどういった馬券の買い方か。

 

競馬に慣れている方なら
当然の内容かも知れませんが大事な事。

 

 

そもそも馬単とは「馬連」のハードルを上げた
1,2着を順番通り当てる馬券です。

 

1着8番
2着3番

 

の決着だったときに

 

馬連は1,2着の順番を問わないので
馬連3-8を買っていれば的中。

 

いっぽう馬単は1,2着の順番を問う馬券なので
8→3を買っていたら的中。

 

つまり3→8番を持っていたらこれは不的中となります。

 

 

2頭を選ぶという意味では…

馬連1点(3-8)=馬単2点(3→8、8→3)

 

馬連と同じ意味合い(1,2着に選んだ馬が入線する)にするには
馬単は馬連の2倍の点数が必要になるということです。

 

 

馬単とはそういう馬券です。

 

その上で馬単ボックスとは…に戻ると。

 

選んだ馬たちの
1,2着組み合わせの馬券を全て買う馬券です。

 

これを馬連と馬単でみていくと…

 

3頭(A、B、C、D)選んだ場合

 

馬連:A-B、B-C、A-Cの3点
馬単:A→B、B→A、B→C、C→B、A→C、C→Aの6点

 

こうなります。

 

馬連1点に対して馬単は2点なので
3点の2倍=6点が3頭の馬連ボックス点数となります。

 

4頭馬単ボックスなら12点(馬連6点)
5頭馬単ボックスなら20点(馬連10点)
6頭馬単ボックスなら30点(馬連15点)

 

このような点数となっています。

 

まず、この基礎基本を理解した上で
馬単ボックスが最強という発想を叩き潰して(!)いきます。

 

馬単ボックスは最強じゃない!

馬単ボックスは最強じゃないです。

 

そもそも何をもって最強というかですが(苦笑)

 

確かに馬単ボックスは
馬単「流し」より当たりやすいです。

 

一頭の軸馬が凡走してしまったら
外れとなってしまう流し馬券より

 

選んだ馬たちの中から2頭が
1,2着になってくれれば当たる馬単ボックスの方が

 

「当たりやすい」という点では最強……と言いたくなる気持ちも分からなくはないです。

ですが

 

 

そもそも馬単で損をしている可能性が高い方
多いんですよね。

 

先ほど馬単は馬連の2倍の点数というお話をしました。

 

(ボックス前提なので)

 

馬単の点数は馬連の2倍です。

 

予算200円の時
馬連:1点×200円=200円
馬単:2点×100円=200円

 

見た目のオッズの話ではないですよ

見た目のオッズなんて意味はなく

 

当たった時に馬連は200円の的中
馬単は当たった時に100円の的中

 

馬単は馬連の2倍の配当つなないと
実質的に馬連より損をしていることになります。

 

 

そして「馬単は馬連の2倍配当がつかない事の方が多い」です。

 

つまり馬単ボックスは
馬連より損をする回数の方が多いと言えます。

 

 


なんで馬単は馬連の2倍のオッズにならないのー?

 

このように考えるかたは
もうちょっと馬券の勉強が必要です。

 

 

ヒントは…

オッズは大衆がつくるもの

 

……

 

そう、「みんなが」強いと思う馬がいれば
馬単で1着にその馬をおいて馬券を買います。

 

するとその馬が1着の馬単は
よく売れるため配当が安くなっていきます。

 

 

たとえばアーモンドアイを例にみてみると…

 

◆2020年ヴィクトリアマイル

 

1着アーモンドアイ(1番人気)
2着サウンドキアラ(4番人気)

 

馬連:750円
馬単:950円

 

これってアーモンドアイ1着の馬単を買うのは
馬鹿らしくないですか?

 

 

仮に先ほどの予算200円で表すと…

 

馬連:200円×7.5倍=1500円
馬単:100円×9.5倍=950円

 

馬単は馬連の2倍どころか7割にも至っていません。

 

 

この例はアーモンドアイが
ダントツの1番人気だったので極端な例ですが

 

人気馬ほど勝つ可能性が高い競馬において
馬単が馬連の2倍以上のオッズになる回数の方が少ないもの。

 

 

もちろん確率的には
人気薄が人気馬をやっつける時もありますが。

 

それが17番人気だったら…
馬単ボックス最強!と言いたくなるかもしれませんね(笑)

 

ここらへんの馬単と馬連の関係に関しては

馬連と馬単マルチどっちがおすすめ?正しい使い方を解説!

 

こちらの記事でより詳しく書いています。

ぜひ今後の馬券のためにも読んでおいてください(`・ω・´)

 

あえて言う馬単ボックスの最強活用方法

「普通に言えば」馬単ボックスが
日常遣いにおいては最強とは程遠い理由は解説したとおりです。

 

しかし

なにごとも良い側面だってあるもの。

 

活用の道はあります。

 

ただしこの場合はかなりの予想力が必要です。

 

 

それは…

 

ダントツの1番人気が怪しかったり
人気馬が信頼おけない時

 

です。

 

 

つまり人気薄の馬が勝ち切って
人気馬をやっつける可能性が高い時です。

 

7番人気→1番人気
10番人気→2番人気
13番人気→1番人気

 

のような決着=人気馬が勝たないレースと考えるなら
「馬単」は馬連の2倍以上のオッズになるので「お得」と言えます。

 

 

最強かどうかはさておき。

 

 

例えば

 

◆2020年安田記念

1着グランアレグリア(3番人気)
2着アーモンドアイ(1番人気)

 

馬連:650円
馬単:2,840円

 

ダントツの1番人気アーモンドアイを
3番人気のグランアレグリアがやっつけた結果です。

 

 

こういうレースだったら
馬単ボックスでも良い結果だったと言えますね!

 

 

問題は「こういうレース」を見極められるか(`・ω・´)

 

ちなみに人気馬の嫌い方という人気コンテンツを
無料メルマガでプレゼントしています。

 

ご興味がある方は記事上か記事下の
無料メルマガ用の画像をタップして詳細ご覧ください^^

 

結局は…

馬単ボックスが最強かどうか…

 

結局は「使う側の問題」

 

↑これに付きます。

 

最後のチャプターの通り
馬単がお得になるタイミングで狙い撃ちできれば…

 

馬単ボックスは意味のある買い方と言えるでしょう。

 

 

いっぽうでやみくもに使うようなら…
馬連ボックスの方が明確にオススメできます。

 

ダントツ1番人気が怪しいと思って
仮に1,2,6,8,9番人気の馬単ボックスと買ったとします。

 

1番人気がかってしまったら損。

 

よし!6番人気が買った!!!

 

この時6→1番人気や6→2番人気なら
馬単は馬連の2倍以上の配当がつくでしょう。

 

 

でもせっかく6番人気が勝っても

6→8番人気や6→9番人気の決着だと……

馬単は馬連の2倍の配当はつかないでしょう。

 

 

見た目のオッズではなく
リターンとして損することになります。

 

ここまで読めば馬単ボックスが最強とは
口が裂けても言えないと納得いただけたでしょうか。

 

…でもね。

 

夢がある馬券だとは思うんです。

 

 

ダントツの1番人気が大敗して
12番人気→4番人気決着の馬単なんて

 

十万馬券にだってなるでしょう。

 

結局は「使い方次第」で。

 

その使い方は時と場合
その時と場合は予想力から見えてきます。

 

 

楽はないです。

 

しっかりと競馬の、馬券の勉強をして楽しんでいきましょう!

 

  • twitterへのtweet
  • はてなブックマーク
  • 人気ブログランキング

コメントフォーム

名前 

 

メールアドレス 

 

URL (空白でもOKです)

 

コメント

管理人プロフィール

IKU

IKU

結構当たるのでSPAさんのギャンブル企画で取材されたりもしました。 ◆馬券スタイル:高配当ねらい 競馬が本当に好きなかた、お気楽に絡んでくださいー

最近の投稿